(3月15日)
大正、昭和の京都画壇において文人画家として知られた日本画家、橋本関雪(1883-1945)。
四条派を学び、一時は、竹内栖鳳に師事するが後に離れ、孤高の中でその天分を大きく伸ばす。
父は海関、母は松渓と号し、共に漢籍に通じ、書画を能くし、美術品に鋭い鑑識眼を持っていた。
その両親の影響を受け、関雪は、幼い頃より漢学を学び漢詩を作っていた。
彼の作品の多くは、中国の古典に想を得たものである。
又、昭和に入ってからは動物の名品を多く残した。
彼は、大正5年(1916)、銀閣寺畔に白沙村荘と名付けた広大な邸宅を造った。
広大な敷地には、関雪が暮らした屋敷や画室、夫人のために作った茶室などがある。
(資料より)