山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」は、私のベストテン映画の一つだ。
私の変わったクセで、気に入った映画は何度でも見る。
清兵衛が、家族と一緒に朝御飯を食べるシーン。
沢庵が出てくる。タクワンだ。
その食べ方が、実に、茶懐石における「香の物」の食べ方だ。
勿論、清兵衛は貧乏下士、その食事は禅僧の如くである。が、私が言いたいのは、その作法だ。
飯を食べた後、茶碗に湯を入れ、沢庵で汚れをぬぐい清めるというシーンだ。
山田監督、やはり、小さなディテールにこだわる。
素晴らしい。。
*「香の物」は、元来一汁三菜の一つに数えられていたもので、懐石にはなくてはならない一品である。
沢庵を主にして用い、これに季節の香の物を一、二種取り合わせる。沢庵には裏に隠し包丁で切り目を入れる。
これは、客が食べやすいようにとの心遣いであり、又、飯をいただいた後で汚れた器を清めるためでもある。
*沢庵の切り方: まず皮をそぎとる、裏側に斜めに細かく包丁目を入れる、表に返し、中間に包丁目を入れ、斜めに二センチ幅に切る
(「懐石料理」千 澄子、世界文化社)
茶懐石、社中で、数回経験しているが、沢庵の切り方も、盛り付けもなかなか難しい。。
そう簡単にはいかんのです。。
たかが沢庵、、されど沢庵、、
私の変わったクセで、気に入った映画は何度でも見る。
清兵衛が、家族と一緒に朝御飯を食べるシーン。
沢庵が出てくる。タクワンだ。
その食べ方が、実に、茶懐石における「香の物」の食べ方だ。
勿論、清兵衛は貧乏下士、その食事は禅僧の如くである。が、私が言いたいのは、その作法だ。
飯を食べた後、茶碗に湯を入れ、沢庵で汚れをぬぐい清めるというシーンだ。
山田監督、やはり、小さなディテールにこだわる。
素晴らしい。。
*「香の物」は、元来一汁三菜の一つに数えられていたもので、懐石にはなくてはならない一品である。
沢庵を主にして用い、これに季節の香の物を一、二種取り合わせる。沢庵には裏に隠し包丁で切り目を入れる。
これは、客が食べやすいようにとの心遣いであり、又、飯をいただいた後で汚れた器を清めるためでもある。
*沢庵の切り方: まず皮をそぎとる、裏側に斜めに細かく包丁目を入れる、表に返し、中間に包丁目を入れ、斜めに二センチ幅に切る
(「懐石料理」千 澄子、世界文化社)
茶懐石、社中で、数回経験しているが、沢庵の切り方も、盛り付けもなかなか難しい。。
そう簡単にはいかんのです。。
たかが沢庵、、されど沢庵、、