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彦四郎の中国生活

中国滞在記

中国人留学生が、私の故郷「福井県」へ来る―日本の「海」・日本の「山河や水田」・「温泉」―

2015-08-27 04:27:17 | 滞在記

 中国の小中学校は、7月上旬から夏休みに入る。8月31日までが夏休みとなるので、日本の夏休みより少し長い。9月1日から、新しい学年が始まる。(秋入学)
 この京都も、夏休み期間に日本を観光する中国人家族連れが多くみられた。欧米人たちも多い。

 ここ2・3年の中国人観光客の急増にともなって、最近 京都市内に少しづつ増えてきているものがある。それは、祇園や先斗町などの飲食店の「中国語で書かれたメニュー」である。日本製たばこの「中国語紹介」も三条大橋近くのタバコ屋さんで見つけた。「和平」と「七星」。それぞれ、「ピース(Peace)」と「セブンスター」の中国名である。日本最高級タバコとして、1箱「1000円」の「The Peace」が紹介されていた。確かに、このタバコは素晴らしい。「濃厚・香醇」と中国漢字で紹介されているが、その通りの煙草だ。私も、これを中国人への贈り物として使うこともある。タバコ好きの多い中国人でも、そのおいしさに驚く。タバコの箱(カンケース)もきれいなので、まさに世界の愛煙家に愛されるだろう一品だと思う。
 長年つきあいのあるフィリピン人「モニカさん」から連絡があった。「4月から日本きてる私の弟、8月22日に フィリピン 帰るね。寺ちゃん会ってほしいよ。」 彼女は、フィリピンパブで働いている。来日してから12年目。マニラの近くの街に生まれ育った9人兄弟姉妹の5番目。日本人との間に生まれた娘も、誕生から ほぼ一人で育て続け もう小学校2年生になった。娘は、日本語もフィリピン語もできるバイリンガルに育っていた。昼は、「ラブホテルの清掃員」、夜は「フィリピンパブ」で働くモニカは、一人で娘を育てながら、故郷の家族の生活も支えている。立派なものだ。彼女の弟は、8番目と紹介された。

 8月21日(金)と22日(土)に、二泊三日で 中国人留学生の林さん(9月より立命館大学大学院生)が、私の福井県の故郷の家に来た。22日(土)には、私の娘も家に来た。2人は、旧知の間柄。
 私の故郷は、福井県南越前町糠というところ。越前海岸に面する漁村。冬になると水仙が群生し、蟹がよく獲れる。天気がいいと、京都府の丹後半島や鳥取県の山陰海岸がよく見える
 22日の夜に、近くの「温泉」に林さんを連れて行った。「ゆうばえ」という海に面した天然温泉だ。湯は少し塩分が混じっている。中国人は、温泉に入る時は、水着を着用する。男女とも裸で入るということは、絶対しない。初めての日本の大衆風呂(温泉)体験。入浴後に感想を聞いてみたら、「とてもとても恥ずかしかった。」ということだった。
 翌日、「東尋坊・雄島」や「越前岬・呼鳥門」の越前海岸、武生(越前市)の紫式部公園や廬山公園(村国山)などに案内した。透き通った日本海の海、水田と町並みが美しい越前平野を見せることができた。
 21・22日は、秋雨前線の停滞や台風接近の影響もあり、日本海の美しい夕日や星空を見せることは残念ながらできなかった。ちなみに、中国では、「海に沈む夕日」を見ることができるところは ほとんどないようだ。中国の海岸は、東に面しているからだ。山東半島と遼東半島の西側では、一部地域の海岸で見られるかもしれないが--。日本の海岸は、変化に富んでいるし、水も透明度が高くきれいだとおもう。中国で最も変化に富んだ福建省の海岸と比べても、日本の海岸は段違いに美しい。越前海岸は、「国立公園」ではなく「国定公園」だが、中国人観光客がこの海をみたら、美しさに感動するように思う。

 22日(土)、夜に友人・松本君の家(渓流荘)に、娘も合流して3人で行った。もう一人の友人・山本君も来てくれていた。2人は 友人たちから、いろいろと質問も受け会話もはずんでいたようだが、私は途中で 酔って眠ってしまった。帰りは、「代行運転」を頼んでくれたようだ。
 翌日の23日(日)、越前町の「今庄宿」に立ち寄り、「今庄・越前そば」。午後、敦賀半島にある「水島(※日本海のハワイとも言われる)」に船でわたる。夜に、京都に戻った。






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