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彦四郎の中国生活

中国滞在記

卒業論文答弁会(発表会)が行われた(5月10日)—ようやく今年度の卒論指導も終えることができた

2025-05-19 11:42:27 | 滞在記

 5月10日(土)午前8時半から4時間、40人余りの4回生たちと9人の外国語学部日本語学科の教員たちによる「卒業論文答弁会(発表会)」が行われた。卒業論文発表会は3つのグループ(①言語翻訳、➁言語文化、➂文学・文化)に分かれて、それぞれの教室で行われた。

 一人一人の学生が、卒業論文の概要を発表。それぞれの発表に対して教員から3~4つの質問が行われ、その後に質問に関する答弁を行うという形式。

 私は「文学・文化」グループの指導教員としてこの卒業論文答弁会参加に参加した。思えば、昨年の10月から複数の担当学生を指導し、この日でその指導がようやく終了した。膨大な資料作成も必要だった卒業論文指導だった。この日の答弁会では、教員たちは前日までに各学生たちの卒業論文の全文を査察評価(点数及び評価コメントを書く)、さらに学生たちの各発表及び答弁に対しても評価(点数)する。この答弁会には、3回生たち15人余りが参加し、質問答弁の記録・時間測定・評価点の集計などの手伝いをした。

 そして、この日の発表・答弁会などで評価の最も高かった学生4人が選ばれた。(優秀論文)  そして、この4人はさらに、5月14日(水)に答弁会が行われ、最優秀論文が選ばれた。

 私のグループでの卒業論文としては、「芥川龍之介の小説における仏教観念につて」、「中島敦の中国題材翻案作品に関する研究—古俗における『盈虚』『牛人』『名人伝』を中心に」、「日本の和食の特徴と栄養価・健康性に関する研究」などは優れた卒業論文だった。

 卒業論文答弁会が終わった日、4回生の康楽天さんから「先生、一緒に食事と乾杯をしたいのですが」と申し入れがあったので、翌日の11日(土)の夜7時に、福州市内の日本料理店「古都」で会うことになった。康さんは親しい3回生の師さんを連れて古都にやってきた。

 康さん(四川省出身)の卒業論文は、「中国人学習者の日本語のオノマトペに関する習得研究」(A429ページ)。一読して、学部生としては、かなり優れた研究論文だった。彼は3回生の時に1年間、広島大学に交換留学をしている。卒業後は、今のところ広島大学、神戸大学、立命館大学などの大学院留学試験を目指しているので、さまざまなアドバイスをした。


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