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彦四郎の中国生活

中国滞在記

立命館大学の紅葉―真紅のもみじの紅葉は一見の価値ありか―三連休、京都は全国からの人の波

2020-11-23 15:46:09 | 滞在記

 京都大学吉田キャンパスの種々の大木の紅葉群にははるかに及ばないが、立命館大学衣笠キャンパスの何箇所かにあるもみじの紅葉は、それはそれで見事に美しい。ほぼ真紅のもみじの紅葉が見られる。特に時計台がある存心館前の真紅のもみじは一見の価値あり。図書館近くの「未来を信じ 未来に生きる」(末川博)の言葉の石碑の背後にある一本のもみじの紅葉も美しい。

 11月18日(水)、立命館大学大学院言語教育研究科に留学している呉優君に会うために立命館大学に行った。数日前から日本のNEC製のパソコンのOFFECE機能が「中国のインターネット会社のアプリ機能」に勝手に乗り移られて、なんでもかんでも中国語表示となり、授業準備ができにくくなってしまって困ってしまっていた。そこで、呉君に前日に連絡して午後1時に立命館大学で会うこととなった。大学院生たちの研究室棟で私のパソコンを見てもらい、中国の困ったちゃんアプリを除去してもらい、元の機能が回復できた。

 呉君は私が勤める中国福建省の閩江大学の教え子ではない。立命館大学大学院に留学していた私の教え子の友達だ。湖北省武漢市の出身で、華中師範大学の卒業生。新型コロナウイルス感染拡大で都市封鎖が最初に行われた・武漢にある大学だが、呉君はもう1年半間あまり中国には戻っていない。今、大学院2回生で、日系企業への就職が内定しているので、来年の3月には中国に2年ぶりに戻り、内定している日系企業で働くこととなっている。

 存心館横の独立研究科事務室や大学院教室のある創思館も真紅のもみじに囲まれる。

 また、歴史都市防災研究所のある建物の庭のもみじの大木も美しく紅葉する。「2020年度 中国通チャレンジバトル 12月12日(土)  創思館カンフォレンスルーム 14:00-17:00」(主催 立命館孔子学院)の立て看板があった。コント・写真・歌・スピーチ・書道・絵画など、中国に関連したものであれば、参加応募ができるようだ。

 立命館大学には今年の8月以降来ていなかった。立命館大学の研修員の籍があるので、図書館なども利用できるのだが(大学院生や研修員は100冊まで借りることができる。貸出期間は3カ月ほど)、コロナウイルス感染拡大の影響で、図書館には事前予約をしないと入館ができなかった。10月になって予約をしなくても入館や貸し出しが可能になったようだ。久しぶりに図書館に入館したが、この日は書籍は借りなかった。

 大学院講義室のある創思館の事務室の近くの掲示板に、言語教育研究科の後期授業(講義)一覧表が貼られていた。それを見ると、「卒業論文各教員のゼミ」の授業は15の教員のゼミのうち13が遠隔授業(オンライン)、2つが対面と遠隔のミックスだった。一般の授業では44授業のうち、23がオンライン、11が対面。対面の普通授業は25%ほどの実施率となっていた。まだまだオンライン圧倒的にが多いのが実情となっているようだ。

◆同志社大学や同志社女子大学の今出川キャンパスや洛北にある国立・京都工芸繊維大学や京都府立大学なども樹木の紅葉が美しいかと思う。日本の大学ではやはり北海道大学のキャンパスの大木の紅葉群はみごとなりだった。他に、東京大学の本郷キャンパスなども大木の紅葉がみごとかと思う。

 1日間の新規コロナ感染判明者が大阪で490人と発表され、全国では2168人との報道がされることとなった3連休の中日(なかび)の11月22日(日)、京都市内に午後でかけた。平安神宮のある岡崎公園エリアの京都勧業館(みやこメッセ)で、京都市右京区京北町の「妻の兄の妻(義理の兄嫁)」の陶芸作品が展示されているのを見くためでもあった。

 京阪電鉄三条駅で下車し、市内バスで岡崎公園に行こうと思ったら、バス停にはなんと50人余りの人が並んでいた。例年、桜の時期と紅葉の時期、特に紅葉の11月下旬には観光客などでバスは満員となることが多い。しかし、この並んでいる列の人数の桁違いの多さには驚いてしまった。バスに乗ることを諦めて、20分ほどかけて岡崎公園まで歩くことにした。

 勧業館前の紅葉が美しかった。館の入り口付近には源氏物語の源氏と紫の君の石像が置かれていた。

 「こんなん創(つく)っ展」―"京都伝統工芸大学校で学んだ円熟世代が集う"の作品展会場に兄嫁もいた。この日は受付当番だったようだ。彼女は白い陶器を出展していた。

 岡崎公園からバスに乗ろうとしたが、「満席のため次のバスにしてください」と運転手からのアナウンス。バスに乗ることを諦めて、また三条大橋方面に歩いて帰った。新京極のアーケード商店街は通行もままならないくらい人の波で溢れかえっていた。歩き疲れたので河原町三条にある喫茶「六曜社」で、読書しながら疲れを休め、久しぶりに丸善書店に立ち寄って帰宅した。

 この日、京都市内はすごい人出だった。大阪からも東京からも、全国から観光客が京都に押し寄せたという感がある。コロナ感染拡大での2週間後の感染者数の発表(12月6日頃)が心配にもなった。11月22日、京都の新規感染者数は24人、東京391人、北海道245人、他に100人以上は埼玉・神奈川・兵庫・愛知の各県。京都市内を歩いていても、ほぼ100%の人がマスクを着用していた。

 

 


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