陽気のいいせいか、そば前を楽しむお客さまが増えてきた。
そば前とは、そばを手繰る前に、ちょいと一杯酒を飲むこと。
居酒屋のない時代は、蕎麦屋で酒を飲む、というのが、あたりまえだのクラッカー
だった。そばやのつまみといえば、卵焼き、焼き味噌、いたわさ、といったところが定番だ。
昨日は常連さんが、天井を見せたいから、といって、中学時代の同級生をつれてこられた。
天真庵の建物は、東京大空襲の時に焼けて、建築事務所をやっていた栄吉翁が、その年に
東北から木材を集めて、立てた。そのなごりで天井に「能代」という焼き印がある板がある。
つまり、昨日の人たちは、秋田の能代出身の人たちだ。その当時は、木材は舟で運んだので、川
が入り組んだこの界隈を経由して、木場に木材が集まった。したがってこのあたりにも、いい木材
を扱う「銘木や」さんがいっぱいあった、天真庵のカウンターは近くの居酒屋で60年以上使われて
いた檜。夏目漱石が好きだった主人が、「草枕」にでてくる名文から「百尺」という名前をつけた。
それを読むと、カウンターが檜であることがわかる。昔の居酒屋の主人は、スゴイ。
今日は日曜日なので16時に閉店。最近そば打ちにはまった君が、少しはやめにきて、そばを打つ。
その後にベテランの女子たちがばんばん打って、その後にみんなで「鮨の研究会」。
二階では、近くのシェアハウスに住む若い女子たちが、着つけを習いにくるらしい。
今年の花火大会は、きっと浴衣美人で街がにぎわうことだろう。
明日月曜日の朝は「卵かけごはん」夜が「長屋で女史会」
水曜日木曜日が「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」
22日(日) タケシィ 三線(サンシン)らいぶ
演奏:タケシィ(三線)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
27日(金) MUSICA LIBERA TOKYO演奏:山根孝司(クラリネット)・大宅裕(ピアノ)・宮坂拡志(チェロ)19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き) |
29日(日) ぶらじりあん らいぶ (ブラジル音楽)演奏:阿部かよこ(ヴォーカル・ギター)・長澤紀仁(ギター)19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き) |