長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日は、中国語の勉強・ダメ中

2012-07-13 08:07:58 | Weblog
今日は「ダメ中」の日。
名古屋からまいこ先生がニーハオ、とやってくる。
この会の人は、勉強家が多い。大酒飲みも多いけど・・
書も、易も、お茶も中国からきた文化。中国語はちんぷんかんぷん
だし、政治的にもいろいろあって、近くて遠い国だけど、文化的には、大きな影響をいただいてきた国だ。

煎茶も煎茶道具も中国からやってきた。宇治の黄獏山万福寺を
つくった隠元和尚が、茶や禅や普茶料理(精進料理)なんかを日本に
伝えた。「いんげんまめ」もしかり。骨董屋にいくと煎茶道具が
おいてあって、いいものは、「これは、ワタリだよ」なんてことを
いう場合がある。中国から渡ってきたいいもののことを「ワタリ」という。
渡哲也も骨董屋の主人が「これ、ワタリの鉄や」といったのを所以にしている?ウソ。

ワタリの中でも、文人たちは、朱泥(しゅでい)の急須にあこがれた。
そんな文人趣味が高じて、常滑(とこなめ)あたりでも、朱泥の急須を
つくるようになった。
今日あたりは30度を越して蒸し暑いけど、温かい煎茶を飲むと、
体の中に清風がふくようなさわやかな味がする。

今月のお茶のお稽古「無茶しぃの会」は、25日(水)と、26日(木)
両日の午前中に「卒啄(そったく)珈琲塾」
今月は、「ミス・サイフォン」に挑戦。ひさしぶりにサイフォンの道具を
カウンターに並べたら、あまりに懐かしいので時間があると、焙煎した豆を
石臼でゆっくり挽いて、アルコールランプに火をともし、ことことと沸騰
させて、入れてみる。「健康で持続可能なゆっくり人生」には、なくては
ならない道具かも。チャンバロやバロック音楽でも聴きながら飲むと、
バッハの気持ちがよくわかる。そんなことがわからない輩のことを、バッカ、という?