長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

バカになりそ。

2010-06-25 07:28:17 | Weblog
もともと、方向音痴である。人間国宝級にそうだ。
それに加えて、最近ナビ付の車にのっている。
ますます、磨きがかかってくる。昨日は、
有名店で修行中の若き「そばもん」たちと、千葉にある不思議な蕎麦屋にでかけた。
ぼくはただボーと、助手席に座っているだけだけど、平井界隈を超え、
小岩界隈を超え、和洋女学園?みたいなところの近所にある
住宅街の普通の住宅を改装した蕎麦屋についた。
サラリーマンを卒業されて、蕎麦屋になった、らしい。
ここまでは、よくある話だ。「カフェでもやろう」「蕎麦屋でもやろう」
「でも」がつく。が、そうそう簡単にはいかない。

でもその主人がうつ蕎麦は、石臼。しかも電動ではなく、手で回して
いる。それを篩うことなく、そのまま蕎麦にする、というので、
「すごい」と思った。
鴨のそぼろの玉子焼きを、ほくほくしながら、エビスビールを
飲む。芸術家や若い蕎麦打ちくんたちと、談論風発しながらの
「昼そば」ほど、贅沢なものはない。次に自家製のきゅうりの
ぬかずけがでてきた。天衣無縫と書いてある染付けの古伊万里に
そのみずみずしい漬物が、実にあう。お酒がぐびぐびいける。
「もてなし」の達人みたいなご夫婦とのふれあいを堪能していたら、
蕎麦がでてきた。野趣と土味がいい。無粋だけど、おかわりをしてしまった。満点。

今日は「ねんどの会」だ。昨日のBS朝日のニュースに、
ねんどの会が紹介されていた。小学生のみくちゃんが、大人
にまじって、楽しそうにねんどをやっている映像がでた。
手をつかって、ものつくりをする、というのは、こころに発火
させる力がある。

ネットが発展して、情報もいっぱいタダではいるし、いきたいところへも、
すぐにいけたり、おいしいお店もすぐに検索できたりする時代になって、
なんだか、いっけん便利になったみたいだけど、「道具」だと思って
いたそれらを、ときどき「?」と思うことがある。電車の中やお店の中で、
たくさんの人たちが、せんずりよろしく携帯などを操作しているけど、
「うーん?」と思うことか、ままある。

明日は「お花の会」だ。また新人さんがくる。
昨日の夜は、岡田先生が生前に能舞台で花を生ける映像を
見ながら、お花の仲間たちと懇親会をやった。
気迫がみなぎった姿に、いろいろなことを教えていただいた。
今日朝売った蕎麦は、ちょっと、違う?かも。

明後日は「エリカ庵」
体をメンテしてもらおう。