長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

底が抜ける

2008-08-31 07:27:05 | Weblog
天の底が抜ける、ように各地でゲリラ的な豪雨が続いた。
「底が抜ける」とは、経済用語というか株価のチャートなどで
使用される言葉だけど、最近はいろいろなところに使われているらしい。
勝ち組、負け組みとかしましく競争され、いろいろな分野で負けて疲弊した
した人がつぶやく。「ぼくの人生の底が抜けた」
でも、変なポートフォリオな人生を歩むより、時々は軌道をはずれて、
底なし沼みたいな場所を探検するのも、おもしろい、と思ったらどうだろう?

昨日は、ガンで闘病中の友だちが外出願いを出して、どしゃぶりの雨の中、
蕎麦を食べにきてくれた。こないだまで抗がん剤の副作用で、一房の葡萄さへ
食べれなかった人とは別人のように、「だだちゃま豆」「ひじきのたいたん」
「蕎麦豆腐」「ガレット」「蕎麦」をぺろっとたいらげた。
もちろんノンアルコール。牧さんがつくった「裸麦茶」の冷えたのを飲みながら、
元気に闘病生活を語ってくれた。
「人が喜ぶ姿を見て、喜ぶ」「友だちの成功を喜ぶ」「人の役にたつ」
そんなあたりまえなことが、ワクワクしてしあわせなことだと痛感する。
「わくわくする。自分の天真(本心)がよろこぶことをする」
そんなことを勉強するために、僕たちはこの星に旅にきたのかもしれない。感謝。

昨日アスクルからきたトイレットペーパー10ケース。
これを二階にあげた。これこそ「底が抜けそう」だった。
元気もびっくり。