天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

トップレス・・・

2023年07月31日 19時13分41秒 | 日記
 今日のニュースを見ていたら、
 『女性のトップレス容認 ベルリン、プールや公園で 「平等性を是」」
 との時事通信の記事を見ました。

 この記事によると、水着の着用を強要された女性から
 「裸になる権利」を求める異議申し立てが相次いだことを受け、
 市民プールの運営団体が2023年3月、
 「誰でも上半身裸で利用できる」と認めたとの事です。

 記事の中で、生まれも育ちもベルリンの30代女性は
 「まず反対する男性はいないでしょう」と冗談を飛ばしつつ、
 「誰にも迷惑をかけていないなら裸で何をしようが問題ない。
  そもそもドイツには『FKK』がある」と語ったとありました。
 FKKは、20世紀初頭、
 工業化や都市化へのカウンターカルチャーとして広がった考えで、
 いわゆるヌーディズムです。
 元々は屋外で裸になることで、
 社会のしがらみから解放された
 「本来の人間」に立ち返る運動だったとの事です。
 現在も多くの水辺やレクリエーションの場に
 ヌーディスト専用のスペースが設けられており、
 脈々と受け継がれているようです。
 胸を露わにするのは、
 個人の判断としても何ら問題がないのかも知れません。

 日本で女性が胸を隠すようになったのは、明治時代に入ってからでしょう。
 幕末から明治時代初頭に日本に来た外国人は、
 裸で働く男女の姿に驚いています。
 例えば、久住守景の国宝になっている「納涼図屏風」では、
 夕顔棚の下で涼をとる親子三人が描かれていますが、
 男性は浴衣を着ていますが、女性は腰巻だけの上半身裸です。
 下記で観られると思います。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E9%9A%85%E5%AE%88%E6%99%AF#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Staying_cool_under_an_arbour_of_evening_glory_detail.jpg
 
 日本では1880年代に明治政府が
 文化・制度・風俗・習慣をヨーロッパ風にして
 欧米諸国に日本が近代化した事実を認めてもらおうとしました。
 断髪や肉食の解禁、混浴の禁止などがありますので、
 その一環だったような気がします。

 僕は、最近はプールに行かなくなりましたので、
 トップレスが日本で認められるようになっても関係ないと思います。
 正直なところ、隠したくない人は露わにすれば良いですし、
 隠したい人は隠せば良いので個人の判断で良いような気がします。

 現在の軽犯罪法では、
 「二十 公衆の目に触れるような場所で
  公衆にけん悪の情を催させるような仕方で
  しり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者」と
 定められています。
 女性が胸を露出した場合は、これに該当すると思いますので、
 今のところ、日本では止めた方が良いと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土用の丑の日・・・ | トップ | エアコンの要らない日・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事