天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

福島県へ・・・

2015年10月09日 19時28分39秒 | 日記
 日記が2日ほど空いてしまいました。
 一昨日から仕事で福島県に行っていました。
 昨日は6時前には帰宅したのですが、色々な片付け物などをしていました。
 これまでは、片付け物はいつの間にか済んでいたのですが。
 そんな事で、疲れた事もあったので、日記は休みました。

 福島県には、僕の所の職員の中で考古学の専門家が1名支援に行っています。
 福島県は色々な復興の工事が進んでいます。
 工事などを進めるに当たって文化財の発掘調査が法律で義務付けられていて、
 そのために専門家が必要になる訳です。
 特に福島県の相馬市辺りから南側の海岸近くは、製鉄の遺構が数多く残っています。
 海岸の砂に多くの砂鉄を含んでいるので、
 それを元に奈良時代・平安時代にはかなりの製鉄が行われていたとの事です。
 山形県から来ていた専門家は、日本海側の海岸の砂は白いけれど、
 太平洋側のは黒いと言っていました。

 製鉄の方法など興味のある方は下記をご参照下さい。
 http://www.mahoron.fks.ed.jp/kaisetsu/14_tetsu.pdf#search='%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C+%E8%A3%BD%E9%89%84+%E9%81%BA%E8%B7%A1'

 製鉄関係の遺跡は丘の上にある事が多く、一昨日見せてもらった遺跡も
 丘の上に炉があったようでした。

 発掘現場に行く前に、相馬市の松川浦に連れて行ってもらいました。
 東日本大震災の時には30mを超える津波が押し寄せた所です。
 今は、海岸線の道路や建物なども復旧されていて、
 あの時の傷跡は表面的には消えている感じでした。

 その他、平安時代の住居跡の遺跡や桜井古墳、中村城などを見せてもらい、
 福島市に戻って泊まりました。

 昨日は、白河市にある福島県文化財センターに行って、色々見せてもらいました。
 縄文時代の住居から室町時代の砦まで、建物が復元されていました。
 屋内の展示は、昭和40年代から縄文時代まで、歴史を遡るように8つのブースに別れ、
 それぞれの時代の食卓を中心に紹介していて面白いと思いました。
 また、出土された遺物を展示し、それの使い方などが模型で示されていました。
 更に、福島県内で奈良時代から平安時代に掛けて盛んだった製鉄所の模型や
 遺跡の調査から発掘の様子を示す模型も面白いと思いました。

 そこから、南湖近くのラーメン屋で美味しいラーメンを食べて、
 南湖公園にも足を伸ばしました。
 南湖公園は3年前のゴールデンウィークに同居人と行きました。
 その時には壊れていた鳥居なども復元されていました。

 更に白河市内の小峰城の復旧現場にも行って来ました。
 小峰城は、やはり東日本大震災の時に石垣が崩壊しました。
 その石を1個ずつ場所や再使用出来るか確認して、
 出来るだけ元の場所に戻すような復元を行っています。
 気の遠くなるような作業の話を聞きながら、城の石垣の構造なども見せてもらいました。

 話を聞きながらだったので、余り写真は撮れませんでしたが、
 それでも一応撮って来ましたので、宜しければご覧下さい。
 http://photozou.jp/photo/album/2882708

コメント
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