MITIS 水野通訳翻訳研究所ブログ

Mizuno Institute for Interpreting and Translation Studies

お知らせ

来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。

『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。

『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。

Facebookはこちらです。

翻訳論リーダーの新刊紹介

2006年08月27日 | 通訳研究
新しい翻訳論のアンソロジーが出た。
Weissbort, D. and Eysteinsson, A. (Eds.) (2006) Translation - Theory and Practice: A Historical Reader. Oxford: Oxford Universiry Press.
類書としてはすでにThe Translation Studies ReaderとDouglas Robinson編のWestern Translation Theoryがある(入手は難しいかもしれないが、Chesterman編のReadings in Translation Theoryというのもある)。内容的にはReaderとRobinsonを足して2で割った感じだ。ページ数(650ページ)は多いが、一段組だし、分量的には他の2冊とそう変わらないかも知れない。特徴としては実際の翻訳例(ほとんどが英語)をかなり収録していることだろう。2部構成で、Part Iは古代から近代まで、Part IIは20世紀の論考を収録している。Part IIがやや多い。翻訳研究をやる人はペーパーバック版を買っておくといいだろう。