お知らせ
■来月からこのサイトをMITIS(水野通訳翻訳研究所)ブログに変更します。研究所の活動内容は、研究会開催、公開講演会等の開催、出版活動(年報やOccasional Papers等)を予定しています。研究所のウェブサイトは別になります。詳しくは徐々にお知らせしていきます。
■『同時通訳の理論:認知的制約と訳出方略』(朝日出版社)。詳しくはこちらをごらん下さい。
■『日本の翻訳論』(法政大学出版局)。詳しくはこちらをごらん下さい。
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Facebookはこちらです。
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■9月23日に行われる日本通訳学会第7回年次大会のプログラムが決まり、公開されています。今年は実に盛りだくさんな内容です。
■"Translation Studies"というジャーナルが発刊されるようだ。創刊号は2008年1月の予定。
This journal aims to extend the areas of interest, methodologies and conceptual frameworks inside the discipline of Translation Studies, while testing the traditional boundaries of the notion of 'translation' and offering a forum for debate focusing on historical, social, institutional and cultural issues that are strongly rooted in the text level, but also go far beyond it.
In addition to scholars within Translation Studies, we invite those as yet unfamiliar with or wary of Translation Studies to enter the discussion. Such scholars will include people working in literary theory, sociology, ethnography, philosophy, semiotics, history and historiography, gender studies, postcolonialism, and related fields.
というわけで、すこし幅のある内容になりそうだ。詳しくはまた。
■The Japan Timesから「通訳・翻訳キャリアガイド」というムックが出ている。
■山口仲美(2006)『日本語の歴史』(岩波新書1018)
日本語を古代から現代まで、新書の枠で扱うという無謀な試みだが、「係り結び、係助詞の衰退と格助詞、接続詞の登場―日本語の論理化」の流れは目から鱗で面白く読めた。(大野晋の倒置説には触れていないのだが、大野説は異端なのか?)
もうひとつ注目すべきなのは、原文一致の問題点は地の文の記述に客観性が確保できないことだったという指摘。この問題が「である」体の出現で打破されたのだという。すると原文一致の問題は文末表現だったということか?翻訳体の影響を軽くみていないだろうか。現代の問題ではカタカナ語の急増に関して、「漢語の翻訳が力を失いつつあるのだから、外来語は「カタカナ語」のまま、意味の定着するのを待って使っていく」、あるいは日本語が「論理的に構成されて来ているのに、日本人は、まだ話しの場で、その遺産を十分に生かしていない」というのは一つの見識だろう。