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「先輩外国人が日本の生活を指導 可児で10日に、ごみの出し方も」

2008-02-08 21:01:43 | 多文化共生
(以下、中日新聞【岐阜】から転載)
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「先輩外国人が日本の生活を指導 可児で10日に、ごみの出し方も」

2008年2月8日

セチマリーズの会議。中央正面向きが住吉エリオさん=可児市国際交流協会で
写真

 来日間もない外国人に日本の生活について教える役割を「先輩外国人」が担う試みが、可児市で始まる。日系ブラジル人団体が10日、「外国人による外国人への生活習慣講座」を実験的に開く。支援する可児市は「全国でも珍しいのでは」としている。

 下恵土の市総合会館分室で午後1時から講座を開くのは、日系二世の派遣会社員住吉エリオさん(52)=土田=が代表を務める「セチマリーズ」。日本語講座の受講者を集めポルトガル語で行う。住吉さんら日本での経験が長いメンバーが講師を務める。

 プレゼンテーションソフトを使い、日本の生活習慣、税や保険といった制度、ごみ出しなど社会ルールのほか、日本の経済や地理、治安などを概括して説明する。

 グループは新年度に開館する多文化共生センター「フレビア」での定期開催も検討している。住吉さんは「英語でフィリピンの人たち向けの講座も開きたい」と意欲をみせる。

 急増する可児市の外国人は自治会に属さないなど正確な情報から隔絶されがち。支援を模索する市は「外国人の側から提案された活動として広がりに期待し、バックアップしていきたい」と歓迎している。

 セチマリーズは2006年10月結成で、会員は7人。名前はポルトガル語の「七つの海」からとった。

 日本の文化を知るための旅行や懇親会を開いており、将来は可児市で暮らす外国人を支援する民間非営利団体(NPO)としての申請を目指している。

 (小川邦夫)

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