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一家8人、そろって失職 苦境の中国残留邦人2世ら

2008-12-24 07:24:33 | 多文化共生
(以下、47NEWSから転載)
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一家8人、そろって失職 苦境の中国残留邦人2世ら

 日本語の壁に阻まれ、帰国しても定職に就けずに非正規労働者として働く人も多い中国残留邦人や孤児と家族たち。雇用情勢の悪化に伴い解雇が相次ぎ、同じ工場に勤める一家がそろって失職するケースも出てきた。

 「工場を閉鎖します」。千葉市の残留邦人2世の妻、趙英美さん(59)=仮名=は8月初め、工場長に突然告げられた。1996年に来日してから12年間、時給700-800円で1日約3000個のギョーザを作ってきた。

 この工場で働く人の多くは中国人や残留邦人の家族らで、翌月、趙さんと共に工場でギョーザを作り続けてきた夫(55)や娘夫婦、夫のきょうだいの娘夫婦2組の計8人が職を失った。

 8人は互いに1キロ以内に住み、金の貸し借りをするなど助け合って生きてきた。毎週日曜には趙さんの住む県営住宅に食材を持ち寄って集まり、夕食を楽しむ。「一家で食事をしている時が一番幸せ」と趙さん。

 趙さん夫婦と娘夫婦の4人は今も職がない。週に2回、千葉市のハローワークの外国人専門窓口に通うが、日本語ができないこともあり面接までたどり着けない。
2008/12/23 16:32 【共同通信】

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