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甲賀のブラジル人学校が閉鎖  通学の子急減 家賃払えず

2009-04-09 08:53:46 | 多文化共生
(以下、京都新聞から転載)
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甲賀のブラジル人学校が閉鎖 
通学の子急減 家賃払えず
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「南米国際学園」が開設されていた建物(甲賀市水口町嶬峨)

 甲賀市水口町嶬峨に開設された日系ブラジル人学校「南米国際学園」が通学する子どもたちの急減で家賃が払えず、3月に閉じられていたことが7日までに分かった。最近の経済状況の悪化で、失業した親が増えた影響だ。現在、市内の吉原アンデルソン学園長(34)の自宅で、妻の美代子さん(29)が引き続き子ども8人の面倒をみている。

 吉原さんは14年前に来日。ブラジル人の子どもが置かれている状況を知り、自宅で教えるようになった。その後、東近江市で建物を借りて学園を開き、昨年6月からは甲賀市水口町の元保育園の建物を借りて開設。1歳から12歳までのブラジル人やペルー人の45人の子どもたちがいた。

 しかし、経済状況の悪化に伴い、授業料を払えず、帰国する子どもが急増したという。今年1月には15人になり、5人いた先生も夫妻だけに。スクールバス2台も売却したが、学園を維持できなくなったという。

 現在、美代子さんが自宅で1-4歳の子どもをみている。吉原さんは送迎役を務めながら職を探す毎日だ。吉原さんは「日本が好きだし、学園はやめたわけではない。苦しい状況だが、もう一度学校を開きたい」と話す。
 滋賀県が、日系ブラジル人が通う県内の他の代表的な外国人学校4校を調べたところ、いずれも就学する子どもの数が激減し、経営が厳しくなっているという。

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