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健康診断:名古屋NPO、ブラジル人学校2校の児童・生徒らを

2013-05-20 14:22:58 | 多文化共生
(以下、毎日新聞から転載)
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健康診断:名古屋NPO、ブラジル人学校2校の児童・生徒らを /愛知
毎日新聞 2013年05月20日 地方版

 名古屋市中村区のNPO(非営利組織)法人「外国人医療センター」(MICA)の医師や歯科医、看護師ら約20人が19日、ボランティアで、安城市のブラジル人学校「エスコーラ・サンパウロ」と武豊町の「エスコーラ・エスプレッサォン」の児童・生徒、教員ら計約60人の健康診断を行った。多くのブラジル人学校は法的には私塾と同じ扱いで、健康診断の自治体の補助がなく、自前で行う経済力がないことから、MICAが協力した。

 会場は安城市の作野公民館で、生徒らは身体測定や検尿、視力検査など日本の学校と同じ診察を受けた。日系3世の佐川レアンドロさん(33)は次男の研治エンリケさん(7)が受診し、「全部大丈夫と言われたので安心しました」と笑顔を見せた。

 エスコーラ・サンパウロは、昨年に続き2度目の受診だ。パウロ・ガルヴォン校長によると、昨年は授業でノートをきちんととれずに学習の遅れた児童が近視だったことが判明した。「毎年やりたいけれど、日本の経済状況が悪いため、学校(経営)も厳しい」などと窮状を訴えた。

 診察したMICAの山田悦代代表は、稲沢市の市立中で校医を務めている経験から「健診は病気の早期発見に不可欠で、毎年データを蓄積することが重要。(ブラジル人保護者は)日本人と同じ税金を払っており、公費でやるべきことだ」と主張している。

 無認可のブラジル人学校は県内に9校ある。MICAは今回、あいちモリコロ基金から100万円の助成を受け、6月までに計4校の診断を行う。助成金はレントゲンや検査消耗品などの費用に充てる。来年度以降も実施できるかは未定という。【花岡洋二】

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