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南米系学校が授業 浜松市外国人学習支援センター

2010-01-19 12:23:17 | 多文化共生
(以下、静岡新聞から転載)
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南米系学校が授業 浜松市外国人学習支援センター
2010/01/19
 浜松市が18日に開設した「市外国人学習支援センター」(西区雄踏町)では、南米系外国人学校「ムンド・デ・アレグリア」が授業をスタートさせた。公的施設を外国人学校に貸与する例は珍しく、手狭だった教室は約2倍に。目の前には大きなグラウンドも広がり、在籍するブラジル、ペルーの子ども約100人に笑顔が広がった。
 「これまでご支援して下さった方々のおかげ。地域で活躍できる人材育成のためにがんばりたい」-。同センターで開かれた開校式で、松本雅美校長は涙ながらに感謝の言葉を述べた。
 ムンド校は2003年、南区卸本町の事務所を改造して開校。スペイン語とポルトガル語の授業を行い、04年には南米系学校として全国で初めて各種学校の認可を受けた。しかし各種学校への国の補助はなく、県や市の財政援助にも限りがある。古い事務所は設備が不十分で老朽化も進んでいたため、市が当初取り壊す予定だった旧雄踏町庁舎の活用を提案した。
 一昨年秋以降は保護者の失業が増え、月謝が負担できずに学校をやめてしまうケースも急増。日系ペルー人のケプレル・ガルシア・カタヤマ君(15)もその一人で、5カ月間自宅にこもっていたが、授業料の免除を受けて昨年5月から再び通学し始めた。生徒代表としてあいさつしたケプレル君は「広くてきれいな学校で、友達と一緒に勉強できてうれしい。将来の夢はたくさんある。日本語も一生懸命覚えたい」と意欲を語った。
 同センター1階は市民の学習施設として、外国人対象の日本語教室など各種講座も始まった。開館時間は平日の午前10時~午後3時半(火・木曜日は午後8時)。問い合わせは同センター〈電053(592)1117〉へ。

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