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見えない障害…ストレス

2013-03-25 09:47:54 | ダイバーシティ
(以下、東京新聞【群馬】から転載)
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見えない障害…ストレス

2013年3月25日

 発達障害の一つ、アスペルガー症候群の長男(12)=小学六年=を育てる高崎市内の四十代の母親は「聞こえ方や見え方の感覚が少し違う『見えない障害』なので、なかなか分かってもらえない」と訴える。
 長男は蛍光灯の音をうるさがったり、水道管の排水音を気にしたりと、聴覚が過敏。そのせいで疲れて話に集中できないこともあり、「どうして聞いてないの?」と怒られることもあるという。
 母親は「同じものを見たり、聞いたりしても、見え方や聞こえ方が違うのにそれを伝えることができない。外見からも分からないので、理解されにくい」と話す。
 学校では、発達障害の子を支援する取り組みは遅れており、担任が一人で抱え込んでいるように感じるという。「教師を支援したり、保護者との橋渡し役となるような公的機関のサポートがもっとあれば」と期待する。
 県自閉症協会の甘田恵子事務局長は「『見えない障害』であるがゆえに周囲に理解されないストレスを抱えている。発達障害のことをもっと知ってほしい」と訴える。同協会は世界自閉症啓発デーに合わせ、今月三十日まで、ぐんまこどもの国児童会館(太田市)で自閉症の人たちの作品展などを開催している。

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