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外国人“駆け込み寺”を 長浜のブラジル出身牧師らが訴え

2009-01-08 11:58:08 | 多文化共生
(以下、中日新聞【滋賀】から転載)
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外国人“駆け込み寺”を 長浜のブラジル出身牧師らが訴え

2009年1月8日

教会に集う人たちの話を聞くロペステさん(右から3人目)=長浜市三ツ矢元町で
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 外国人の駆け込み寺をつくろうと、ブラジル出身で長浜市小堀町の牧師イカロ・ロペステさん(53)ら有志が民間非営利団体(NPO)設立を計画している。ロペステさんは「宗教や国籍に限らない支援団体にしたい。日本人にも力を貸してほしい」と協力を呼び掛けている。

 ロペステさんは、キリスト教プロテスタントの一派「アセンブリーズ・オブ・ゴッド」の牧師として2006年に妻のリリアンさんと来日し、同市三ツ矢元町に教会を開いた。集会がある日曜日は50人前後の信者が集い、出身はブラジル、ペルー、ボリビアなど南米が多いという。

 教会には外国人から学校や職場で受けるいじめ、精神的な悩み、家庭内の問題などさまざまな相談が寄せられる。最近は県内外の失業者から仕事の当ての問い合わせが入るという。「本来、教会は魂の問題を扱う場なのですが」と苦笑いするロペステさん。こうした“非宗教的”な問題に教会として取り組むには限界があるためNPO設立を目指す。昨年末、長浜署管内でブラジル人らによる事件が相次いだことに胸を痛める。刑務所で服役する外国人を訪ねる更生活動にも力を入れたいという。問い合わせはロペステさん=電080(6951)9421=へ。

 (伊藤弘喜)

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