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津波:世界共通図記号使い、外国人にも注意

2011-07-27 11:54:10 | 多文化共生
(以下、静岡新聞から転載)
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津波:世界共通図記号使い、外国人にも注意 県、設置促進へ実態調査 /静岡

 県は津波の注意喚起や避難場所の方角を示すため、世界共通の図記号(ピクトグラム)を活用する計画を進めている。表示板などで利用することで地元住民だけでなく、日本語の分からない外国人にも周知し、避難を円滑に促すことを目指す。県内の沿岸市町で世界統一基準で取り組むため、今後実態調査をした上で、本格的な設置を市町に促していく。

 ピクトグラムは公共の場での非常口や交通表示などを単純な図で表現することで、言語に関係なく情報を伝える目的で使用されている。形や色が規格化され、国際標準化機構(ISO)が認めたピクトグラムもある。

 県によると、津波に関するピクトグラムも07年に3種類がISO規格に組み込まれ国際標準となった。三角形で黄色地に黒色で津波を表し津波危険地帯を表す「津波注意」や、四角形で高台やビルに人が津波から逃げる様子を緑と白で表した「津波避難場所」「津波避難ビル」が世界共通で活用されている。

 県内では湖西市の沿岸で「津波注意」のピクトグラムが使用されている。湖西市防災課によると、製造業で働く日系ブラジル人など外国人が多い同市では、新たに設置する看板はピクトグラムに統一したという。

 県は、県内で津波のピクトグラム活用は進んでいないとみている。ピクトグラムの設置の判断は各市町の裁量で決まる。県観光政策課は「静岡空港が開港して外国人観光客が訪れる機会も多くなる」と話し、外国人観光客の来訪が多い伊豆半島の自治体を中心にピクトグラムへの更新を促していく。津波避難ビルを示す記号もピクトグラムを使用してもらい、浸透を図る考えだ。【仲田力行】

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