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外国人入居差別、根絶を 奈良保証人バンク・山本さん講演

2010-09-07 10:09:24 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【兵庫】から転載)
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セミナー:外国人入居差別、根絶を 奈良保証人バンク・山本さん講演--神戸 /兵庫

 神戸市中央区の市勤労会館で5日、在日外国人人権セミナー「共に生きる社会をめざして」が開かれた。外国人であることを理由に賃貸住宅などへの入居を断られる「入居差別」を根絶しようと、兵庫在日外国人人権協会が主催した。【金森崇之】

 セミナーでは外国人労働者の生活を支援する「外国人労働者奈良保証人バンク」(奈良県)の山本直子事務局長が講演した。

 山本事務局長は他のメンバーと一緒に92年6月に同バンクを設立、外国人の就労ビザの取得や在留資格の更新、住居の賃貸などの際に無償で保証人となる活動を続けている。現在会員数は約170人。これまで奈良県内を中心に延べ1万人以上の外国人の保証人となったが、出国費用や滞納した家賃の支払いなどの問題が発生したのは7件だけだという。

 山本事務局長は、奈良県内の工場で、外国人労働者が貨物用のコンテナで生活させられていた例などを挙げ「日本は弱者にとって暮らしにくい社会だと実感させられる。外国人の人権そのものが踏みにじられている状態があり、相談する場所もないという現実を知ってほしい」と訴えた。

〔神戸版〕

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