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神戸ビーフだけじゃない

2010-04-22 09:43:02 | 多文化共生
(以下、読売新聞【兵庫】から転載)
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神戸ビーフだけじゃない
ミシュランガイド追加 歓迎「新たな客獲得」
デルマス社長とミシュランマンを笑顔で迎える矢田立郎・神戸市長(左、神戸市役所で)=原田拓未撮影

 「ミシュランガイド」の2011年版に、大阪、京都に続いて神戸の店も評価対象に加わることになり、神戸市内の飲食店やホテルでは21日、「新たな顧客の獲得につながる」と歓迎ムードが広がった。一方で、大阪や京都と同様、神戸でも、「掲載基準が不透明」などと冷ややかな反応を見せる店もあった。

 この日、市役所で日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長の訪問を受けた神戸市の矢田立郎市長は、今夏まで調査が続くことを聞き、「市内には129の国と地域の外国人計約4万4000人が住んでおり、そういう人たちが求める食や食材がある」と神戸の食文化をアピールした。

 県庁ではデルマス社長が井戸知事に、有馬温泉のある旅館を調査したことを明らかにし、「『神戸ビーフ』だけじゃないおいしさに驚いてもらえると思う」とガイドに自信を見せた。

 井戸知事は「私の知っているお店にも調査に来たようだ。掲載してほしい店がたくさんあり、私も調査員になりたいくらい」と発行を心待ちにしていた。

 「観光客の増加につながる」と街の期待も高く、南京町商店街振興組合の曹英生理事長(53)は「神戸ほど多国籍なグルメがそろう街はない。励みになる」と歓迎。外国語メニューの有無などを記した外国人観光客向けのレストランガイドを作ったばかりの神戸商工会議所の担当者も「より多くの人に神戸をアピールできるのは魅力」と好意的に受け止めた。

 店側の反応は様々だ。すでに調査員が訪れた神戸市内の和食店店主は、「食事後に伝えられるまでは、全く気付かず驚いた」と振り返る。掲載されると予約が殺到することも懸念されるが、「料理人としては名誉なこと」と期待を寄せた。

 15の飲食店が入る「神戸ポートピアホテル」(神戸市中央区)の広報担当者は「権威のあるガイドなので、評価していただけるならありがたい」と話した。

 一方、「掲載基準がよくわからない」という市内の洋食店店主は、「うちは地元の人の口に合わせた料理を作っている。よそ様に点数を付けられる筋合いはない」と冷めた様子で話した。
(2010年4月22日 読売新聞)

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