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外国人の相談増 生活の困窮浮き彫り

2010-04-22 09:42:34 | TOYAMAな多文化共生
(以下、読売新聞【富山】から転載)
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外国人の相談増 生活の困窮浮き彫り

 県の外郭団体「とやま国際センター」(富山市)が2009年度に受けた相談件数は479件と、前年度比19・2%増加し、国籍別ではブラジルが同81件増の388件で、全体の8割以上を占めたことが21日、わかった。2位は中国の32件で、ペルー5件、ボリビア3件と続いた。帰国支援金や住宅に関する内容が前年度より大幅に増えており、県内で暮らす外国人の生活の困窮ぶりが浮き彫りになった。

 項目別では、08年度に84件と最多の2割を占めた「労働」が、09年度は79件に減少。一方で、帰国支援金などの相談を含む「情報」が08年度より1・5倍増えて100件に、「住宅」も倍増して45件に上った。また、昨年はインフルエンザが流行したため、「医療」も1・6倍増の37件となった。

 こうした変化について同センターは、08年度は不景気による非正規労働者から失業を巡る相談が相次ぎ、「労働」を押し上げたが、09年度はさらに深刻化して住居の確保にさえ困るなど、生活レベルで失業の影響が出てきたと分析。「情報」の急増は、帰国支援金の給付要件などに関するものが多いといい、同センターは「08年度以上に外国人の生活が追いつめられている結果ではないか」と懸念している。
(2010年4月22日 読売新聞)

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