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外国人児童いじめゼロへ アメラジアンスクールで討議

2009-02-24 17:20:55 | 多文化共生
(以下、琉球新報から転載)
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外国人児童いじめゼロへ アメラジアンスクールで討議2009年2月23日

いじめについて説明するミックメーヒル・カイランさん(右から2人目)=22日、宜野湾市のアメラジアンスクール・イン・オキナワ

 外国人児童に対するいじめ問題の理解を広げたいと、宜野湾市の特定非営利活動法人(NPO法人)アメラジアンスクール・イン・オキナワで22日、「いじめゼロ実行委員会」オープンディスカッションが開かれた。NPO法人多言語教育研究所が全国で開催しており、東京、京都、神奈川に次いで4回目。
 教育関係者や同校の保護者、生徒、学生ら約20人が参加。同研究所理事長で大東文化大教授のミックメーヒル・カイランさん(群馬県)と、京都インターナショナルスクール理事長で京都産業大准教授のギリス・アマンダ・ジョアンさん(京都府)が取り組みや子どもが経験したいじめについて説明した。
 カイランさんは「日本で生まれ育ち日本語も読めるのに、名前がカタカナという理由でいじめられた子もいる」と、外国人児童に理解のない日本社会の現状について指摘。日本企業は日本で働こうとする日系人に「日本の教育は素晴らしいから心配しないで」と呼び込むが、日本の学校は学期の途中では入りにくく、言葉が分からないと友達をつくりにくいと指摘した。
 参加者からは、日本では皆が違って当たり前という考え方がなく、1人がいじめられると次は自分かもしれないと批判もできずに沈黙することがあるなどの問題点を挙げた。
 多言語教育研究所は2008年度の福祉医療機構子育て支援基金の助成を受け、国内でいじめの悩みを抱える子どもや保護者らのために、多言語によるネットワーク構築に取り組んでいる。孤立させ、いじめにつながらないよう、ポルトガル語やスペイン語、英語、タガログ語、中国語などの書籍やDVDも貸し出している。多言語教育研究所いじめゼロ全国ネットワーク作り事業のホームページアドレスはhttp://www.ijimezero.org/

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