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浜松で緊急雇用対策始動 ブラジル人ら道路清掃

2009-02-10 22:19:00 | 多文化共生
(以下、中日新聞【静岡】から転載)
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浜松で緊急雇用対策始動 ブラジル人ら道路清掃

2009年2月10日

国道沿いの落ち葉をかき集める短期雇用の作業員たち=9日、浜松市北区三ケ日町で
写真

 派遣切りや雇い止めに遭った労働者らの緊急雇用対策で浜松市が企画した道路清掃作業が9日、市内で始まった。久々の仕事に「働けてうれしい」と笑顔も見せる人もいたが、1カ月間の短期雇用だけに「この先どうなるのか」と不安を訴える声は根強かった。 (報道部・鎮西努)

 「慣れない仕事だが働けてうれしい」。日系ブラジル人の女性(29)は素直に喜んだ。北区三ケ日町の国道362号沿いで、側溝にたまった落ち葉や土砂を取り除く作業。日当は6000円だ。

 市道路保全課が浜松地区建設事業協同組合に発注し、組合が外国人25人、日本人2人の計27人を作業員として雇った。市内11カ所の除草や清掃が予定されている。

 もっとも、雇用はあくまで短期で、実働日数は20日間にすぎない。

 冒頭のブラジル人女性も失業に伴い、3月末にはアパートを出なければならないという。同じブラジル人の夫(43)にも仕事はなく、7歳と1歳の子を抱えて「これからどうなるか分からない」と不安を訴える。

 昨年11月まで神奈川県の自動車工場で働いていたという元派遣労働者の日本人男性(54)も「とにかく食いつなぎ、生活していかなければ」と苦境を語る。

 事業を担当する浜松建設業協会の白石静比古さんは「製造業で働いていた外国人が多いため、慣れていなくても安全にできる仕事を選んだ」と語る一方、「次の職場が見つかればいいが、第二、第三の対策が必要かも」と心配していた。

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