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経団連会長「女性登用は日本の重要な成長戦略」

2014-09-17 10:25:06 | ダイバーシティ
(以下、日本経済新聞から転載)
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経団連会長「女性登用は日本の重要な成長戦略」
国際シンポでパネル討議
2014/9/12 17:50

 12日開幕した国際会議「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」(日本経済新聞など主催)は同日夕に公開フォーラムを終えた。パネルディスカッションに参加した経団連の榊原定征会長は女性の社会登用について「女性のためだけの施策ではなく、少子高齢化の下で日本経済が持続的に成長を続けるための重要な成長戦略だ」と訴えた。シンポジウムは14日まで開かれる。

公開フォーラムで討論する(手前から)小林いずみ、ケビン・マカーン、ロハナ・ロズハン、アン・スウィーニー、榊原定征の各氏(12日午後、東京都千代田区)

 パネル討議では榊原氏のほか、企業の競争力を高める女性の活躍についてANAホールディングスの小林いずみ社外取締役らが議論した。

 榊原氏は企業や社会全体の意識改革を進めるため、「経団連として経済界の先頭に立って経営者にコミットメントとリーダーシップの発揮を促す」と強調した。

 政府は2020年までに指導的な地位に就く女性の割合を30%にする計画を打ち出している。これに関し、榊原氏は「国として数値目標があるのはいいが、一律的に数字を決めるのは現実的ではない。20年までに30%という目標は現実からすれば相当遠い数字ではないか」との見方を示した。そのうえで「政府には自主的な産業界の取り組みを(保育所をつくるなど)いろんな形で支援してほしい」と述べた。

 小林氏はダイバーシティ(多様性)社会の実現の第一歩として女性の登用が重要だと指摘。グローバル社会を生き抜くため、「女性や外国人材を含め、違った考え方をする人が自分の意見を言え、ビジネスにとって価値のある意見を採り上げる組織にならないと競争に勝っていけない」との見解を示した。

 ディズニー・メディア・ネットワークスのアン・スウィーニー共同会長は「女性の貢献はあまり表に出ないが、企業の成功には非常に重要だ」と主張した。「米国では男女ともに家庭生活を持つことが許され、平等なパートナーを必要としている。キャリアの成功のために問題があれば、障壁を撤廃していくことが重要となっている」と述べた。

 パネル討議には3氏のほか、マレーシアのアストロ社のロハナ・ロズハン業務執行取締役兼最高経営責任者(CEO)、豪マッコーリーグループのケビン・マカーン会長が参加した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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