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【障害者が相談するには】専用ファクスなど活用を 

2009-05-28 21:42:36 | 多文化共生
(以下、神戸新聞から転載)
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【障害者が相談するには】専用ファクスなど活用を 

 新型インフルエンザの感染が疑われる症状が出たら、まず電話するのが発熱相談センターだが、電話をかけるのが困難な聴覚障害者や言語障害者には、専用のファクス番号が用意されている。視覚障害者向けには点字のチラシや音訳版の広報誌がある。新型インフルエンザへの不安が続き、秋以降の流行も懸念される中、兵庫県や神戸市の対応をまとめてみた。(岩崎昂志)

 Q 聴覚・言語障害などがあり、電話での相談が難しい人が発熱した場合は。

 A 兵庫県と神戸市がそれぞれ、障害者専用のファクス=別表に番号=を設置している。ファクスは発熱相談センターの職員が確認し、発熱外来の受診が必要かどうか判断する。

 Q 何を記入し、ファクスすればいいのか。

 A 県障害者支援課が記入事項をまとめた相談用紙を作成し、二十五日から県内の各市町などに配っており、窓口で受け取れる。県のホームページ(http://www.universal-hyogo.jp/)からダウンロードもできる。用紙にはイラスト入りのチェックリストがあるので、質問に沿って回答すればいい。

 用紙が入手できない場合、ファクス送信者と発熱のある人の氏名、性別、年齢、住所、連絡先のほか、二週間以内の海外渡航歴▽体温▽のどの痛み▽せきやたん▽寒気▽鼻水-があるかどうかを明記。持病の有無のほか、家族にも同様の症状が現れていないかも記入しファクスする。

 Q 受診が必要になったら。

 A マスクを着けるなど、感染予防の対策を。手話通訳者が必要な場合は各市町や県に相談してほしい。

 診察時は、障害者や外国人向けに作られた「コミュニケーションボード」があれば役に立つ。このボードは、イラストを指さして体の状態や気持ちを簡単に伝えられる道具だ。横浜市が障害者団体とともに作成したものなどがあり、ホームページ(http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/shogai/kankoubutu/board/kyukyu.html)で公開している。

 兵庫県も独自のものを開発中で、医療機関などに備え付ける計画を進めている。

 Q 視覚障害者向けの対策は。

 A 兵庫県や神戸市は、発熱相談センターの電話番号のほか、手洗い、マスク着用、うがいなどの予防策などをまとめたチラシを点訳し、各市町や点字図書館などに置いている。神戸市は五月上旬、市広報誌の点字版を読んでいる約三百人に同じチラシを郵送した。保存しておきたい。

 点字が読めない人向けには、兵庫県や神戸市が音訳版の広報誌を発行している。神戸市は六月初めごろに発行する広報誌で、新型インフルエンザへの対策法をまとめる予定だ。

 点字版、音訳版の問い合わせは県視覚障害者福祉協会TEL078・222・5556、神戸市立点字図書館TEL078・351・0942

(5/28 16:04)

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