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「指さし会話集」全市町で導入へ 通訳頼らず外国人住民対応

2008-06-10 09:23:30 | 多文化共生
(以下、中日新聞から転載)
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「指さし会話集」全市町で導入へ 通訳頼らず外国人住民対応

2008年6月7日

窓口で外国人住民との意思疎通をスムーズにするため作成された「指さし会話集」=津市で
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 市役所や町役場を訪れる外国人住民との意思疎通に役立てようと、窓口でよく使われる言葉をポルトガル、スペイン、英、中国の4カ国語に翻訳した「指さし会話集」を、県内8市が参加するワーキングチームが作成した。通訳がいなくても事務対応ができるよう工夫されており、県内の全市町に配布して活用してもらう。

 まとめたのは津、四日市、鈴鹿、松阪、伊賀、名張、伊勢、鳥羽の8市と県でつくる「県市町多文化共生ワーキング」。県内に住む外国人と共生するための施策を考えようと、昨年6月に結成した。

 会話集は窓口の業務別になっており計129ページ。「用件は何ですか」「一緒に住む家族はいますか」など、日本語と外国語が併記された質問を指しながら、矢印に従って該当する項目に進んでいく。

 四日市市が昨年4月に導入したポルトガル語とスペイン語の「対応シート」をもとに、英語、中国語を加えて内容も増やした。同市が用意した外国人登録や市営住宅、学校教育に関する分野に加え、他市の要望が強かった保育所や税金の手続きの会話もそろえた。

 同市文化国際課は「以前はいろいろな窓口に通訳を呼んでいたが、導入後は本当に必要なときだけ派遣すればよくなった」と効果を説明する。

 県外からも「使わせてほしい」と問い合わせがあるといい、県国際室は「今後も変更などの要望があれば改訂版を作っていく」と話している。

 (木下大資)

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