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児童労働の実態知って 23日に福岡でイベント

2011-01-21 09:25:34 | 多文化共生
(以下、読売新聞【福岡】から転載)
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児童労働の実態知って 23日に福岡でイベント
イベントの準備を進める小川さん(左)ら

 貧困などを理由に外国の子どもたちが強制労働を強いられている現状を知ってもらおうと、NPO法人の「ソルト・パヤタス」(粕屋町)と「ACE」福岡グループ(福岡市)が23日、「はたらくこども」と題した啓発イベントを福岡市中央区大名2の市NPO・ボランティア交流センターで開く。

 「ソルト・パヤタス」はフィリピンの首都・マニラに近いケソン市・パヤタス地域で活動。ゴミ投棄場のゴミを拾い集めて生計を立てる貧困層の子どもたちに奨学金を給付し、教育を受ける機会を増やしている。会員からの寄付などを財源とし、1995年の創設以降、約250人を援助しているという。

 今回は、児童労働をなくそうと企業や政府への提言活動などを行っている「ACE」の福岡グループと共同で、児童労働の実態を写した写真パネル約30枚を展示。マッチ棒の箱詰め、インドやパキスタンで見られるサッカーボールの手縫い作業などを体験できる「児童労働体験コーナー」も設ける。

 国際労働機関駐日事務所(東京)によると、児童労働をしている子どもはアジアやアフリカを中心に約2億1500万人。多くは教育の機会を奪われたまま、貧困から抜け出せない状態が続いているという。ソルト・パヤタスの小川恵美子事務局長(40)は「子どもが働かなければならない現実が、今も世界中で起きていることを知ってもらう機会になれば」と話している。イベントは午後0時半~4時半、参加費100円。問い合わせはソルト・パヤタス(092・939・3633)へ。(向井由布子)
(2011年1月21日 読売新聞)

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