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生活危機:08世界不況 「外国人にも仕事を」 200人がデモで訴え

2008-12-24 07:20:34 | 多文化共生
(以下、北海道新聞から転載)
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生活危機:08世界不況 「外国人にも仕事を」 200人がデモで訴え--浜松

 自動車産業や電機産業を中心に派遣・請負労働者といった非正規社員の人員削減が続くなか、日系ブラジル人ら外国人労働者が多く住む浜松市で21日、雇用継続を訴えるデモや集会が開かれた。非正規社員のうち、言葉が不自由なため真っ先に影響を受ける外国人労働者。突然、理由も不明確なまま訪れる「派遣切り」の実態を訴えた。

 浜松市中区の公民館ではデモに先立つ集会が開かれ静岡、愛知、岐阜県などから外国人を含む約200人が参加した。「企業は雇用を守って」「政府は雇用の創出を」などを盛り込んだアピールを採択、今回の不況で職を失った外国人労働者が状況を説明した。その後、JR浜松駅周辺を約1時間にわたりデモ行進した。

 仕事を探しに長野県から浜松市に来たという日系ブラジル人のセイチ・トメさん(43)は、10月からJR浜松駅前の地下道で生活している。「ブラジルの人材派遣会社にあと70万円を送金しなくてはならないので、帰れない。何でもいいから仕事がほしい」と訴える。

 13歳の息子がいるブラジル人のメロウ・ブラジミルさん(36)は1カ月前、静岡県磐田市の自動車部品工場で、夫婦そろって雇用を打ち切られた。「帰国するのは簡単。でも今、ブラジル人社会に何か役立てないか。もう少し日本で頑張ろうと思っている」と話した。【平林由梨】

毎日新聞 2008年12月22日 北海道朝刊

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