多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

電機大手、13年度「外国人」「中途」採用拡大 グローバル化対応顕著

2012-03-27 12:26:06 | 多文化共生
(以下、産経新聞から転載)
==================================
電機大手、13年度「外国人」「中途」採用拡大 グローバル化対応顕著

2012.3.27 05:00

 電機大手各社が、2013年度も前年度並みの採用を継続する。歴史的な円高や韓国メーカーなどとの競合激化を背景に経営環境は軒並み悪化しているが、成長に期待する新興国など海外事業を伸ばすには、優秀な人材の囲い込みが欠かせないと判断しているためだ。ただ、各社の採用の中身をみると、中途や外国人の比率が高まるなど、厳しい環境を反映して即戦力やグローバルで通用する人材を確保する動きが顕著になってきた。

 電機各社の中でも高水準の採用を継続するのが、発電や鉄道など社会インフラ事業が牽引(けんいん)して業績が堅調な重電組だ。

 東芝が26日発表した13年度の単体採用計画者数は12年度に比べ30人多い850人とした。うち大卒と高専、高卒は30人少ない580人とする一方、中途採用は60人多い270人を採用する。グループ全体では20人増の1660人を計画する。「人材多様化に向け中途や外国人も積極的に採る」(東芝)方針という。

 日立製作所は単体で150人減の800人を計画するが、このうち中途は100人増の150人、外国人は20人増の60人を計画する。三菱電機は、12年10月入社と13年4月入社の合計の新卒採用数を前年と同程度の1410人とし、中途と外国人はそれぞれ高水準だった前年並みの400人、数十人を確保する。インフラ事業で海外営業を担える要員を確保する狙いからだ。

 一方、薄型テレビや携帯電話の苦戦などに伴い大規模なリストラを実施している家電・情報通信主力メーカーも、新卒採用の大幅な絞り込みは行わない。採用の谷間をつくると将来の人事政策にひずみが出るためだ。

 国内外で38万5000人の従業員を11年12月末までに35万人以下まで減らしたパナソニックは、海外展開を強化するためグループの海外採用数は前年度並みの1100人とした。1月に1万人の人員削減策を発表したNECは13年度の採用を前年度並みの350人とし、外国人も例年通り1割程度採用する計画という。

 今期の最終損益が2200億円の赤字に転落する見込みのソニーは優秀な外国人技術者の獲得に向け、新卒に占める外国人比率を30%程度まで高める方針だ。(今井裕治)

                   ◇

 ■主要電機各社の2013年度の新卒採用計画

          日本人       外国人

 日立製作所  650( 900)   60(  40)

 パナソニック 350( 510) 1100(1100)

 東芝     580( 610)   50(  50)

 三菱電機  1410(1410)  数十人(  20)

 富士通    540( 540)   60(  60)

 NEC    350( 350)   35(  35)

 注)単位・人。カッコ内は12年度採用見込み。三菱電機は12年度秋採用含む。パナソニックの外国人はグループの海外採用分含む

最新の画像もっと見る

コメントを投稿