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障害者の社会参加後押し 世田谷の本格仏料理店

2012-06-26 08:56:32 | ダイバーシティ
(以下、東京新聞【東京】から転載)
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障害者の社会参加後押し 世田谷の本格仏料理店

2012年6月26日


ハープ演奏を楽しみながら仏料理を楽しむ人たち=世田谷区三軒茶屋で


 精神・知的障害者が働く本格的な仏レストラン「レストラン アンシェーヌ藍」(世田谷区三軒茶屋)が人気を集めている。開店して三年二カ月。関係者は「障害者雇用の場が増える好例になれば」と意欲を見せている。 (山内悠記子)

 ハープが演奏される店内は落ち着いた雰囲気。壁には、藍染めや水彩画など障害者の作品が並ぶ。客は、制服に身を包んだ障害者らから丁寧な接客を受けながら、本格的な仏料理を堪能している。

 経営するのは、世田谷区若林で障害者の藍染め工房を運営する社会福祉法人「藍」。障害者の自立支援を目指す国の「就労継続支援事業B型」施設で、精神・知的障害者十八人がシェフや接客係として働く。

 B型施設の仏料理店は全国二番目といい、一日平均約十五人の客が訪れるという。宴会場「東京会館」に勤めていた健常者のシェフ一人や、スタッフ四人も常駐する。

 大野圭介施設長は「精神障害者は服薬の影響で俊敏には動けないことがあり、フレンチレストランで接客する時の優雅なペースが向いている」と話す。

 精神障害があるシェフの岩谷啓史さん(34)は「将来は高齢者施設のキッチンスタッフとして働きたいので、プロと一緒に働く経験は貴重」と夢を語る。

 レストランの収益は障害者への賃金に充てられており、大野施設長は「少しでも高い賃金が支払えるよう頑張りたい」と話している。

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