(以下、読売新聞【宮城】から転載)
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外国人、母国語で大震災語る
18か国・地域の50人体験を共有
被災経験などを語り合う外国人たち(県仙台合同庁舎で)
東日本大震災を経験した県内の外国人が母国語で被災体験を語り合う「東日本大震災をふりかえる会」が17日、仙台市青葉区の県仙台合同庁舎で開かれた。18の国・地域の約50人が参加し、震災の体験や不安な気持ちなどを共有し合った=写真=。
県国際交流協会が、被災した外国人に「思うままに語る場を提供したい」(大村昌枝・企画事業課長)と企画。参加者は英語や中国語など言語ごとに9グループに分かれ、約1時間、それぞれの体験を語り合った。
宮城教育大研究員で、仙台市青葉区に住むガーナ人、ビリンポン・チュナシワさん(32)は「初めての地震でびっくりして、風呂場で布団をかぶって揺れが収まるのを待っていた。どうしたらいいか分からなかった」と振り返った。仙台市宮城野区に住む、インド人の主婦ナンディ・ペリヤサミーさん(33)は「日本語が分からないが、アパートの住民が水を分けてくれたり、ご飯が買える場所を教えてくれたりした。知らない人同士で助け合えたのは、ありがたかった」と語った。
参加者には「(母国語の)英語で思い切り話せたのは良かった」と好評で、同協会は、同様のイベントを気仙沼市や南三陸町など沿岸市町でも行う予定という。
(2011年5月18日 読売新聞)
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外国人、母国語で大震災語る
18か国・地域の50人体験を共有
被災経験などを語り合う外国人たち(県仙台合同庁舎で)
東日本大震災を経験した県内の外国人が母国語で被災体験を語り合う「東日本大震災をふりかえる会」が17日、仙台市青葉区の県仙台合同庁舎で開かれた。18の国・地域の約50人が参加し、震災の体験や不安な気持ちなどを共有し合った=写真=。
県国際交流協会が、被災した外国人に「思うままに語る場を提供したい」(大村昌枝・企画事業課長)と企画。参加者は英語や中国語など言語ごとに9グループに分かれ、約1時間、それぞれの体験を語り合った。
宮城教育大研究員で、仙台市青葉区に住むガーナ人、ビリンポン・チュナシワさん(32)は「初めての地震でびっくりして、風呂場で布団をかぶって揺れが収まるのを待っていた。どうしたらいいか分からなかった」と振り返った。仙台市宮城野区に住む、インド人の主婦ナンディ・ペリヤサミーさん(33)は「日本語が分からないが、アパートの住民が水を分けてくれたり、ご飯が買える場所を教えてくれたりした。知らない人同士で助け合えたのは、ありがたかった」と語った。
参加者には「(母国語の)英語で思い切り話せたのは良かった」と好評で、同協会は、同様のイベントを気仙沼市や南三陸町など沿岸市町でも行う予定という。
(2011年5月18日 読売新聞)