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外国人、母国語で大震災語る

2011-05-18 10:36:51 | 多文化共生
(以下、読売新聞【宮城】から転載)
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外国人、母国語で大震災語る

18か国・地域の50人体験を共有

被災経験などを語り合う外国人たち(県仙台合同庁舎で)

 東日本大震災を経験した県内の外国人が母国語で被災体験を語り合う「東日本大震災をふりかえる会」が17日、仙台市青葉区の県仙台合同庁舎で開かれた。18の国・地域の約50人が参加し、震災の体験や不安な気持ちなどを共有し合った=写真=。

 県国際交流協会が、被災した外国人に「思うままに語る場を提供したい」(大村昌枝・企画事業課長)と企画。参加者は英語や中国語など言語ごとに9グループに分かれ、約1時間、それぞれの体験を語り合った。

 宮城教育大研究員で、仙台市青葉区に住むガーナ人、ビリンポン・チュナシワさん(32)は「初めての地震でびっくりして、風呂場で布団をかぶって揺れが収まるのを待っていた。どうしたらいいか分からなかった」と振り返った。仙台市宮城野区に住む、インド人の主婦ナンディ・ペリヤサミーさん(33)は「日本語が分からないが、アパートの住民が水を分けてくれたり、ご飯が買える場所を教えてくれたりした。知らない人同士で助け合えたのは、ありがたかった」と語った。

 参加者には「(母国語の)英語で思い切り話せたのは良かった」と好評で、同協会は、同様のイベントを気仙沼市や南三陸町など沿岸市町でも行う予定という。
(2011年5月18日 読売新聞)

外国人就職支援へ日本語教室

2011-05-18 10:36:28 | 多文化共生
(以下、中国新聞から転載)
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外国人就職支援へ日本語教室

 外国人のための就職支援日本語教室が17日、呉市広古新開の広公民館で始まった。市内に住むブラジル、ペルー、フィリピン出身の15人が就職活動に必要な日本語を約3カ月間学ぶ。

 日本語で履歴書を書き、面接を受けられるようになることを目標に、1回2時間の授業を週3回受ける。初日は16~66歳の受講生が講師の増木敏広さん(70)に質問をしながら、日本語での自己紹介の仕方や「魚」「牛」などの単語を学んだ。

 市内在住の外国人は4月末現在で2837人。リーマン・ショック以降、就職が困難になっている外国人を支援するため、市が広島県の補助金を利用して昨年から教室を始めた。

【写真説明】増木さん(右端)に質問をしながら日本語を学ぶ受講生

被災児童とかるたで交流=NZ有段者「応援したい」-宮城

2011-05-18 10:36:06 | 多文化共生
(以下、時事ドットコム新聞から転載)
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被災児童とかるたで交流=NZ有段者「応援したい」-宮城

 小倉百人一首の競技かるたで外国人として初めて有段者となったニュージーランド人の小学校教諭リントン・ラスジンさん(33)が17日、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の東浜小学校を訪れ、全校児童24人と交流した。
 はかま姿のラスジンさんは、児童の前で競技かるたを実演。対戦した男子児童4人のうちの1人、小学3年の今野優也君(8)は「バーンという音にびっくりした」と、ラスジンさんがかるたを取る迫力に驚いていた。
 ラスジンさんは1995年に静岡の県立高校に留学中、初段を獲得。今年3月、ニュージーランドで開かれたかるた大会に、震災の影響で参加できなかった石巻市教育委員会主事坂本忠厚さん(50)が避難所で仕事をしていると聞き、「大好きな日本を応援したい」と来日した。
 静岡県の別の高校に英語教師として赴任した経験もあるラスジンさんは「国際交流は大切なこと。子供たちから元気をもらった」と話した。
 2月に起きたニュージーランド地震では、クライストチャーチ市にある実家の建物にひびが入ったという。(2011/05/17-20:12)