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日系人失業者:帰国支援・再入国禁止見直し 日系人から評価の声 /静岡

2009-05-12 13:12:58 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【静岡】から転載)
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日系人失業者:帰国支援・再入国禁止見直し 日系人から評価の声 /静岡
 ◇「許可出るのか」の指摘も

 日系人失業者に対する国の帰国支援事業をめぐり河村建夫官房長官が11日、「3年をめどに再入国できる」と運用を見直す考えを示したことを受け、浜松市の日系ブラジル人支援団体などから評価する意見も上がった。ただ、「3年間、日本に入国できないと再入国の許可がきちんと出るのか」との指摘もあり、見直しが実現しても、支援事業の利用者が増えるかどうかは不透明だ。

 日系ブラジル人失業者を支援する「ブラジルふれあい会」(浜松市中区)の座波カルロス理事長(45)は「とてもいい話だ」と評価した。今の帰国支援事業では適用を受けると事実上「再入国禁止」になることへの反発は根強い。

 実際、同会が4月、日系ブラジル人350人を対象に実施したアンケート結果で、「利用したくない」が95%に上った。座波さんは「運用が改められれば利用者が少しずつ増えるのではないか」と話した。

 一方、日本人とブラジル人の交流活動を行う「浜松ブラジル協会」代表の石川エツオ弁護士(47)は「再入国許可期間の3年間を過ぎるとビザの申請が必要だが、帰国後に永住ビザがきちんと再発行されるのかが問題となる」と指摘した。【大塚仁】

日系人失業者:再就職支援、にほんご教室が開講--浜松

2009-05-12 13:11:03 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【静岡】から転載)
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日系人失業者:再就職支援、にほんご教室が開講--浜松 /静岡

 仕事を失った日系人に日本語を指導するための国の就労準備研修「シャンセ!にほんご教室」が11日、浜松職業能力開発短期大学校(浜松市南区)で開講した。厚生労働省が浜松国際交流協会(HICE)に委託した事業で、全国に先駆けてスタートした。今後、日系人が多く住んでいる全国30地域で行われることになっている。

 日系人労働者の多くは昨秋からの不況で雇い止めにあうケースが目立ち「日本語をうまく話せない外国人の求人は、ほとんどない」(ハローワーク浜松)。教室の開講はこうした実情を踏まえ、日本語の上達を促す狙いがある。

 11日の研修にはテストに合格した20~50代の南米出身の日系人44人が参加した。7グループに分かれ、教師から声の大きさや抑揚のつけ方を教わったり、あいさつを練習した。

 今後は7月30日まで毎週火-金曜に3時間ずつ、自己紹介や電話での応対など仕事で必要になる会話を中心に学ぶ。算数や履歴書の書き方も指導するほか、面接練習も行う。

 参加した日系ブラジル人3世のメス・テレシケ・クレベル・ショイケさん(25)=同市西区=は「1月に失業したが、日本語が話せればレストランなどの求人はあった」と期待を語り、「みんなで覚えるのが楽しい。頑張って日本語が話せるようになりたい」と話した。【大塚仁】

湖西で求職中の外国人に職業訓練講座 熱意の26人が受講

2009-05-12 13:10:17 | 多文化共生
(以下、読売新聞から転載)
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湖西で求職中の外国人に職業訓練講座 熱意の26人が受講

2009年5月12日

開講式に臨む外国人ら=湖西市吉美の湖西地域職業訓練センターで
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 求職中の外国人を対象にした湖西市の職業訓練講座が11日、同市吉美の湖西地域職業訓練センターで開講した。7月までの約2カ月、機械加工の技術や日本語などを計336時間学ぶ。 (角雄記)

 日本で生活しながら働くための知識を学んでもらおうと、市が不況による雇用悪化の対策として始めた。特に日本語が不自由な人が対象で、20人の定員に対し45人の応募があり、最終的に26人の受講が決まった。

 開講式で谷中厚夫市商工労政課長は「今後も日本で働き続けたいという熱意のある方がここにいる。2カ月間でたくさん学んでください」とあいさつ。センターの兼松成治所長は「仕事を見つけるには厳しい環境ですが、就職に結び付くようがんばって」と述べた。