Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

ACL

2007-04-28 11:56:10 | Sports:football
 この水曜日の試合.

 浦和は上海と.正直この試合はつまらなかった.「アウェイだから」というのが救いか?相手は5バックの前に3人置くという醜いサッカー.だからと言って浦和が得点取れなくても良いというものではない.こういう相手をどう崩すか?というアイデアは全く見られなかった.
 とにかくペナルティエリア外でボールをまわしている姿に全く怖さを感じなかった.ボールの動きは遅いし,ドリブルで切り込む姿は皆無だし.永井が不在にしてもちょっと酷い.

 結局疲労があったのだろう.動けていたのは前半の極僅かな時間の間だけだった.


 次に川崎と全南.試合は殆どの時間川崎が制する.2位のチームが相手でもホームならこのくらいの戦いを見せて欲しいものだ.サポーターも多く集まっていたし良い試合を見せられたのではないだろうか?
 一つだけ情けなかったのが,1点目のシーン.なぜ村上はあそこでクロスだったのか?わざわざ人の多いところへクロスって.あのシーンは信じられなかった.というより「日本らしい」シーンだった.


 ゴールへの意識の少なさ.日本のサッカーが小奇麗に,か弱く見えるのはこれが原因だろう.獰猛さは感じられない.特にこの試合の直前にCLを見たので余計にそう見えた.彼らはひたすら前に進む.奪い合うようにシュートする.あの半分でも意識が欲しいところだ.
 あとCLと比較していて思ったのはプレーが途切れたときの間がCLは短いこと.気のせいではないと思うが.彼らは隙を常に狙っているように見えた.


 とにかくこれで川崎はJリーグ勢として初めてのACL決勝トーナメント進出をほぼ確実にした.ここからが勝負だ.

bjファイナル

2007-04-27 21:33:59 | その他
 bjファイナルを見た.そう言えば日本人のバスケの試合を丸々1試合見るのはTVでも初めてだ.

 まだ知名度は低いから一応説明すると,日本発のプロバスケットボールリーグのbjリーグ.その8チームのリーグ戦上位4チームがプレイオフを戦う.

 昨年はBSでの放送も無かったが今年はBSフジが3位決定戦とファイナルを生放送.2年目のbjが少しずつ軌道に乗りつつある証拠でもある.ただリーグの観客数はまだ平均3000人に達しておらず(小さい会場が多いそうで,その占拠率は高いそうだが),またこのファイナルも満員とならず.改善の余地はまだまだありそうだ.

 そのファイナル.前日の1回戦で新潟が負けるという波乱があった.正直新潟のような優勝のみを狙っているチームが負けた場合,3位決定戦は余りにモチベーションの保てない試合となる.3位でも満足のチームにすれば良い試合かもしれないが.それを示すかのように新潟は覇気が無かった.遠く新潟からきてくれたサポーターのために頑張っていたがチームは球際の勝負にことごとく負けていた.勝負はすぐに見えた.

 そしてファイナル.試合は大阪が局面局面を支配する.特にリバウンドで強さを見せた.そこで競り勝つことによりじわじわと点差を広げる.高松は中川の動きがよく,そこからの展開で攻撃を組み立て,4Qには3点差まで追いついた.
 しかしここで今季参入チームの経験の無さがでた.点差を詰めることに焦ってしまい安易に3Pシュートばかりを狙う.外して点差が開くと更に点差を早く縮めようと3Pシュート・・・.ここからしばらくの間得点をすることさえ出来なくなった.同時に中川の足も止まった.
 結局大阪が順当にbjを2連覇した.大阪は高さ,強さ,速さ,うまさを高いレベルでそろえており,優勝に値するチームだった.


 bjは無事2年目のシーズンを終えた.色々問題はあるし競技レベルの問題もある.しかしこの日のパルマーと中川のマッチアップなどはお金を出して見るに値するプレーだった(自分がガードだったからかもしれないが)し,あの緊迫感は十分に楽しめるものだった.

 これまで他人事だったプロのゲーム(NBA).スター(もちろんジョーダン)がいないと1試合全てを見ることのは苦痛だったし夜なので眠かった.バスケってプロスポーツとして難しいのか?日本人には合わないのか?なんて思っていた.
 しかしリーグに特別なスターはいないbjでも,それが自分のとこ(日本)の出来事になると,レベルに関係なく十分見るに値するものだった.可能性を感じることが出来た.バスケ経験者はスラムダンク世代を中心にかなり多い.その世代をメディア無しで何とか取り込めれば盛り上がりももっと出てくるのではないだろうか?

 少なかったメディアへの露出も,プレイオフは新聞で1/6面を使われて報道されていた(その数日後に日本協会の混乱も伝えられていたが).BSフジも番組を持ってくれている(来年は?).昨年より改善されている部分は多々見られる.各チームの厳しいスポンサー状況も露出増加と共に改善されていくだろう.


 いつか本当に「自慢していいですか?」と言えるようになれれば.

第7節

2007-04-25 23:33:47 | Sports:football
 第7節.

 まずは浦和と川崎.浦和は田中を欠いた状態で4バックに不安あり.中盤からのプレスもようやく機能しだしたばかり.対する川崎は森,谷口が戻りようやくチームが安定しだした状態.ただ我那覇の調子の悪さが気になるところ.
 そこに川崎は左サイドに黒津を入れる.これが前半の浦和有利の流れを作り出した.黒津は攻撃的にするために入れたのだろうが,4-4-2にした浦和の右サイドが気になって前に出れず.こうなると3バックの川崎は前の人数が減ってしまい攻撃が機能せず更に押し込まれる展開になる.

 結局前半はその流れを断ち切れないまま後半に.すると何故か川崎がゴール.少ない人数で高い決定力を誇るチームらしいが,このときは阿部が油断していた.あの位置から足が伸びてくるのを予測できていなかったように思う.
 そして追加点は速攻から浦和のCBをサイドにおびき出した上でジュニーニョの正確なクロスから.あれは中がボールウォッチャーになっていたのだろう.
 と色々書いたが,この日は川島のプレーが全てだろう.あれだけ安定していれば簡単に点は取られないだろう.

 川崎はサイドで主導権を取れないときの対応が今後問題になるだろう(まぁ中が強力なのでバランスはいいが).浦和は前から守るようになれば当然後ろにスペースが出来る.これまでと守備の意識を変える必要がある.それにどう対応していくか?だろう.


 次はG大阪と磐田.前半で3点.磐田は何してんの?という感じ.中山の1トップが機能せず.前田の不在が大きい.対するG大阪は二川がこの日は抜群だった.攻撃を支配した感があった.遠藤がそれ程できが良くなかったのでこの活躍は大きかった.
 ただマグノアウベスがやはり本調子から程遠いのか機能しない.バレーもフィットしているとは言いがたいが運動量と高さでカバーしている感じ.家長不在時は前への圧力が減るのでこの存在はありがたい.
 後半は磐田が中山を下げ村井を入れ,更に犬塚を入れたことでチームが安定した.ただ成岡がもっとFW的な動きができればもっと強いチームになるのだろうが.結局追い上げも橋本の駄目押しゴールで打ち消された.

 磐田は前田の不在,福西の移籍で攻撃力が落ち,大田の運動量も生かせない状態だった.今シーズンは苦戦を強いられるだろう.G大阪は首位になったがこの試合は相手の時間を後半に作らせてはいけなかった.こういうのをなくさないと優勝争いは厳しいだろう.
 とりあえず無料放送してくれたスカパーに感謝.

がんばれ日本ふぁいと

2007-04-23 00:58:57 | Sports:football
 U-22シリア戦.2-0で勝利.

 アウェイのシリア.日本で調子が悪かったとの評判だった上,WYベスト16という実績もあるのでどのくらいホームで強いのか?と思ったが日本で見たシリアと全く変わらなかった.相変わらず守備はザルで攻撃も連動しなかった.
 更にはスタジアムはガラガラでとてもアウェイという雰囲気も無く,気候も日本に近く,現地邦人の子供の歓声に和まされるだけだった.

 試合は水野の左足のミドルシュートで先制.相手の守備がベタ引きだったので効果的なミドルだったが,正直もっと打って欲しかった.アジアにブッフォンやジダみたいなキーパーなんていないのだから,枠に行けば可能性は結構あるはずだし.2点目は相手の不注意からホンダがフリーになりラッキーな得点.
 試合の見所はそれだけだった.とてもじゃないがこの日の日本の動きが良かったとはいえない.全体的に重く鈍かった.連動し長い距離を走ることもできず後半は息切れ.まぁアウェイだから時差とかで,と言いたいが,相手があのレベルならもっと出来たはずだろう.

 特に言い訳がきかないのはFW.試合の間目立つことが無かった.探してみてようやく見つかるが効果的な動きは全くできず.さっさと諦めて菅沼を試せばよかったのに.まぁ子の世代のFWは期待するだけ無駄なんだろうが.

 で,今回は時間がたったのでかなり忘れたので採点は止めておこう.

第3戦

2007-04-22 18:49:15 | Motor
 バーレーンGP.

 この日はとにかくつまらないレース.接戦では勝てないマッサがPPから逃げる展開.強いわけではないドライバーがこういうレースをすると見るほうが興ざめしてしまう.正直2位以降の争いしか興味がなくなったが,それもあまり変化が無い.アロンソが調子悪いことのみを観察して終わるレースだった.

 とにかくフェラーリとマクラーレン,そこにBMWが入って争う形には違いないだろう.そしてホンダが最高に調子悪いのも間違いない.そこにアグリチームのエンジンブロー2連発が追い討ちをかける.浮上のきっかけさえつかめないままだ.


 というわけであまり見所も無く終わったGP.ヤルノとジャンカルロの健闘がオールドファンにはうれしかったくらいか.

東アジア

2007-04-22 18:03:09 | Sports:football
 この間のACLは東アジア対決だった.

 まずは浦和と上海.上海はこのグループのライバルになると思われたが成績が良くない.実際試合を見るとその理由がすぐわかるほどチームが良くない.代表がいるの?と思わせるくらい技術は低いし,チームとしての成熟度も低い.
 しかし浦和は点が取れない.こういうときは大体セットプレーから失点する.と思っているとセットプレーで危ない場面が.その最大のピンチを守りきると後は浦和のペース.結局1-0の勝利.正直あの相手に1-0は物足りない.しかも得点はセットプレーから.グループリーグはともかく,その先は厳しいかもしれない.


 で川崎は全南相手.見始めてすぐに韓国のプレーの汚さに腹が立つ.サッカーも出来ないチームとやらなければならないACLは大変だ.ルールも糞もあったもんじゃない.普通の審判なら4人くらい退場していてもおかしくない試合だった.
 そんな相手に3-1と川崎は勝利.正直腹が立って細かい内容は見ていない.川崎は攻撃を受け止めながら素早いタッチで得点を重ねるいつものプレーが出来ていたのが良かったのだろう.ジュニーニョの得点は圧巻だった.

 しかし韓国のACL人気の無さ(というかクラブチームサッカーの不人気)は酷い.下手したら川崎のサポーターの方が多かったんじゃないだろうか?やってるサッカーも酷いし,ACLの枠を減らせばいいのに.
 一番不思議だったのはドラゴンズ(この名前もどうかと思うが)って名前でチームカラーが黄色って.竜なら緑か金色だろう.あ,日本にも水色の竜がいるから人のこといえないか.多分あの水色の竜が生まれた背景と近いものが黄色の竜にもあるのだろう.

開幕

2007-04-21 00:00:33 | ファジアーノ岡山
 中国リーグも開幕した.遅くなったが.

 ファジアーノ初戦の相手はマツダSC.昇格したばかりのチームらしい.試合は4-0でファジアーノ.とにかくメンバーが大幅に変わった初戦を勝てたのは何より大きいだろう.ただし,退場者を出したことは反省材料だし,元Jリーガーが揃うチームにしてみれば「4点しかとれなかった」という結果だろう.基準は昨年より一気に高くなったはずだし,そうでないとJFLは厳しいだろう.厳しくチームを見ていかなければ.

 そして今年の開幕を多くのメディアが報道してくれているのも心強い.スタジアムスポンサーには天満屋や中国銀行も加わった.チームも少しずつ成長をしていって欲しいものだ.ただ遠隔のファンのためにoniビジョンさんはストリーミング放送を何とか直してして欲しいもんだ.まぁ地元CATVで放送してくれているだけでも感謝しなければならないが.


 そのチームは開幕後また東京Vより補強を行った.まだまだ予算が足りていない状況でこれだけの補強をして大丈夫?という不安は付きまとうが.東京V側がうまいことしてくれていると信じよう.
 しかし東京Vはまたユース代表レベルの選手をレンタルに出してきた.トップチームでは物足りない選手なのだろうか?それともあの監督の下であれだけの補強をされると出番を得ることが出来ないという前提だろうか?
 正直彼らのレベルならばJ2(まぁJ2同士は無理か)に行くのは分かるが,地域リーグでは得るものは少ないだろう.本当になぜ彼らが来てくれたのか不思議でならない.そんな選手がファジアーノ「なんか」に来てくれるのは「来年には東京に帰る」ことを前提にしても非常に嬉しいことだ.岡山にいいイメージを抱いて帰ってもらえるようにするのがクラブ,サポータのできることだろう.もちろん我々にも良いお土産を残して欲しいが.

 ただ上がれなかった場合,彼らの立場もファジアーノの立場も非常に危ういものになるんだろう・・・.彼らにとっても東京Vのトップチームで生きていけるか?代表に復帰できるか?という正念場には違いないのだろう.


 と,どうしても悪い方向に考えてしまうが,とにかく29日は桃スタに行こう.そしてそのままJFLへ行こう.

第6節

2007-04-16 00:52:47 | Sports:football
 さて第6節.

 まずは神戸と千葉.正直神戸が押されると思っていたがこの日は神戸が終始試合を優位に運んだ.千葉が明らかに調子が悪いのもあるので何ともいえないが,この日の神戸のサッカーは非常に良かったと思う.何が良いかといえば全員での守備意識.千葉もよく動くサッカーをするが,この日の中盤は神戸が制した.
 開幕から変わったことと言えばやはり大久保が中盤に入ったこと.彼のキープ力,視野の広さ,ドリブルはやはり一級品.代表にそろそろ呼んでもいいんじゃないの?と思っていたら近藤が呼ばれていた.神戸からは久々の代表召集だ.

 対する千葉はイビチャの頃の見事なサッカーからは一転,迷いの見えるサッカーでどうすべきか分かっていないような状況.特に水本,水野というU-22代表を欠いた状況となり,更に質が落ちてしまった.ただ下村がチームになじんできたのと新外国人のDFが機能しているのが救いか?


 次に新潟とG大阪.新潟客減ったなぁ,という第一印象.万博より多いけどね.試合は・・・とおもったらMLBが延長!!!あほか.しかもディレイせずニュース入れて途中からの放送.あほか.えぇ加減打ち切れよ.野球を知らない知り合いの「外人デブだらけ」というコメントに更に腹が立った.
 そんな状態であまり集中して見れなかったが,今年の調子の良い新潟とちょっと調子落ち気味のG大阪.で新潟ホーム.新潟優位の試合になるだろうことは予測できた.試合はガチンコのぶつかり合い.G大阪はやはりゴール前の連携に難があるように見えた.
 お互いのGKのミス気味の失点で1-1となった後は新潟がペースを握りG大阪は初黒星.最初さえなければ面白い試合だったのに.


 で,最後に柏と浦和.お金儲け用に国立開催.柏と言うチームはホームのサポーターが一番の戦力だ.それが国立と言うことであたかも浦和ホーム.この時点でこの試合の柏の負けは決まっていたのかもしれない.
 前半は浦和が圧倒する.「まずいよ,浦和・・・」と思わすぐらい浦和がチームとして成り立ち始めた.変わり始める兆候はあったが,ちょっと早すぎる.ここがチームとして機能しだすと面白くないんだけど.
 浦和は2,3年前のように中盤で厳しくプレスが出来るようになった.それさえ出来ればあとは個人技のあるFWがいるので問題は無くなる.

 対する柏は菅沼がいないことが響いた.攻撃が本当にフランサしかいない.おかげで浦和はプレスをかけやすそうだった.あと浦和に対して前に向かうDFの守備の仕方が裏目に出たように思う.あのくらい個人技のあるチームにはまだ早かったのかもしれない.途中から3バックに変えてからようやく落ち着き始めたが浦和に2点取られたら勝負ありだ.
 あとはまだ成熟していない浦和のプレスの途切れを待つしかなかった.後半その時が着たがこの日の柏にはそれをしとめる力は無かった.


 という6節.最近はやべっちとすぽるとが一番詳しくていい.そろそろ個人技に注目したダイジェスト番組より試合全体を見渡した番組が出来て欲しいな.

人通り

2007-04-15 13:58:03 | 興行--日本野球--
 たまたま野球のある日に甲子園を通った.

 正直なところ「うわぁ,最悪.人ごみやで,絶対」と思った.しかし試合終了直後にも関わらず三宮行きの電車には人が余りのって来ない.こういうとき性格なのかその理由を調べようと色々観察してしまう.

 で分かったのが「甲子園には大阪から多くの客がきている」と言う事.確かに近所の人はチャリや車,というのが多いだろうが,甲子園周辺を歩いていて取り立ててそういう人が多くは無かった.だからサンプルとしては電車の人だけで良いだろう.
 電車は三宮方向は普通に座れた.立っている人は僅かだった.対する梅田方向はホームがぎっしり.確実に倍はいた.

 確かに大阪の方が人口が6倍くらい?いるのかも知れないが,兵庫県がホームのチーム.神戸という100万都市もある.なのに大阪から来る方が多いのだ(もしかすると尼崎かもしれないけど人口からしてそれは無いと思う).何だかんだ言っていびつな地域密着をしているんだろう.


 ちなみに阪急方面への乗り換えも極僅かで,三宮に着く頃にはファンらしき人は車両から殆ど消えていた.駅ではサッカー少年がうろついていた.これが兵庫県の野球熱だろう.
 平日は客入らないだろうな.大阪からは遠い.

第2戦

2007-04-12 00:07:32 | Motor
 F1第2戦,マレーシア.

 この日は1周め1コーナで全てが決まった.フェラーリとマクラーレン.そこには大きな差は無かった.しかしマッサとアロンソ.そこには埋めがたい差があった.解説の右京が言っていたとおり役者が違った.しかもフェラーリはPPのために燃料軽めでのスタート.ここでの追い抜きはすなわち負けを意味する.
 スタート自体はマクラーレンの車が良い可能性もある.なぜならキミもハミルトンに先行されていたからだ.しかし役者が違うと言い切れるもうひとつの理由がある.それはマッサがハミルトンにさえ抜かれたことだ.アロンソ1台ならまだ実力でポジションを奪い返す可能性も残された.しかしハミルトンに前を行かれて時点でその可能性は一気に小さくなった.なんとしても抑えきる(なんならぶつけるくらい意地を出して)必要があった場面であの情けない抜かれ方….マッサというドライバーの力量がさらけ出された瞬間だった.

 そしてもうひとつそれは見ることができた.マッサがハミルトンに追い抜きをかけた場面だ.どちらが新人かわからないようなイージーミス.しかも明らかにスピードが上回っていたマシンでのブレーキングミス.ミハエルを見続けたチーム関係者はあきれてしまっただろう.


 レースは決まった.すぐに興味はその他チームに移る.やはり3番手チームはBMWだ.ニックがようやく才能を発揮できる場面を迎えた.キミとの元チームメイト同士の争いになれば興味深い.
 そしてそこからひとつ下にルノー,トヨタ両エンジンを積んだチームがくる.ただこれらのチームが現時点で優勝を狙えるとは到底思えない.そしてそこから一段落ちてホンダ.とにかく予選最速が佐藤君であることからもワークスチームの腐った状況がわかる.予選1回目で脱落するバリチェロと複数年契約したのはもう愚の骨頂としか言いようが無い.彼も「車に走らされていた」ドライバーの一人に位置づけられてしまっただろう.ホンダワークスの低迷は,二人のドライバーの開発力の無さも示しているように思う.

 そして佐藤君.スタートで珍しく失敗してしまい後は凡レース.まぁ悪くない結果ではある.今年はポイントを獲得することは難しくないだろう.

 という2戦め.メディアはハミルトンをポストミハエルにしたがっているようだがどうだろう?GP2の走りを見ていないのでよくわからない.GP2も見ようかな?