Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

第8節

2008-04-28 06:29:10 | Sports:football(J)
■京都と浦和

 満員の西京極.浦和にのっとられなくて良かった.試合は予想外に京都ペース.レギュラーを3人も欠いているにも関わらず.浦和は鈴木を欠き中盤は隙だらけ.特にボールを持ったときにプレッシャーを掛けられた田中は非常に危ういプレーを連続する.気づけば最終ラインに吸収され京都は自由にプレーする.
 圧倒的に内容は京都.しかしイラついた田原が一発レッド.直前の判定には実況と同様疑問が残るが足を出した田原の負けだ.そこから京都はギリギリで保っていたバランスが一気に崩れる.結局内容と大きく異なるスコアが残った.

 京都は惜しい試合だった.ただ今後に期待を持てる戦いだった.逆に浦和はチームができていない.可能性があるとすれば高原が得点したことくらいか?


■神戸とG大阪

 この日はスタジアム観戦.ダービーも初めて.ウィングは雰囲気も良く応援の張り合いも見ていて楽しい.バックやメインも両チームの応援に分かれていて良かった.残念なのはGWのダービーで両ゴール裏が完全に埋まっていなかったこと.しかも神戸の方が少ないなんて….
 座ったのは中央やや神戸寄り.兵庫県民だしスポンサーだし.客層は小学生から家族連れ,カップルと前行った大阪ドームとは全く違う.サポーターもドームの暴走族みたいな(そのまま暴走してる奴も見たが)格好の人も当然いない.帰りの地下鉄も両サポータが入り乱れるにも関わらず平和.相変わらず健全な場所だと思った.

 神戸とダービーというとやはり最も近いG大阪だろうが,同じ川崎を母体を持つファジアーノとの対戦が本当のダービーというのに当たるだろう.隣県でもあるし.あのスタジアムでダービーできたら最高だろうなと思いながら,でも今はあのゴール裏を1/10埋めることもできないだろうなぁ,と悲しくなったりもした.早くあのスタジアムに相応しいクラブになりたいものだ.


 神戸はレアンドロを欠きFWは馬場.対するG大阪もACL疲れを考慮して二川をベンチにして倉田.しかしこの日はこれが勝負を決定付けたと言っても良いかもしれない.試合は立ち上がりこそG大阪が支配したが,その後は殆ど神戸が支配した.
 両チームともコンパクトな陣形だが神戸の方が守備の時点で運動量が多い.そして攻守の切り替えが早く,奪った瞬間に全員がDFラインの裏を見る.そこに前線の選手が走りこむ.その攻撃にG大阪はラインが乱れたり下がったり.G大阪の守備は相変わらず不安定だった.
 G大阪は神戸のプレスに押され攻撃も形にならない.倉田は殆ど攻撃でいいところがなく,そのため前線が非常に薄い.両サイドも神戸が優位で試合は進んだ.内容は神戸だった.

 この日は文句無く大久保の日だった.久しぶりに生で見たが相変わらず一人レベルの違う動きをしていた.ルーニーに一番近い日本人だと思う.1点目までにも何度もゴールに迫り,そしてパスも非常に効果的なものが多かった.馬場がよくなかったためにこれだけで終わったが,もしレアンドロがいたらこの日は大差のゲームになったかもしれない.

 G大阪は0-1となったあと,後半開始直後G大阪にプレゼントFK.審判はもっとホーム寄りの笛を吹いた方が良いんじゃないか?と思う場面は多かった.そしてそこからゴール.バレーも生で初めて見たが,前への迫力がすごい.DFが引きずられるような錯覚もあった.
 1-1となったところでG大阪にペースが移り始めた.特に最近勝てていない神戸はチーム全体が弱気になったように見えたが大久保がいる.本当にいいゴールを叩き込んだ.G大阪クラスのチームのDFならあれは止めて欲しいところだが,バレーにも負けない力強い突進をした大久保を誉めるべきか.

 結局2-1で神戸.内容も結果も神戸だった.ACLの影響をモロに受けたG大阪だが二川が入っていても勝てたかどうか.そのくらい内容に差があった.チームが何がしたいか?という全体の理解度では明らかに神戸のほうが上だったように思う.こんなチーム状況だと個人の力が相当無いと厳しい.パーツが一つでも欠けると今のG大阪ではこういう結果も当然ある.もしかするとG大阪は一旦チーム再生をする時期に来たのかもしれない.



というわけでtoto予想.この間は惜しかった(けど買ってないし).
木白-清水:0
磐田-京都:1
浦和-札幌:1
横FM-千葉:1
名古-川崎:1
新潟-東ヴ:0
FC東-大分:1
鹿島-神戸:2
ガ大-大宮:1
仙台-鳥栖:2
熊本-甲府:2
福岡-草津:0
愛媛-セ大:2

ACL第4戦

2008-04-27 11:55:48 | Sports:football
■G大阪とメルボルン

 この日は4バック.そうすると前回の試合が嘘のように安定した試合運び.完全に試合を支配し1点目は「ようやく」G大阪らしい得点.しかも今シーズン苦しんでいた山崎の得点.そして2点目も.これを機に調子を上げてくるか?
 ただ彼は今シーズン,アメリカ,豪州からしか得点できていない.両チームとも守備が甘く,そしてあまり研究もされていない相手.早くリーグで点が欲しいところだ.

 試合は2-0でG大阪の完勝.実力どおりの試合をすればこの結果,内容が順当だ.前節が余りに酷かっただけで.これで第一の目標のグループリーグ突破は決定的だ.


■北京と鹿島

 試合はまさかの敗戦.一つの救いは0-1だったことか.やはりマルキーニョス不在は前線の力を落とし,内田の不在は攻撃の厚みを落とす.そして相手はホームで前回とは異なり積極的に攻撃してきた.逆に言えばあれだけ押し込まれてこの結果はしぶとい鹿島らしいところか.

 そうそう相手は結構強かった.あと中国ってリーグは韓国よりも客が入るんだね.ACLだと中国はちょっと嫌な相手になりそう.

JFL第7節

2008-04-27 01:25:53 | ファジアーノ岡山


 ホームで琉球と対戦.天気の良いこの日はスタジアムへ.駅から歩くと普段より歩く人が多い.岡山に住んでいたときにこの道を歩いたことは数回のみ.そのくらい車社会の岡山であの人数は珍しい.観客数も期待できるか?そう思いながらスタジアムへ.
 スタジアムに着くと当日券売り場に長蛇の列.15分ほど並んだ.それが試合開始5分前.それでもまだ長蛇の列.試合開始に間に合わなかった人も多かっただろう(社長は謝罪していた).初めての人は「こんなに並ぶならいいや」とか「最初見れんかったがな」,特にこの日は得点が早かったので「得点見れんかったがな!」とお怒りの人もいたかも知れない.
 これもプロクラブへのいい経験とすべきで繰り返してはいけない.窓口では2,3人対応していたのだから列を2,3列にしていればもう少しマシだったように思う.まぁあの行列は周囲にいた人へのアピールにもなったと良い方に考えるのもありかも.「何があんの?」「どんな人気イベント?」という不思議そうな顔で多くの人が行列を眺めていた.

 ただスタジアムに入ると思ったより客が少ない.相変わらずメインの中央上部はガラガラ.その予想通り観客は4200人.スポンサー動員が無いとこの数字が限界か?あとこの数字であの行列はやはりちょっと手際が悪かったと言わざるを得ない.


 相手は下位に沈む琉球.しかし試合開始前から非常に悪い予感がした.伊藤と重光というチームを支えてきた2人がスタメンを外れていたからだ.多くの客の前で敗戦だけは避けて欲しいが,その最悪の可能性も頭にいれて観戦した.しかもスタメンは伊藤に代わり木村,重光に代わり尾崎.木村は初めて見るので分からないが,尾崎のパフォーマンスはちょっと不安だった.
 試合は序盤はファジアーノペースだがDFの不安定さが目に付いた.DF同士,DFとGKの連携が不足していた.しかし攻撃陣が相手陣内へどんどん押し込んでいたのでその不安定さは隠されていた.
 対する琉球はFW,CB,GKに助っ人をそろえる.しかしGKはフィードがうまくないしCBは連携が非常に悪くいつでも点が取れそうな雰囲気があった.


 予想通りFKから小林が得点.そしてCKからまた小林が追加点.更なる追加点もありえると思った.ただセットプレー以外であまり良いところが無くルーズなDFを崩せない.ミスが多く,その上個々がばらばらのプレーをしている場面も目立った.それを象徴していたのが前半からの喜山の苛立ちだ.
 30分以降急に失速したチームはあっさりと失点した.まだ勝っていたが堤の声以外聞こえない.伊藤不在の影響はこの辺にも出ていた.そして雰囲気は悪くなる一方だった.後半になると相手の方が攻守の切り替えも速く運動量も多くなり,対してファジアーノの運動量は落ちた.結局同点ゴールを奪われる.その後も玉林が入るまでいいところ無しだった.
 結局2-2で何とか引き分けた.あの内容で負けなかったことが強さとも言えるが不甲斐ない試合だった.

 明確になったのはCBのレベルアップの必要性.この日は元代表FWコンビにボールの無い場面で良いポジションを簡単に与えすぎた.伊藤だったとしても大きく変わったとは思えないが木村のプレーは満足できるものではなかった.
 また攻撃陣もこれからは更なるレベルアップが必要になる.喜山は厳しいマークを交わしきれず精神的な弱さも見せた.小林は左足のレベルが高ければもっとチャンスが作れたはずだ.目指すのがJならば更に上を目指して欲しい.


 連勝は止まり6勝1分勝ち点19で2位.昇格初年度ということを考えれば十分すぎる結果には違いない.次の試合で勢いか地力があるかが分かりそうだ.
 そしてリーグは予想通り今年は大混戦になりそうだ.佐川のまさかの低迷があるが,栃木,横河,ホンダ,刈谷,仙台,富山.上位4チームはこの辺りとわずかな勝ち点差で競うことになるだろう.この日は勝ち点0でなくて良かったとシーズン後に言えるように頑張って欲しい.

第7節

2008-04-26 11:32:25 | Sports:football(J)
■鹿島とG大阪

 簡単に.G大阪は山崎,橋本が苦戦している.山崎はパスワークになじめず連携も良くない.せっかくのシュートチャンスにパスしたりとペースをつかめないままここまで来ている.橋本も守備は逆サイドにボールがあるときに裏を狙われ,攻撃は殆どできず.また安田は攻撃は良いが守備の戻りが遅すぎる.疲労もあるのだろうがそこを狙われているのだから対処しなければならない.この辺りがG大阪が調子に乗れない原因の一つだろう.
 同じく鹿島も両SBが控え選手となりチームのバランスを崩していた.ここまで攻撃に影響するものか?と思わせる内容だった.それ以上にG大阪のGKに対するプレーはどうかと思う.ゴール前で競っただけと言えばそうだろうが,1人を全治3週間,もう1人を全治1週間にさせるのはある程度の意図も感じられなくも無い.

 とお互い問題を抱えるチーム同士の対戦は0-0.こんなものか.


■その他

 残りの試合で印象に残ったのは新潟と京都の試合.最低の審判が試合をぶち壊した.あからさまに感情で笛を吹く審判だった.この日に限っては試合をぶち壊しても観客は新潟の初勝利に喜べただろうから良かったんじゃないだろうか?皮肉だけど.

 神戸は札幌にホームで引き分け.大久保復帰もイマイチペースが掴めない.希望は松橋も復帰してきたことか?



 というわけで次節を予想してみたい.前回は惨敗だったから今回こそ!

清水-FC東:2
大分-横FM:1
京都-浦和:2
千葉-磐田:2
川崎-木白:1
札幌-新潟:0
東ヴ-名古:2
大宮-鹿島:2
神戸-ガ大:2
熊本-広島:2
横FC-セ大:0
鳥栖-徳島:1
仙台-水戸:1

第6節

2008-04-18 00:05:50 | Sports:football(J)
■京都と神戸

 久々の関西対決.しかし神戸は前節の不可解判定により大久保が出場停止.審判の横暴で2試合も被害を受ける選手・クラブは辛い.更にレアンドロ,松橋も負傷中.FWが殆どいない状況で神戸がどう対応するか?がこの試合の鍵だった.
 対する京都はサッカーの内容はどうあれエレベータクラブを抜け出すという第一の目的を果たすには上々のスタート.シジクレイ,佐藤,柳沢とJ1でも経験豊富な加入選手がチームに自信を与えている.そして彼らも結果を残している.

 神戸はボッティ,栗原をFWに入れる実質0トップ.ローマをイメージしたのかも知れないが機能しない.全体的に下がりがちになり京都のDFは神戸の攻撃に高さも怖さも無いので余裕を持って守れる.試合は大体結果が見えた.
 苦戦が予想される神戸.こういうときこそ守り勝つ必要があったのだが,GKが軽率なプレーで失点.ミス自体はあることだがこんな厳しい試合で….そしてその直後に柳沢に見事にDFを崩され田原のゴール.若いDFを柳沢が見事に崩した.

 結局2-1で京都の勝利.神戸はこういうときこそ須藤や吉田を試して選手層を厚くすべきだったと思う.戦術をよく理解している選手を起用したいのは分かるが.更に悪いことには朴が重傷.神戸は散々だ.
 対する京都はこの試合もそんなに魅力的では無かったがここで勝てるのは大きい.取りこぼしの無いようにしていけば十分残留はできるだろう.


■G大阪と新潟

 G大阪は18時間の移動後の試合.調子の上がらない新潟という組み合わせはラッキーと考えるべきだった.試合はG大阪が先制.動きの悪いG大阪でも十分に力が上回って見えるくらい新潟は悪かった.その後も追加点を奪うチャンスがあったG大阪だが今年はここで決められない.悪い流れは調子の上がらない相手を活性化し,そして逆転されてしまった.
 後半,リプレーされないファールでPKを何とか貰いようやく同点に.完全に内容は負けだった.

 前回のACL参加や昨年までのリーグ戦で選手層を厚くしないと戦えないことは分かりきった話.けれどもこの日も殆どが18時間かかる遠征先で試合出場したメンバー.クラブの思惑とは異なり選手層は一向に厚くなっていない.最も残念なのは寺田がまた以前のように切れの無いプレーを続けていることか.攻撃選手の控えが少ない現状,寺田の奮起が期待される.
 あと山崎もそろそろリーグ戦で結果が欲しいところ.悪くないが良くも無い.現時点のファーストチョイスとは言えない.バレー,ルーカスと連携できていないのが一番問題か?


■浦和と鹿島

 まじめに見ていないので簡単に.「浦和の調子が戻った」と言われるが,中身は昨年と同じく受けて一発狙い(まぁそれが調子が良いのかもしれないが).高原はそんなに悪くない.ただ田中君がトップ下の仕事が出来ずにFWになっていたので下がり目に位置せざるを得なかったこと,配球役がいなかったことで孤立した.ポンテ待ちか.

 あと田中君の攻撃的ポジションはやっぱり博打.トップ下やFWとしての動きはJリーグでも下のほう.たくさんボロが出ていた.それでもアシストしたりするのは気持ちの強さだろう.
 後半永井が入って1.5列目のプレーとドリブルを使えるようになって間延びした陣形でも点が取れるようになった.

 今の浦和に負ける鹿島.まだまだ付け入る隙はあるということか.


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 あと,たまには予想でも.1点買い.今回は難しいね.

1 名古-千葉 1
2 鹿島-ガ大 2
3 新潟-京都 2
4 木白-東ヴ 0
5 横FM-清水 1
6 FC東-川崎 2
7 神戸-札幌 1
8 浦和-大宮 0
9 磐田-大分 2
10 草津-山形 2
11 岐阜-横FC 1
12 愛媛-仙台 2
13 福岡-鳥栖 2

JFL第6節

2008-04-16 12:11:33 | ファジアーノ岡山



 昨年最下位,そして今年も最下位に位置するアルテ高崎とのアウェイでの試合.「楽勝!」というより「負けたらどうしよ」という不安がよぎる.この日はさすがに現地は無理なのでネットで速報待ち.

 映像はこちら

 試合は立ち上がりに相手にロングループシュートを食らって失点.いつも通りの立ち上がりの悪さ,過去最長距離遠征の疲れ,GKの油断など様々な要因が合わさっての失点だったと思う.試合はそのまま0-1で後半に.
 「今季最悪の試合」という監督はHTにメンバーを入れ替える.今季初出場三原と岩田.特に三原は今年のキーマンと思っているので彼の復帰は非常にうれしい(試合詳細映像が無いので彼が活躍したかどうかはよく分からないが).その後喜山の突破から小林のゴール,セットプレーから伊藤の今季初ゴール,そして川原のミドルシュート.

 結局3-1で見事6連勝.栃木が終了間際の失点で引き分けたためファジアーノはJFL初の首位に立った.まだ6節とは言え6連勝の勝ち点18で首位は見事.とりあえず今季の降格の心配は要らないかな?
 次はホーム桃スタで琉球と対戦.トルシエはともかく(帰国したらしいが)アドバイザーか何かにCLで酷い解説(?)をする男が付いているチーム.彼に大きな顔をされたくないので是非とも勝って欲しい.岡山まで試合を見に来てたらちょっと見直すが.


 そんなJFL首位チーム.にしてはまだ観客が少ない.そろそろ集客に関して何らかの手を打つ時期だと思う.この先6月までに勝ち点が30を超えていたらJ2も視野に入ってくるだろうし(まぁそんなに甘くは無いが).
 TV,新聞の扱いはこっちでのG大阪や神戸の数倍良さげだし知名度はだいぶ上がっている(と思いたい).次はスポーツ観戦文化の無い県民をどう動かすか?というところか.
 

 時間があったので集客についてちょっとだけ考えてみた.

1.主婦層
 TVや新聞をよく見る.それでも来ていない人はTVや新聞だけではこれ以上無理だろう.では別の攻め方.スポンサーのスーパー(ハピータウンとか)と連携してスタジアム内で割引券を配るとか.抽選で野菜なんかプレゼントするのも有りかな?そんな人が1000円払って見てくれるか不安はあるが,ちょっとは興味を持っている人なら呼び込めるかも?

2.団塊層
 ここもTVと新聞をよく見る.ただ彼らには割引券は通用しない(ハリウッドのサウナチケットくらいか?).ただ彼らは金も時間もある.しかし野球世代の彼らはサッカーを見る習慣は無い.けれど地元に対する愛着も強い世代.とすればそこを攻めるのがいいのか?
 メディアでファジアーノが成し遂げようとしていること,全国的な注目度を中心に取り上げてはどうか?(岡山以外の反応を見せるとか).彼らの自尊心をくすぐる存在にファジアーノを仕立てれば結構はまるかも.あの世代は岡山ローカルな人気を嫌いそうだし.


 あと1.2.の層に共通するのが「ネットが不自由な人が多い」ということ.試合日程や桃スタへのアクセス方法を知らない人,調べられない人が多いと思う.試合日程やアクセス方法のビラを新聞に入れてもらえればスタジアムに来る障害が一つ減るか?


3.学生
 桃スタ周辺にある理大,岡大,就実,商大,清心.全部あわせれば2万人はいるだろう.この層を狙わない手は無い.各大学の食堂・生協にビラを置いて貰うのは最低限やりたいこと.MDPと簡単なクラブ紹介.飯食いながら軽く読めるものを置いておきたい.彼らは興味を持てばネットで探してくれるだろう.学校周りの食堂・コンビニも狙い目か.あの辺は意外と融通が利いたと思う.

 それに加えて各大学の写真部に試合の写真を撮ってもらってコンテストするとか,ブラスにFIFAアンセム吹いてもらうとか(演奏会の宣伝と交換条件で).秋は学際連動企画(フットサル大会とかで)なんてのも面白いかも.
 ただ土曜はサークルが多いから日曜を狙うのがいいかな?日曜はバイトか?


 …なんてことはもう考えてるでしょうが.まぁこういう想像をするのが下部リーグチームを見る楽しみだったりする.


 ちなみにジュニアユースも同日に初試合.1年生のみで3年生と対戦.0-18で敗戦….彼らはいい経験をしたと思う.ここから這い上がることができる選手,チームは間違いなく強くなる.トップチームだって最初からうまく行ったわけでもない.歴史の第一歩としては記憶に残りやすくてよかったんじゃないかな?次は17失点に抑えよう.

ACL第3戦

2008-04-13 01:59:09 | Sports:football
■鹿島と北京

 鹿島はこれまで楽勝の相手ばかり.この日はようやくまともな相手.少なくともJ2レベル.相手は中国.プレーが荒い.どうしてあんなプレーをして「なぜファールなんだ!」みたいな態度が取れるんだろうか?

 試合は相手が10人になった後も鹿島が得点できずにいたのでもしかすると,と思ったが後半見事に得点.ただその後追加点が奪えず,代わりにあわやという場面が何度かあった.相手のレベルとホームということを考えれば3-0くらいで勝たなければならない試合だったので多少心配だが,これが国際試合の難しさだろう.CBがちょっと不安か.もっとふてぶてしくしないと.

 しかしこのグループは間違いないかな?ちょっとレベル差がある.


■G大阪とメルボルン

 G大阪は不調のチームを支えた播戸が怪我で帯同せずルーカスも負傷でスタメンを外れた.そこで西野がとった策は3バック.その時点で怪しさ満点だったが試合が始まるとそれが大失敗ということはすぐに分かった.元は3バックのチームだが当時からいるのは山口のみ.しかもスタートから3バックにするのは今季初.うまく行くはずも無い.
 不安定なDFは目の前の敵ならともかく相手の2列目からの飛び出しには全く対応できず.組織が破綻したまま簡単に失点した(GKの責任もあるが).その後も全くペースのつかめないまま何とか相手の攻撃を凌いでいた.すると二川の素晴らしいミドルで同点.何のきっかけも無い中のあのシュートは二川の成長を示すものだと思う.

 その後はシーソーゲーム.前半のうちに2-1と勝ち越したが直後にセットプレーで水本がまた….危ない場面で,しかもアウェイで簡単に倒れては.お嬢さんサッカーは国内でしか通用しない.結局2-2で後半を迎える.
 西野は機能せず穴もある3バックをあきらめ4バックにしルーカスを投入.試合はG大阪に流れて来る.しかし追加点はメルボルン.2-3.流れはメルボルン.さすがにこの試合は終わったと思ったらセットプレーで山口が見事なヘッド.まさかの同点に追いつく.
 そして更にまさかは続きアディショナルタイムにルーカスが逆転ゴールを決めた.4-3でG大阪の勝利となった.

 機能しなかった3バックはもう試す必要は無いだろう.下手な3バックよりメンバーのそろわない4バックの方が余程機能したからだ.ただ4バックにしてもすぐに点を取られたのはどうかと思うが.まだ今年のDFが不安定という課題は残ったままだ.早くDFを落ち着かせないと.
 しかし豪州のチームと試合できるのはいい.日本が世界と戦う方法を感じるのには良い機会だ.MLSに近いサッカーで強くは無いけど.雰囲気は東アジアより数倍良い.



 これで両チームともグループで首位に立ち決勝トーナメント進出へ視野が開けた.今年はJの3チームで優勝争いして欲しい.

JFL第5節

2008-04-12 15:40:03 | ファジアーノ岡山
 この日もスタジアム観戦.そのためだけに岡山に.これで負ければ本当に高いチケット代になってしまう.その可能性も十分に考えられる相手,MIOびわこ.負け無しで4位につける同期昇格組.このように好調と思われるチームとの対戦は今季初めてで,ファジアーノの実力を測る良い機会だ.
 この日は負傷の臼井に代わり妹尾が初先発.また左SBも怪我をしていた池松が先発復帰.相手はアランという評判のいい助っ人をFWに置く.失点の多いファジアーノがどう守りきるか?



 試合は開始直後からMIOがペースを握る.ただアランよりも右サイドの選手のドリブルが良くそこから多くのチャンスを作られていた.あと4番がボールによく絡んできて厄介だった.それに加えてファジアーノの不安定さもあった.立ち上がりが悪いチームなのか?単純なミスで相手にペースをあげていたようにも見えた.

 しかし前半15分くらいからペースを握る.相手の攻撃は時折みせる右サイドの突破のみに抑え,攻撃は長短のパスとサイドチェンジ.妹尾のドリブルもアクセントとなっていた.NW戦よりもペースを握っている感じだ.しかし得点が取れない.FWが両サイドに開いたときに中央に人が少ないこと,妹尾がゴール前であまり仕事が出来なかったこと.色々原因はあるだろうがNWよりも相手DFの質が高かったというのが正解だろう.
 そのまま前半を終了.非常に嫌な感じだった.Jのチームもこういう後はよく失点する.ただ不思議と負ける気がしないのは昨年のリーグ戦,地域決勝と負け知らずのチームが放つオーラのためか?



 そして後半.ペースはファジアーノ.それでも点を取れないでいたが1つのきっかけで得点が入る.CB伊藤が思いっきりオーバーラップ.そこで少し混乱した相手がクロスをクリアに行くと,クリアボールはゴールへ.この得点は伊藤の得点と言ってもいい.
 その後はファジアーノが試合を支配し,前掛かりになってきたMIOにカウンターするゲーム運び.狙い通り喜山がPKをゲットした.外に出された喜山に代わり川原がゴール.2-0.

 NW戦は4-1でも勝った気にならなかったが,この日は思わず「勝ったね」と呟いてしまった.それはこの試合のファジアーノは「強いチーム」の試合だったからだ.点を取れない状態が続く中しっかりとゲームを支配し得点後は狙い通りに試合を運ぶ.成績に内容が伴ってきたように感じた.
 PKで10人になったMIOだがそこから猛攻に転じた.非常に脅威だった(ラフプレー以外)がこの日は点が獲られる気がしなかった.そしてファジアーノは見事にJFLで初めての無失点試合で5連勝を達成した.



 ファジアーノは未だに地域リーグ決勝大会を戦っているように見えた.一人一人が手を抜かず走る.単純だが難しい作業をチームとしてやっている.チームがまとまっている証拠だ.それが当たり前になった今,本当に強いチームになりつつあるのだろう.


 5連勝という素晴らしい結果だったが観客は2600人と素晴らしくない結果.入場したときから少ないなと思ったがやっぱり・・・.メイン中央上部がスカスカだと数が伸びないみたいだ.
 集客にはまずはきっかけ作りが必要だ.興味があっても中々スタジアムに行くのはためらいがある.特に岡山だとプロスポーツが全くなかったのでスポーツ観戦という文化もないし,ましてや「サッカー?Jリーグでもないんじゃろ?」という状態だろうし.

第5節

2008-04-11 19:39:10 | Sports:football(J)
 忘れかけたけどこの試合だけは書いておこう.

■神戸と東京V

 東京Vには最近は選手を提供してもらっていて余り悪いとも思いたく無いのだが,やはりJ開幕当時の野球感覚のこのチームのフロント,そしてホームタウンを馬鹿にした移転のことを考えるとどうしても悪い感情が消えない.
 そして今回のFWのフッキ劇はどうしても裏があるんじゃないか?と疑ってしまう.そんな感情がどうしても付きまとったまま見た試合だった.

 審判は岡田.この時点で物凄く嫌な予感がする.こいつはいつも試合をぶち壊す.そしてその予感どおりになる.いつもこの審判の判定は疑問が多いが,この日は今まで見た中で最も酷かった.
 この日は東京V寄りの笛.理解できないものが非常に多い.確かに神戸は調子は良いとは言えなかったが,審判に調子を崩されたようにも見えた.特にボッティは彼の笛に相当フラストレーションを貯めているようだったし,それはあの判定を見ると十分に納得できるものだった.

 笛の偏りだけならまだ良かった.しかしそれだけでは済まなかった.後半岡田の最高の見せ場が来た.大久保にレッドカード.どう見ても土屋が大久保の肘めがけて飛んでいっただけだった.そして大げさに倒れた.岡田の大久保に対する先入観による明らかな誤審.あれがレッドならDFは土屋のプレーを参考にすれば相手FWはすぐいなくなるだろう.


 彼以外にも数人いるが,試合をぶち壊すような笛しかふけない審判をJリーグは早く重大な問題と認識すべきだろう.せっかく時間とお金を使って見に行った試合の主役が審判だったとき,彼らはもう一度スタジアムに来てくれるだろうか?

 TVを見ていても興ざめした酷い審判だった.東京Vに対する先入観がそう思わせたのかもしれないが….

第4節

2008-04-06 23:12:29 | Sports:football(J)
 水曜にあった試合.

■大分とG大阪

 試合はバレーがようやくの初得点であっさり先制.この試合でも個々の力の差を見せ付けていた.しかし大分の方が上回っていたのが攻守の切り替えの速さ.そしてまだ脆さの見えるG大阪DF.そんな一瞬の隙を突かれて金崎に得点を奪われる.家長よりも全然いいんじゃないだろうか?この選手.どれだけ続けられるか?

 試合は後半大分が足が止まり始めたところで一気にG大阪のペースとなりバレーが得点.結局は総合力の差を見せた感じだが,高松がいない状態でここまで戦える大分の底力を見た試合だった.

■神戸と千葉

 いきなり神戸は失点.この日はレアンドロ不在でボッティと大久保という初めての2トップ.不安材料があるだけに失点は避けたかった.その後もチームは機能しない.やはり前が薄いのだ.
 後半3トップにシステムを変更し吉田を入れることで一気に形勢が変わる.神戸はいつもの試合を始める.しかしイビチャの影も見えなくなった守備的サッカーの千葉の守りを崩せず.鈴木のFKがあって良かった.

 イビチャの千葉のサッカーはとても魅力的でJで一番好きだった.それがこんな無残なサッカーになるなんて…,と悲しくなってしまった.イビチャの頃を知らなくても今の千葉のサッカーから魅力は感じないだろう….