Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

第26節 栃木戦

2015-07-30 16:01:13 | ファジアーノ岡山
     久保
   片山  伊藤
田所 渡邊  矢島 加地
 久木田 岩政 篠原
     中林

 また守備的なWBにメンバーを変更。CBも竹田を久木田に。今年は本当にメンバーが固定できない。戦い方が決まってないのだからどの選手が良いか、どの選手が戦術に合っているか?なんて分かるはずもない。だったら前回ホームで嫌がられていた三村を使うとか、もう少し分かりやすい采配でも良いと思うんだけど。

 試合は最低の内容だった。いつものように動きが悪く、運動量が無い。ボールを持って最終ラインに戻し、前へ放り込む。その繰り返し。もちろん久保に期待はできない。これでどうやってチャンスを生み出すのかが全く見えない状況だった。特に両WBが勝負できないので攻撃の手段がない。前半戦は昨年までのサッカーを「覚えて」いた。そのためロングボールの中にパスサッカーを加え、全体としてよく走り、最後まで粘り強くプレーしていた。今年は監督が内部昇格したということで、昨年までの継続、そしてそこへ上積みしていくのが既定路線だった。
 選手は10試合くらいは昨年のサッカーを覚えていたが、さすがに徐々に忘れていった。ロングボール以外の攻撃に全く決まり事が無いので、選手は何をすれば良いか分からない。なので走れない。ボールも持てない。チームは間延びする。間延びしてパスがつながらない。全体的に前に出れない・・・、と完全な悪循環に陥ってしまった。「コレクティブ」なサッカーとはこういうものなのか?その対極にいるようなサッカーにしか見えないが。

 昨年までは相手に関わらず、自らのサッカーを通した。そのサッカーも大したものでは無かったが、ショートパスをつなぎ、高さ不足をパスサッカーで崩すことをを選んでいた(ただパスに傾倒しすぎていたが)。そしてポゼッションをしながら守備機会を減らし、両WBとシャドーの運動量、チーム全体の切り替えの速さで相手のサッカーをしのいでいた。それでも攻撃の形は少なく、個人能力の低さで守備は破たんを始めていた。

 それを改善するための今年だった。守備には個人能力を入れた。しかしそれ以外はすべて失った。運動量も無く、パスサッカーも無く、切り替えの速さもない。球際の強ささえ無くなった。

 という限りなく4連敗に近い2-2の引き分け。セットプレーとオウンゴール。負けなかったのはラッキーとしか言いようがない。相手が不調で監督交代直後というのもラッキーだった。4連敗していればこっちも監督交代もできたかもしれない、と思うとどっちが良かったか悩むところだ。昨年まではもっと上を目指すために、と監督交代を期待していた。しかし今年は本当に最悪の結果にならないように、としか考えていない。そしてこの期に及んで夏に岡本しか補強しないフロント、強化部の危機感の無さは無能としか言いようがない。PO目指す気持ちなんてこれっぽっちも見えない。それでいて観客来てください、なんて虫の良すぎる話だ。殆ど詐欺みたいなものだ。ホント内容が酷いから知り合いを連れて行きたくなくなる。過去何回スコアレスドローがあったか。
 最悪の年末にならないことを祈りながら勝手に採点。

久保(5.0)悪いなりに良くやった
片山(5.5)前で一人頑張った。
伊藤(4.0)この戦い方で出番はない。
田所(3.5)ここまで何もできない選手とは思わなかった
渡邊(4.0)後ろ向きのパスはうまい
矢島(4.5)志願したプレーメーカーは機能せず
加地(2.0)このコンディションでは使ってはいけない
久木田(4.0)緩い守備で危機を作った
岩政(4.0)マークを外し失点
篠原(6.0)よくやった
中林(5.0)仕方ない失点

田中(6.0)途中から流れを変えた
岡本(5.0)2点目に絡んだが
三村(6.0)相手に脅威になっていた

長澤(0.0)
 チーム崩壊状態で良く引き分けたという感じ。ただ崩壊させたのは自分自身だ

第25節 C大阪戦

2015-07-26 11:52:38 | ファジアーノ岡山
     久保
   伊藤  片山
三村 矢島  渡邊 田中
 竹田  岩政 篠原
      中林

 久々の関西アウェイ。十分に行けたが、この期待できないサッカーを誰にも見せるわけには行かないし、時間もお金もかけるほどではないと判断していくのをやめた。後悔させて欲しいがそんなことにはならないだろう。

 先発見たら久保がトップ。こりゃ行かなくて正解だ、と安心。そして矢島がボランチ。とうとうそこまで来たか。確かに千明が出ていると千明が低い位置でプレーするので渡邊が前に行くことになり、全く持ち味を生かせないことが多かった。結局矢島レベルの選手がもう一人必要だったってことだろう。

 ただ意外にも先制。しかもそれが久保。少し後悔した。田中がうまく前に行けたのが良かった。このまま本格的に後悔させて欲しかったが、そうはならなかった。相手は名前はあるが、全盛期ではなくそこまで怖くは無い。フォルランもカカウもいない。とは言え玉田は消えていてもいきなり出てくるから嫌だが。
しかし失点は相手の経験あるプレーからではなく、中林のミスパンチングから。雨だからってアレをあそこに弾いたらダメだ。しかも得点直後に・・・。
 何とか引き分けで、と思ったがロングボールを岩政が見誤り空振りして失点。まあその後の竹田も駄目だったが、あんなに簡単にやられたら勝てるものも勝てないだろう。

 1試合2点が期待できないチームにとって2失点めは致命的だ。なので後は勝負以外の見所を探すしかない。この日は矢島のボランチと岡本プレーだ。矢島のボランチに関しては、3バックと渡邊が非常に守備的なので、彼があのポジションで前に出て行くのはバランスが良かった。意図してそうなったというより、たまたまそういう特性の選手だったというだけだろう。あの監督がそこまで考えているならとっくに攻撃的選手をボランチに入れていただろう。あと岡本だが、予想より良かった。動き回れないがボールを持つ力はチームの中ではちょっと上だ。

 と言う予想通りの1-2の敗戦。行ったら良かった、と思わせて欲しかったがそこまででは無かった。しかし何でアウェイセレッソ戦は平日が多いんだろ?数少ない関西アウェイなのに。それでは勝手に採点。

久保(5.5)裏があればプレーできる
伊藤(4.0)存在を忘れた。消える試合が多い
片山(5.0)大分良くなってきたが
三村(5.5)攻撃面で効果的だった
渡邊(4.5)ボールを繋げない
矢島(6.0)ミスもあったがボランチデビューとしては上出来
田中(5.5)攻撃は良かったが
篠原(4.5)雑さが目立った
岩政(4.0)致命的なミスを犯した
竹田(2.0)試合に出した奴が悪い
中林(3.5)最も悪いタイミングでミス

岡本(6.0)今日の希望
久木田(4.5)何もできず
近藤(-.-)

長澤(3.0)
 残念ながら何ら対策せずに試合に挑んできた相手にも通用しなかった。そろそろ辞任の時期か。

第24節 徳島戦

2015-07-22 13:29:40 | ファジアーノ岡山
     片山
   矢島  伊藤
三村 千明  渡邊 加地
  竹田 岩政 篠原
     中林

 悪い流れで迎えた徳島戦。低迷しているとは言え昨年J1のチームとの連戦だ。だからこそ長崎戦が大事だったのだが。本当に勝負どころが分かっていない監督だ。
 試合は開始から攻め込まれる本当に酷い出来。ファジアーノはとにかく相手陣内にボールを運べ無い。前半で相手陣内で上手くプレー出来たのは何回あっただろうか。とにかく酷い。これで金を払わなければならない観客も大変だ。これで相手が強豪なら救いようはあったが、相手は元J1とはいえ下位に沈む徳島。かなり致命的だ。
 とにかく選手に動き出しが無く、チームになんら決まり事がないように見える。このチームの監督は才能が無いのではないだろうか。岡本が入ったとしても、ここまでノンコレクティブなチームでは大して変化は無いだろう。

 劣勢のまま試合をしていればいつか失点する。全く動けていない加地が守備に戻れず、篠原がつり出され、竹田が判断が遅れフォローできず、最後は渡邊が振り切られて失点。そして次は後半になってから。田中を入れた直後に竹田の継続されるルーズな守備からクロスを上げられ、田中が後ろから走りこまれて2点目。3点目はカウンターを仕掛けられた時に竹田がクソみたいなギャンブルスライディングをあっさり交わされて簡単にクロスを上げられた。この3失点に絡んだ竹田という選手を起用する監督は絶対にセンスが無い。彼は大事なところでミスをする。それ以外のプレーが、もしいくら良くても全く意味が無い。持ってないのだ。これは勝負だ。勝負事に弱い選手は駄目だ。

 と言う0-3の2連敗。こんな負け方は昇格した年以来だろう。少しでも期待した自分がバカだった。補強がダメで、戦術も選手起用もダメな監督。しかも対戦相手も去年より厳しい。そんな状況で期待なんて出来やしない。降格しなければオッケー。昇格なんて期待しない。そんなシーズン当初の思いを忘れてしまっていた。コレクティブなチームを作るという言葉にわずかな期待をしたのが悪かった。言葉より中身だ。というわけで勝手に採点。

片山(3.5)雑で全く存在価値が無かった
矢島(6.0)一人だけ別次元だった
伊藤(4.5)攻撃で何ら存在感なく
三村(5.0)殆ど攻撃できず、良さを出せなかった
千明(5.5)悪く無かったが潰された
渡邊(4.0)雑で攻守に迷惑をかけた
加地(4.0)懸念していた老化によるパフォーマンス低下を隠せなくなってきた
竹田(0.0)もうプレーしなくていい
岩政(4.0)審判を敵に回し、自ら不利な状況を作った
篠原(4.5)気持ち後空回りし、雑なプレーが目立った
中林(4.0)過去最低に近いパフォーマンス

田中(6.0)あの状況でできることはした
久保(3.0)出てくる意味がない
染矢(4.0)使う方が悪い

長澤(-5.0)
 悪いが評価すべき点が1つとして見つからなかった。選手起用も戦術も。何もない。そして未来も見えない。未来を見たければあなたが辞めるのが最も効果的だ。

第23節 大宮戦

2015-07-15 15:48:20 | ファジアーノ岡山
      押谷
    染矢  片山
田所 千明  渡邊 田中
  竹田 岩政 久木田
      中林

 3連勝を自ら手放したあとのこの試合。あの引き分けをどうして後悔するかといえば、やはりこの日の相手が首位大宮だからだ。しかもアウェイ。勝利の可能性はかなり低い。なのに何が目的か知らないが篠原を外して、三村、矢島も外す。守って引き分け以外イメージが湧かない。まだ染矢に期待しているのも理解しがたい。彼はチームの中で生きるプレーができないのに。

 試合は、守備的に行くのかと思ったら立ち上がりからやたら前から詰める。たまにやるこのやり方は磐田のような高齢化したチームには少し効く。しかし大宮はそんな年寄りではない。DFもそんな足下が弱くはない。軽くかわされてピンチを生むだけ、なんて思っていたら竹田が凡ミス。彼に1試合を通した集中力を期待する方が悪いのだが、起用されれば目立ってしまう。そしてそこからCKを奪われて失点。この選手をあとどれだけの期間使うつもりなのだろうか?そのくらい選手層が足りないのか?いや近藤や篠原の方がよっぽどマシだ。とにかくどんな技術があっても、くだらないミスをする選手には価値が無いと思っている。技術の無い選手は試合を壊すことはないが、くだらないミスをする選手は勝敗に直結するからだ。
 複数得点が期待できないファジアーノ。この時点でほぼ勝利はなくなった。良くて引き分けだ。得点の可能性だって、相手DFラインにプレッシャーをかけて失敗した時以外は想像できない。しかもそれはあっても1回だろう。それがいつ訪れるか?しかし戦力的に上のチームが先制して優位に立てば、そんなミスの可能性も格段に減る。段々と大宮に押し込まれ始め、前からのプレスも効かなくなり始めた。完全に打つ手が無い状態になった。

 何とか0-1で粘って後半を迎え、一度ペースを奪いかけた。しかしそこ最中にまたもや竹田のミスでピンチを作り、その流れから失点。守り勝つチームに彼は不要だということを証明した。これで大宮は不要なリスクを負う必要は無くなり、ファジアーノとしてはそんな相手を崩す技術も戦術も無い見どころの無い試合となった。一方的にやられるだけだった。
 リスクを負わず、相手のミスを突いて勝つ。そんな面白味はないサッカーだが、大宮は強いチームだ。

 という0-3の敗戦。3連勝できずに勢いも無く、可能性のある戦術も無く、期待の若手もいないチームにこの相手は厳しかった。前節勝って勢いがついていれば、矢島や片山、田中、三村、篠原などの比較的若い選手がもう少し自信を持ちプレーでき、少しくらいは可能性は感じられたかもしれない。もし負けていたとしても、気持ちの切り替えはしやすかっただろう。しかし理解しがたい守備的戦術で引き分け、納得しきれないまま挑んで、しかも不甲斐ないミスから流れを失ったこの敗戦は相当メンタルに影響するのではないか?この先の対戦相手も考えると本当に暗い気持ちになってしまう。これが厳しい道の始まりになるのでは?と思いながら勝手に採点。

押谷(5.0)諦めを感じさせるプレーだった
染矢(4.0)J2の中位以上では厳しい
片山(4.5)雑、雑、雑の繰り返し。
田所(5.5)よく頑張ったけど通用しない。限界だった
千明(6.0)一番機能していた
渡邊(5.5)守備的選手が最後のやられ方は寂しい
田中(5.5)悪くなかったけど加地を忘れさせるほどではない
竹田(1.0)もう見たくもない。
岩政(4.5)安定をもたらせず3失点
久木田(4.5)下手なパスで混乱
中林(5.0)仕方ない3点だった

矢島(6.0)一人頑張った
伊藤(4.5)後から出てきたにしては寂しいでき
久保(-.-)

長澤(0.0)
 相手にやりたいようにやられた。その後なーんにも対策もせず、選手を変えるだけ。相手を焦らずことさえできず、ただひたすらにやられるだけ。これだけ流れを読めず、明確な施策もない監督も珍しい。この時期になっても全く良いところが見当たらない。

第22節 長崎戦

2015-07-11 00:48:01 | ファジアーノ岡山
      矢島
    伊藤  片山
三村 千明  渡邊 加地
  竹田 岩政 篠原
      中林

 2連勝で迎えたホーム長崎戦。決して内容は良くないが、3連勝し選手が自信をつけられれば勢いも付き、内容もあとからついてくるかもしれない。後半戦開幕ということもあり、大事な一戦だ。

 試合はやはり長崎に押されれて進む。何とかうまく凌ぎ、シュートまではいかせず、ペースを完全に奪われないように我慢の時間が続いた。そんな中、速攻からワンツーが見事に決まりゴール。久々に連携したゴールが生まれた。そこでペースを奪えるかと少し思ったが、長崎のサイド攻撃に押されてすぐにペースを奪われてしまった。それでも1-0で前半を終われたのは中央を固めていたおかげだろう。

 そのまま後半にはいる。ただ片山がけがをしたのか交代することに。ここで押谷を入れたことでバランスが崩れた。正確には矢島と押谷の2トップのようにしたことがバランスを崩す要因となった。攻撃に関していえば3-5-2はまだ機能した。しかし守備になると一気に体勢が崩れる。これは3トップの場合、両シャドーがプレスバックしてWBとともに両サイドを守るのが岡山の守り方なのだが、2トップにしたときにサイドをどうケアするかが不明確だったからだ。前半からサイドを攻められていたのにこの対応は信じられないものだった。
 ただ伊藤を下げるまでは選手が自然と対応していたのだが、島田が入ると完全に3ボランチになり、5-3-2という布陣になってしまった。ここからは練習試合のように相手にサイドを自由に使われ、殆ど岡山の時間を作れなくなってしまった。対応策として田所を入れて守備固めをしたが、問題の本質はそこではなかったため全く効果的では無く、その数分後に失点し同点となってしまった。

 という1-1の引き分け。普通に2ボランチでいれば、相手の決定力の無さを考えれば守り切れた可能性は高かった。しかし監督が采配で自らチームバランスを崩してしまえば、耐えられるものも耐えられない。自ら負けに行くような采配だった。せっかく3連勝を狙える流れも、単なる2勝1分という普通の成績になってしまった。この采配ミスは選手にも悪影響を与えるだろう。この先の後半戦にこの引き分けがどう影響するか。非常に気になりながらも勝手に採点。

矢島(6.0)1トップでよく頑張り、先制点の起点にもなった
伊藤(6.5)少し前でプレーでき、得点もできた
片山(6.0)積極的に前を向けたが、何度もチャンスをつぶした
三村(6.5)仕掛けがかなり脅威になっていた
千明(5.5)低い位置で渡邉とバランスを取るだけだった
渡邊(5.5)千明が低いので前でプレーできた
加地(5.5)安定していたがコンディションに課題が見えた
竹田(5.0)連携がダメだった
岩政(6.0)高さは良かったが失点に絡む
篠原(6.0)相手の勢いをよく抑えた
中林(6.5)素晴らしいセービングで同点で終えた

押谷(5.0)何度もチャンスを逃す
島田(4.0)3ボランチをうまくこなせず、決定機も逃す
田所(-.-)

長澤(0.0)
 3連勝出来ていたらチームは変わっていただろう。自らゲームを壊しチームまで壊しかねない采配だった。監督としての経験不足か、試合を見通す戦術眼の不足か?あまりに未熟な采配だった。

2015年10月13日 19:43:19 の変更内容が競合しています:
第22節 長崎戦

      矢島
    伊藤  片山
三村 千明  渡邊 加地
  竹田 岩政 篠原
      中林

 2連勝で迎えたホーム長崎戦。決して内容は良くないが、3連勝し選手が自信をつけられれば勢いも付き、内容もあとからついてくるかもしれない。後半戦開幕ということもあり、大事な一戦だ。

 試合はやはり長崎に押されれて進む。何とかうまく凌ぎ、シュートまではいかせず、ペースを完全に奪われないように我慢の時間が続いた。そんな中、速攻からワンツーが見事に決まりゴール。久々に連携したゴールが生まれた。そこでペースを奪えるかと少し思ったが、長崎のサイド攻撃に押されてすぐにペースを奪われてしまった。それでも1-0で前半を終われたのは中央を固めていたおかげだろう。

 そのまま後半にはいる。ただ片山がけがをしたのか交代することに。ここで押谷を入れたことでバランスが崩れた。正確には矢島と押谷の2トップのようにしたことがバランスを崩す要因となった。攻撃に関していえば3-5-2はまだ機能した。しかし守備になると一気に体勢が崩れる。これは3トップの場合、両シャドーがプレスバックしてWBとともに両サイドを守るのが岡山の守り方なのだが、2トップにしたときにサイドをどうケアするかが不明確だったからだ。前半からサイドを攻められていたのにこの対応は信じられないものだった。
 ただ伊藤を下げるまでは選手が自然と対応していたのだが、島田が入ると完全に3ボランチになり、5-3-2という布陣になってしまった。ここからは練習試合のように相手にサイドを自由に使われ、殆ど岡山の時間を作れなくなってしまった。対応策として田所を入れて守備固めをしたが、問題の本質はそこではなかったため全く効果的では無く、その数分後に失点し同点となってしまった。

 という1-1の引き分け。普通に2ボランチでいれば、相手の決定力の無さを考えれば守り切れた可能性は高かった。しかし監督が采配で自らチームバランスを崩してしまえば、耐えられるものも耐えられない。自ら負けに行くような采配だった。せっかく3連勝を狙える流れも、単なる2勝1分という普通の成績になってしまった。この采配ミスは選手にも悪影響を与えるだろう。この先の後半戦にこの引き分けがどう影響するか。非常に気になりながらも勝手に採点。

矢島(6.0)1トップでよく頑張り、先制点の起点にもなった
伊藤(6.5)少し前でプレーでき、得点もできた
片山(6.0)積極的に前を向けたが、何度もチャンスをつぶした
三村(6.5)仕掛けがかなり脅威になっていた
千明(5.5)低い位置で渡邉とバランスを取るだけだった
渡邊(5.5)千明が低いので前でプレーできた
加地(5.5)安定していたがコンディションに課題が見えた
竹田(5.0)連携がダメだった
岩政(6.0)高さは良かったが失点に絡む
篠原(6.0)相手の勢いをよく抑えた
中林(6.5)素晴らしいセービングで同点で終えた

押谷(5.0)何度もチャンスを逃す
島田(4.0)3ボランチをうまくこなせず、決定機も逃す
田所(-.-)

長澤(0.0)
 3連勝出来ていたらチームは変わっていただろう。自らゲームを壊しチームまで壊しかねない采配だった。監督としての経験不足か、試合を見通す戦術眼の不足か?あまりに未熟な采配だった。

第21節 京都戦

2015-07-08 01:19:55 | ファジアーノ岡山
     矢島
   伊藤  片山
三村 千明  渡邊 加地
  竹田 岩政 篠原
     中林

 押谷が怪我で矢島がワントップ。片山をワントップにしなかったのは長澤の僅かな成長だ。対する京都の順位は岡山より下。戦力としては完全に上なのだが。不調から抜け出そうとはしているが。

 その理由は試合が始まってしばらくして分かった。序盤こそ危ない場面を作られたが、そこをしのいだ後は京都の守備の甘さが目立った。どうもチームとして機能していない感じだった。3バックと4バックのシステムの差がうまくはまったのかもしれないが。岡山もミラーゲームにならなければそこそこのゲームはできるというのも影響しているかもしれないが。
 その緩い守備をついて、篠原のプロ初ゴールで先制した。ああいう思い切りはチームに不足していた部分で、彼の復帰が上手い方に働いた。

 この日はそれ以降も積極的な攻撃が続けられた。前節の気持ちを持ち込めた感じだ。本職ではない矢島がトップとしてゲームを作り、それでゴールまで決めてしまうのだからすごいものだ。他の中盤より前の選手は少し奮起したほうが良いだろう。

 という2-0の試合。前節に続き良い展開で試合を制し2連勝。内容はともかく、勢いだけでもつけて、もう少し自信を持ってプレーできるようになれば、もう少しチームは良くなるだろう。ただ、内容が。全くチームとしてプレーが改善されているわけでは無いのが気になりながら、勝手に採点。

矢島(6.5)局面の技術はさすが
伊藤(6.0)目立たず地味に貢献
片山(7.0)積極的に前を向いてプレーできた
三村(6.5)足が止まるまでは相手を上回った
千明(6.5)ゲームをうまくコントロールした
渡邊(6.5)前に少し絡めた
加地(6.0)チームに落ち着きを与えた
竹田(6.0)不安定なところもあったが
岩政(7.0)MOM。圧倒的な存在感だった
篠原(7.0)強気なプレーが新しい風を入れた
中林(6.5)相変わらずの反応の速さ

島田(5.0)あまり力になれなかった
田所(5.5)悪くはなかったが
久木田(-.-)

長澤(4.5)
 矢島を変えた後のフォーメーションの意図がさっぱり分からなかった。特に3ボランチにすることでサイドにスペースを与えてしまい、その後の殆どの時間を相手の思い通りプレーさせることになった。1度ペースを渡すと取り戻すのは簡単ではないことをこの監督は理解してない。攻撃戦術も縦のロングパスだけでこの先何とかなると思っているとしたら大間違いだろう。本当に何とか終わらせただけだった。うまく回ればいいのだが。

第20節 北九州戦

2015-07-02 20:50:00 | ファジアーノ岡山
      押谷
   片山   伊藤
三村 千明  渡邊 加地
  竹田 岩政 篠原
      中林

 相性の悪い北九州とアウェイで対戦。調子も悪いしあまり結果は期待しないで観戦。

 試合はいきなり押谷の惜しいシュートから始まる。何か相手に緩さを感じる、と思ったら逆に簡単に失点。篠原の甘い守備で裏を取られた。前節までの悪い流れを持ち込んでしまった最悪のミスとなった。
 しかしやっぱり緩い相手は緩さがあったので、調子の悪いファジアーノも攻めることができた。そしてこの日は選手の危機感が違った。そもそも前節みたいな試合をして何も感じないならプロ失格だろう。とにかく前節より明らかに攻めていた。走っていた。そして押谷のビューティフルゴールが生まれた。その後、更にもう1点。押し込みながらサイドへ展開してゴール。ああいう攻め方は最近本当に少なかった。少しだけきっかけをつかめただろうか?そう思いたい得点だった。
 そして前半最後にセットプレーから片山のヘディング。逆転どころか3点奪い、前半でおおよそ試合を決めた。

 しかし後半はやっぱり押し込まれた。とにかく後半立ち上がりにいきなり失点したのは、チームの状態がまだまだということだろう。もちろん押谷が交代したので前線に起点が作れなかったことも大きく影響していたが。その後も殆ど相手に流れがあり、岡山は少ないチャンスを何度もミスで逃すという悪い流れだったが、何とか凌いで試合を終えた。

 と言う2-3の試合。このところのモヤモヤが少しだけ晴れた試合だったが、正直雲行きはそんなに明るくない。これを何試合か続けられれば少しは変わってくると思うが。というわけで勝手に採点。

押谷(7.0)MOM。前半で交代でも文句無し。
片山(6.0)ゴール以外は正直ダメ
伊藤(6.0)渋くリンクマンとして機能した
三村(6.5)アシスト含め積極的だった
千明(7.0)存在感を見せつけた
渡邊(6.0)久しぶりに出足が鋭かった
加地(6.0)落ち着いて締めた
竹田(5.5)緩さはどうしようもない
岩政(6.0)失点はちょっと緩かった
篠原(5.5)積極性は買う。けど酷いミスもあった
中林(5.5)ルーズなプレーの多い日だった。判断の悪さが最後の衝突を生んだ

矢島(6.0)乱れたコンビの中で何とか起点になった
島田(5.5)シャドーは向いていない
澤口(-.-)

長澤(5.5)
 よくここまで戻したが、結局選手の個の力に頼っているだけだ。チームとしてどうしたいかが全く見えてこない。足を痛めた押谷がいなくなれば、後半のようなサッカーで終わってしまう。お金のないチームのやるサッカーではない。