Jリーグ加盟2年めを終えたファジアーノ.その結果を以下に記す.
・1試合あたりの得点:0.78(18位)→0.75(18位)
・1試合あたりの失点:1.65(18位)→1.42(17位)
得点力は2009年と比べ微減.得点力は変わらず.失点はかなり減ったように見える.が,それでも昨年が悪すぎただけで下から3番め.つまり2009年はJ2.5レベルで,昨年ようやくJ2最下層レベルになったということだろう.それ程1年目が悪く,その出遅れを1年かけて取り戻したという感じだ.功労者への恩義は大切なのはわかるが,それでも昇格1年めはちょっと見通しが甘かったように思う.
ちなみに2009年から2010年にかけての補強動向は以下の通り
○攻撃陣
+:岸田,(途)中野,東明,白谷,久木田
ー:青木,小林康,保坂,武田(レ)
○守備陣
+:近藤,後藤,キム,福本,宮田,山中
ー:キム,大島,尾崎
これらから分かるのは,Jリーグは補強結果がそのまま成績に直結するということだ.シーズン開始時に明らかな戦力ダウン状態だった攻撃陣と,重点的に補強した守備陣.そのまま数字に跳ね返ってきている.
結局はクラブの体力不足でJ2に見合った戦力をそろえるのに2年掛かったということで,この2年間で結果が残せなかったのは当然と言えば当然だった.
それでは一応J2に見合った戦力が揃った今季に必要な補強はどうなるだろうか?答えは簡単だろう.もう一つ上のレベルの選手の補強だ.とは言えJ2最下位クラスの弱いクラブで,なおかつ練習場もクラブハウスも無く,金銭的にも恵まれないクラブではそれは簡単なことではない.大体はクラブに見合ったレベルの選手しか集まらない.
ではどのような補強をする必要があるか?一つはチームの中でも比較的レベルの低いポジションをコツコツと補強すること.昨季不足していたのは間違いなくSHとFW.SHは右も左も不足していた.FWは白谷と組める選手が補強のポイントだろう.こういった小さな歩みは決して止めてはいけない.
しかしそれだけでは大きな飛躍はできない.それでは何をしたらいいか?それは補強の観点をポジション以外に変えてみることだろう.そうすれば明らかにかけているものが見えてくる.
それはチームを引き締め,プロとしての手本となるベテラン選手の不在と成功経験を持つ選手の不在だ.つまりメンタル面から支える選手,軸となる選手が不足していた.実際に昨季は勝てる試合を引き分けたり落としたり,また良い試合をした後にとんでもなく悪い試合するなど好不調の波が大きかった.1点差のゲームもかなりあった.そういった現状を省みれば,チームの軸となり,チームにメンタルで良い影響を与えられる選手の補強ができればチームの質が大きく変わることが期待できる
で,今季に向けた補強動向を見てみたい.
○FW/SH
+:田,角島,三村,石原
ー:西野,川原,東明
○ボランチ・CH
+:大道,仙石
ー:キム(レ),宮田(レ),喜山(レ)
○CB/SB
+:ストヤノフ,一柳
ー:野田
○GK
+:中牧,松原
ー:滝,廣永
比較的レベルの落ちたFW/SHを重点的に補強している.特にJ1でもコンスタントにプレーし,ACLでも得点した田は今季の一つの目玉補強だろう.
そしてベテラン・成功経験のある選手としても素晴らしい補強が出来た.ストヤノフだ.加入発表から時間が経ち少し慣れてきたが未だに彼がファジアーノにいることに違和感を感じる.それほどこれまでとは桁が違う選手だ.正直田の補強でも大騒ぎなのだが,それを打ち消すほどの補強である.なにせリャンコーチ以来の代表経験選手であり,代表のレギュラーであり,J1のベスト11なのだから.彼の加入はチームに計り知れない影響を及ぼすだろう.
ただそれ以外にも大道・仙石と力のあるMFやSB/CBをこなす一柳の補強など後ろめの選手の底上げも出来ている.昨季より間違いなくチーム力は上がったといえるだろう.少し不安があるとすればFWとSBか?ただ今までに比べれば贅沢な悩みだ.
こういった状況を踏まえて今季個人的に考える目標を書いておきたい.
1:2桁勝利
2:2桁得点選手排出
3:勝ち点50
4:1桁順位
1だけは最低限達成してほしいのだが.
・1試合あたりの得点:0.78(18位)→0.75(18位)
・1試合あたりの失点:1.65(18位)→1.42(17位)
得点力は2009年と比べ微減.得点力は変わらず.失点はかなり減ったように見える.が,それでも昨年が悪すぎただけで下から3番め.つまり2009年はJ2.5レベルで,昨年ようやくJ2最下層レベルになったということだろう.それ程1年目が悪く,その出遅れを1年かけて取り戻したという感じだ.功労者への恩義は大切なのはわかるが,それでも昇格1年めはちょっと見通しが甘かったように思う.
ちなみに2009年から2010年にかけての補強動向は以下の通り
○攻撃陣
+:岸田,(途)中野,東明,白谷,久木田
ー:青木,小林康,保坂,武田(レ)
○守備陣
+:近藤,後藤,キム,福本,宮田,山中
ー:キム,大島,尾崎
これらから分かるのは,Jリーグは補強結果がそのまま成績に直結するということだ.シーズン開始時に明らかな戦力ダウン状態だった攻撃陣と,重点的に補強した守備陣.そのまま数字に跳ね返ってきている.
結局はクラブの体力不足でJ2に見合った戦力をそろえるのに2年掛かったということで,この2年間で結果が残せなかったのは当然と言えば当然だった.
それでは一応J2に見合った戦力が揃った今季に必要な補強はどうなるだろうか?答えは簡単だろう.もう一つ上のレベルの選手の補強だ.とは言えJ2最下位クラスの弱いクラブで,なおかつ練習場もクラブハウスも無く,金銭的にも恵まれないクラブではそれは簡単なことではない.大体はクラブに見合ったレベルの選手しか集まらない.
ではどのような補強をする必要があるか?一つはチームの中でも比較的レベルの低いポジションをコツコツと補強すること.昨季不足していたのは間違いなくSHとFW.SHは右も左も不足していた.FWは白谷と組める選手が補強のポイントだろう.こういった小さな歩みは決して止めてはいけない.
しかしそれだけでは大きな飛躍はできない.それでは何をしたらいいか?それは補強の観点をポジション以外に変えてみることだろう.そうすれば明らかにかけているものが見えてくる.
それはチームを引き締め,プロとしての手本となるベテラン選手の不在と成功経験を持つ選手の不在だ.つまりメンタル面から支える選手,軸となる選手が不足していた.実際に昨季は勝てる試合を引き分けたり落としたり,また良い試合をした後にとんでもなく悪い試合するなど好不調の波が大きかった.1点差のゲームもかなりあった.そういった現状を省みれば,チームの軸となり,チームにメンタルで良い影響を与えられる選手の補強ができればチームの質が大きく変わることが期待できる
で,今季に向けた補強動向を見てみたい.
○FW/SH
+:田,角島,三村,石原
ー:西野,川原,東明
○ボランチ・CH
+:大道,仙石
ー:キム(レ),宮田(レ),喜山(レ)
○CB/SB
+:ストヤノフ,一柳
ー:野田
○GK
+:中牧,松原
ー:滝,廣永
比較的レベルの落ちたFW/SHを重点的に補強している.特にJ1でもコンスタントにプレーし,ACLでも得点した田は今季の一つの目玉補強だろう.
そしてベテラン・成功経験のある選手としても素晴らしい補強が出来た.ストヤノフだ.加入発表から時間が経ち少し慣れてきたが未だに彼がファジアーノにいることに違和感を感じる.それほどこれまでとは桁が違う選手だ.正直田の補強でも大騒ぎなのだが,それを打ち消すほどの補強である.なにせリャンコーチ以来の代表経験選手であり,代表のレギュラーであり,J1のベスト11なのだから.彼の加入はチームに計り知れない影響を及ぼすだろう.
ただそれ以外にも大道・仙石と力のあるMFやSB/CBをこなす一柳の補強など後ろめの選手の底上げも出来ている.昨季より間違いなくチーム力は上がったといえるだろう.少し不安があるとすればFWとSBか?ただ今までに比べれば贅沢な悩みだ.
こういった状況を踏まえて今季個人的に考える目標を書いておきたい.
1:2桁勝利
2:2桁得点選手排出
3:勝ち点50
4:1桁順位
1だけは最低限達成してほしいのだが.