Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

第41節 熊本戦

2014-11-25 00:04:58 | ファジアーノ岡山
 まだギリギリPO進出の可能性がある状況。前節の勝利で少しチームが上向きになったこの試合に全てが掛かる。もちろん勝ったところでダメな場合だってある。

     押谷
   清水  妹尾
三村 上田  千明 澤口
 近藤  後藤 久木田
     中林

 試合の入りは悪くなかった。攻撃面で前節の勝利が良い方向に作用しているようだった。非常に前向きにプレーでき、特に押谷が好調なことで全体に躍動感がでていた。…そう思っていたところで失点。結果的にオフサイドになったがあれは誤審であり失点だった。
 この失点シーンのようにゴール前を横切るようなクロスでDFがボールウォッチャーになり失点するというシーンが今シーズンは目立った。完全に対戦相手には分析されているように思うがファジアーノは対策ができているのだろうか?中林があまり飛び出しの判断が良くないことも、この形で簡単にやられる原因だろう。

 誤審のおかげで無失点で進められ、そして主導権を握って試合を続けられた。そしてロングスローからセカンドボールを粘って拾って得点。選手の勝利への気持ちが見えたシーンだった。勝ち点3が無かったこの2か月、この部分が少し不足していたのだろう。
 そのまま十分に勝てる試合だった。勝たなければいけない試合だった。ホーム最終戦。勝ってPOに出られないならまだ納得がいっただろう。しかしそれをさせないように影山が動く。3ボランチ?これまで公式戦で殆ど見ない形。なぜこの試合のこの時間でその選択肢なのか?本当にこの監督は選手や試合の空気が読めない。
 この采配が直接の原因かどうかは分からない。ただ守備が得意とは言えない片山が左WBをし、その彼のファールからのセットプレーで、どフリーを作られて失点し今シーズンの終了を迎えた。

 という1-1の試合。今季の影山サッカーの集大成とも言える試合だった。これだけ同じことを繰り返してこの順位というのはある意味すごい。個人的には選手を褒めるしかないと思っている。采配で邪魔されなければ…、という試合が多かったからだ。この日のように。
 絶対冒険はせず、失点を防ぐためなら一方的に攻められることも辞さない。得点が少ないどころか決定機、いやシュートさえ少ない。こんな魅力の少ないサッカー。それで勝てれば、POに進出できていればまだ救われていただろう。影山サッカーに対するファンの答えは、初めてホーム最終戦にPOの可能性を残しながら8000人強しか入らなかった観客数、そして年間でも前年割れ、と言う数字に表れているだろう。大体去年の焼き直しのようなサッカーで、同じような苦しみを与えておいて観客が増えるはずも無い。
 そんな友達を連れて行くのをためらうようなサッカー、自分まで恥ずかしくなるような臆病なサッカー、ふがいなさ、意味不明さに苛立つサッカー。この結果でもう来年は見ることは無いだろう。

 今季POに出られなかった原因を明確にして、それを一つ一つ解決して欲していって欲しい。それでは勝手に採点。

押谷(7.0)MOM。この数戦はできが違う
清水(5.5)点が取れない時期が続く
妹尾(5.0)前半ブレーキだった
三村(6.0)やっぱり仕掛けられるのは大きい
上田(5.5)最後は上手く締めて欲しかった
千明(5.5)存在感が薄い
澤口(5.5)どうしても個の弱さが気になる
近藤(5.5)横からに弱さが
後藤(5.5)セットプレーで空くことが多い
久木田(6.0)上手く守っていた
中林(6.0)仕方ない失点

片山(4.5)シーズンを終わらせるファール。守らせた方が悪いが
久保(5.0)何の力にもならず
島田(-.-)使い方を間違えている

影山(3.0)
 いつものように裏目采配。これだけチームが弱気になっているのに、どうして采配でも弱さを見せるのか?選手を勇気付ける采配はできなかったか?今季何度も間違えても繰り返したのは、間違いに気付いてないからだろう。もう十分役目は果たした。

第40節 横浜戦

2014-11-19 16:55:10 | ファジアーノ岡山
 4連敗してもまだPOを争える状況というのはある意味奇跡だし、ある意味リーグ戦を頑張ってきたご褒美とも言える。一応相手もPOを目指せる位置にいるチーム。もう吹っ切って戦う以外ないだろう。

     押谷
   清水  妹尾
田所 千明  上田 澤口
 近藤  後藤 久木田
     中林

 竹田を外したことで少し期待感を持っての観戦。

 試合はアウェイで相手が主導権を握ろうとする中、粘り強く対応し先制点を奪った。久しぶりに良い流れの試合だった。ここからまた弱腰になってやられるか?それとも…。そんな思いで見ていたが、この日はリスク管理もうまくでき、また引きこもりすぎることもなく試合を進められた。残念なのは両WBが個で勝負できないので、本来ならチャンスになった場面がそうならないことが多かったことだろう。
 後半も同様の流れ。横浜もうまくペースをつかめず、この順位にいることを納得させられる。ファジアーノは本当にあと1点が取れれば、という試合。前節京都戦と同じように決定機を逃しながらいたが、相手も同じようにミスをしてくれた。相手だってプレッシャーが掛かっているのだから当然だ。その当然が焦っていると分からなかったのだろう。そして78分。松下のミスから押谷により長いトンネルを抜けるゴールが生まれた。相手も焦っている。それを示す物凄く良い例だった。

 という2-0の完勝。サッカーで勝つこと、特にプレッシャーの下で勝つことの難しさというのを学んだこの勝利の無い9戦だった。これこそ来季へ繋げるべき経験だろう。とうわけで勝手に採点。

押谷(7.0)MOM。この数戦のプレーはちょっと1つ上に感じる
清水(5.0)思ったようなプレーになっていない
妹尾(5.5)消える時間が長かった
田所(6.0)よく走り、よく守った
千明(6.0)久しぶりに良いプレー
上田(6.0)この日はよく走っていた
澤口(5.5)もう少し精度が高ければ
近藤(6.0)無失点に貢献
後藤(6.5)後藤のおかげ
久木田(6.0)よく守った
中林(6.5)久々に気合の入ったセーブ

片山(5.5)ちょっとルーズ
久保(5.0)特に何も起こせず
島田(-.-)

影山(4.5)
 後ろを普通にすればするほど、いや竹田を外すだけでこれだけ変わる。今季の守備の中心は後藤ということを理解するのにどうしてここまで時間が掛かったか?そのせいでPOは遠くに行ってしまった

第39節 京都戦

2014-11-09 15:03:48 | ファジアーノ岡山
 山形、大分に続きPOを争う京都との対戦。いや「POを争っていた」というべきだろうか?選手の心情を知りたいところだ。そんな状況でクラブ初のコレオ。クラブの10周年も祝わずこんなことをするから、あんな間抜けなイベントになってしまう。雨の中、中学生が考えたようなイタリア語を書かされるなんて、一般のお客は二度とやりたいとは思わないだろう。

     清水
   押谷  関戸
田所 上田  千明 澤口
 後藤  竹田 久木田
     中林

 この日も山形戦と同じように失点の予感がする試合だった。そして予感どおり失点した。DFの人数はいるのに自由にされる。右WBと久木田が連携できず、そしてCB同士もマークをずらす。澤口、竹田という慣れないメンバーがいるからだ。ここまで勝って来たメンバーでどうして戦わないのか?守備的な選手を入れるだけで守備が改善すると思っているのか?選手もサポーターも不信感だらけだったと思う。
 ただ失点後は開き直ったかのように動きが変わった。久しぶりに前向きなサッカーができ逆転。まあ京都の守備がルーズであり、運動量の少ない攻撃重視のチームだったこともあるだろう。あとは今シーズンの大きな課題だった勝っているときの戦い方だ。それ自体は悪くなかった。少し引きすぎだったが、明確にカウンターを狙った戦い方だった。問題は決定力だった。決定機にパスをした清水やシュートを外した片山、押谷。どこかで点が入っていれば間違いなく勝負は決まっていた。そして決まらなかった。

 そうすると竹田のコントロールする低いラインが大きな足かせとなる。更に押谷、清水と前で時間を作れる選手を交代させる影山の手腕。ボールが持てなくなったらやられ続けるしかないのだが。そしてセットプレーから2失点し逆転。決定力の差。よく言われる一言でこのゲームは終わってしまった。

 という2-3の試合。これでもまだPO進出の可能性があるというのは面白いが、こんなサッカーで、こんな選手で、こんなチームでJ1に行っても恥ずかしいだけだろう。今のやり方だとこれ以上が見えない。もう一度やり直せということだろう。というわけで勝手に採点。

清水(4.5)得点を奪う必要があった
押谷(5.5)良いプレーだった
関戸(5.0)前節よりマシだった
田所(5.5)積極的だった
上田(5.0)パスがメインというのに対策された
千明(5.0)守備はよくやった
澤口(5.0)精度の低いプレーがたまにはまった
後藤(4.0)失点に絡みすぎた
竹田(3.0)使うほうが悪い
久木田(4.5)連携できず
中林(4.5)取れなかったとは思うが

片山(5.0)あれを外したら駄目
久保(4.0)何をしに出てきたか分からない
妹尾(4.5)出てきて2失点

影山(2.0)
 全てが監督のせいとは言わないが。

第38節 大分戦

2014-11-03 12:07:40 | ファジアーノ岡山
 7位と8位の直接対決。PO圏内から外れても、なお重要な試合が続く。これ以上チームが上昇する可能性は相当低いと思うが。

     清水
   関戸  久保
田所 上田  島田 澤口
 後藤  竹田 久木田
     中林

 山形戦に続いてメンバーを大幅に入れ替えた。この両WBでどう攻撃する気か?相手を倒してやろうという意気さえ感じられない。希望も期待も感じさせない影山サッカーの集大成のような感じだ。いずれにしろこの時期にメンバー変えすぎだろう。個人的には結果も残さず大分に逃げ、チーム編成に迷惑を掛けた林に点さえ取られなければそれでいい、という程度しか期待はなかった。

 試合は順位が1つしか違わず、互いにPOを狙うチームの試合には全く見えなかった。練習試合のように一方的に大分が攻め込む。まあ影山が意図した通りの試合だろう。両WBでボールをもてない、3トップで清水しかボールを持てない、裏抜けする選手もいない。点を取る形どころか攻撃の形さえ見えないのだからこれがあるべき姿だ。シーズン終盤で、同じ監督で5年やって、こんな状態ってのも中々すごい。
 期待はセットプレーだけだが、セットプレーさえできない。奪っては前に蹴るという昔の高校サッカー。5-4-1で攻撃を捨てたチームに未来は無いだろう。このサッカーでは来季も望めない。後半は少しだけ攻撃に出ることはできたが普段と異なる布陣ではうまく連動できず、決定機を作ることはほとんどできなかった。

 影山は試合の最後に見事な采配を繰り出した。残り2分で関戸に代えて近藤を投入したのだ。ここのところ臆病な采配で何度も失敗しチームのモチベーションを落とし続けてきた。にも拘らずまたもや守備的な臆病な采配。この試合、終始最も勝つ気が無かったのは影山だった。DFラインを試合中にいじって良いことは無い。見事にゴールを奪われ試合終了。いやシーズン終了。

 という0-1の試合。このチームは大事な試合の戦い方を知らないのだろう。経験が無い訳ではない。影山が全くチームをコントロールできていない。もうこんな試合も、こんなチームも見たくない。早くチームをリセットすべきだろう。PO?笑ってしまう。では勝手に採点。

清水(4.5)最後のマークミスは清水
関戸(5.0)今の実力どおりだろう。線が細い
久保(4.0)精度がJ3レベル
田所(5.0)気合だけは良かった
上田(5.0)ゲームを作れず
澤口(3.5)精度の低さで相手にチャンスを与える
後藤(5.0)相手に何度もチャンスを作られた
竹田(4.0)簡単にやられすぎ
久木田(5.0)よく守ったが
中林(5.0)飛び出しの判断の悪さが目立った

押谷(5.5)決めるべきところを決めていたら勝っていた
ウーゴ(5.5)悪くは無いがシュートが欲しい
近藤(4.0)出てきて負けたら意味が無い

影山(-10.0)
 最もダサい負け方。勝つ気が無いならさっさとやめて欲しい。