今季はホームで最終戦を迎える.ただ監督やトップチームの選手の契約満了も発表がなされておらず一つの消化試合に過ぎなかった.シーズン終了セレモニーはあったが,他の用事を押しのけて関西から駆けつけるほどの価値は感じなかった.しかももし負けたりしたら….
そんな人が昨年と比べても増えたのか昨年のホーム最終戦より観客数は少なかった.晴れた土曜の昼で条件は悪くなかったのだが.この意味をクラブはよく考えておくべきだ.
この日は怪我から岸田が復帰したがキムはベンチのまま.出場停止の近藤に代わり後藤.大きな戦力ダウンではない.けれど試合は開始直後からしばらくは押し込まれた.いつものことではあるが最初からペースをつかむことができない.ただ福岡相手でも10分ほどしてようやく自分たちのペースへ持ち込めるようになったのは今のチームに力がある証拠だろう.
そしてその流れのままファジアーノが先制.相手の堅い守備を破れない中,白谷が一度セットプレーを奪い,そこから奪ったCKで得点.ペースを手繰り寄せ,その勢いのまま先制するという理想的な展開.「こんな流れで負けたらかなりショックじゃろうな」.そんなことを思いながら後半を迎えた.
もちろんJ1昇格を果たした福岡が易々と勝たせてくれるはずもない.久藤の引退試合であり契約を切られた大久保の最後のリーグ戦.消化試合モードではない.
そしてたった一つのプレーが大きく流れを変える.岡山は後半に入っても十分に戦えていた.けれど「またもや」セットプレー.もちろん相手のFKはかなり素晴らしかった.けれどそのセカンドボールを眺めるだけの岡山の選手.詰める福岡の選手.ついこの間セットプレーの次の対応が遅いと指摘されて失点したばかりなのに.
チームがわずかに下を向く.福岡に一気に流れが移る.そしてちょっとした判断ミスとトラップミスから攻め込まれ,その流れの中で引退する選手に逆転ゴールを奪われる.50分からたった5分で逆転されゲームを決められた.まあ逆転されるようになっただけマシと考えられなくもないが….
勝負弱い.今季はこの言葉に尽きるだろう.勝負どころの殆どで負ける.やはり監督を含めチームの核がいないことが大きいと思う.誰も流れを変えられない.それはチームにJリーグで成功経験を持つ選手がいないからだと思う.それを埋めるのが監督だと思うのだが,影山はその穴を埋めるどころか広げていたようだ.うすうす感じていたのだがこんなコメントをこの日残している.
「相手に合わせてということはほとんどせずに、自分たちを出して、個を育て、チームを育てというのを核となる考えでやってきた。そういう部分では、もしかしたらもっと勝ち点を取れたかもしれない。」
この監督は今シーズン勝負を最優先にしてこなかったのだ.そんな指導をしていて勝負強い戦いができるはずもない.そんなチームが,必死で勝ち点を奪いにくるチームを凌げる訳がない.そもそも相手に合わせないという方針自体がファジアーノにとって大きく間違っている.
弱いチームの選手はだいたい個の力で劣っているがそれ以上に劣っているのはメンタルで,それが必要以上に実力差を生んでいる.だからこそまずは選手に自信を持たせることが必要なのだ.それには勝利が必要であり,勝利するためには個の力で劣るチームならば,チームとして相手を上回る必要がある.そして勝利を積み重ねることが自信へと繋がるのだ.
そしてこの方針が何より間違っているのは,有料で観客を集めながら観客に勝利を最優先とした戦いを見せていなかったということだ.「勝てる方法はあるかもしれないけど,将来のために戦ってるんでそれはしないから.」簡単に言えばそういうことをこの監督は言っているのだ.
その日しか見れない客だっている.毎試合勝利を願っている人もいる.遠くから時間とお金を使ってきた人もいる.アウェイまで見に行った人もいる.そういうお客に向かってこのコメントをもう一度言ってほしい.
内容(将来)は練習で積み上げるべき,試合では結果を残すべき.試合は練習の場ではない.勝ち点を奪いに行き観客にベストな「結果」を見せる場所だ.
そもそも結果より内容を重視している割にやっているサッカーの内容も出場している選手の能力次第という酷いものだったのだから救いようが無い.結果の残らないサッカーを積み上げても無駄だという証拠でもある.
そもそも自分たちのサッカーを押し通していいのはバルサとか極一部のチームだけだ.それでは勝手に採点.
白谷(5.5)結局4点どまり.もっと欲しかった
岸田(5.0)トップコンディションからは遠かった
小林(5.0)ボールを持つと弱い
川原(5.5)積極的に前を向けていたと思う
千明(5.5)後半消えるのは何とかしたい
田所(5.0)攻撃の見極めと連携とバイタル付近での守備
野田(6.0)シーズン終わりに向けてどんどん良くなった
澤口(5.5)攻撃は比較的良かった
野本(5.0)相手に振り回された
後藤(5.5)縦パスのケアを大事に
真子(5.5)FKは惜しかった
東明(4.5)極端に最後の精度が落ちる
三木(4.5)起点になれず
喜山(4.5)今起用されるべきではない
影山(2.0)
この日のコメントをシーズン最初に聞いていたら応援する自信は無かったし,このコメントで今シーズンの謎が解けた気持ちにもなった.勝てるわけの無い戦いを挑んでいるチームに勝利を願っていたのだ.勝ち点を取る気が無いならお客の前で試合をしないで欲しい.ネクストとかちょうどいいのでは?来期は監督もネクストと入れ替え制で挑んでみるのも良いかもしれない.
そんな人が昨年と比べても増えたのか昨年のホーム最終戦より観客数は少なかった.晴れた土曜の昼で条件は悪くなかったのだが.この意味をクラブはよく考えておくべきだ.
この日は怪我から岸田が復帰したがキムはベンチのまま.出場停止の近藤に代わり後藤.大きな戦力ダウンではない.けれど試合は開始直後からしばらくは押し込まれた.いつものことではあるが最初からペースをつかむことができない.ただ福岡相手でも10分ほどしてようやく自分たちのペースへ持ち込めるようになったのは今のチームに力がある証拠だろう.
そしてその流れのままファジアーノが先制.相手の堅い守備を破れない中,白谷が一度セットプレーを奪い,そこから奪ったCKで得点.ペースを手繰り寄せ,その勢いのまま先制するという理想的な展開.「こんな流れで負けたらかなりショックじゃろうな」.そんなことを思いながら後半を迎えた.
もちろんJ1昇格を果たした福岡が易々と勝たせてくれるはずもない.久藤の引退試合であり契約を切られた大久保の最後のリーグ戦.消化試合モードではない.
そしてたった一つのプレーが大きく流れを変える.岡山は後半に入っても十分に戦えていた.けれど「またもや」セットプレー.もちろん相手のFKはかなり素晴らしかった.けれどそのセカンドボールを眺めるだけの岡山の選手.詰める福岡の選手.ついこの間セットプレーの次の対応が遅いと指摘されて失点したばかりなのに.
チームがわずかに下を向く.福岡に一気に流れが移る.そしてちょっとした判断ミスとトラップミスから攻め込まれ,その流れの中で引退する選手に逆転ゴールを奪われる.50分からたった5分で逆転されゲームを決められた.まあ逆転されるようになっただけマシと考えられなくもないが….
勝負弱い.今季はこの言葉に尽きるだろう.勝負どころの殆どで負ける.やはり監督を含めチームの核がいないことが大きいと思う.誰も流れを変えられない.それはチームにJリーグで成功経験を持つ選手がいないからだと思う.それを埋めるのが監督だと思うのだが,影山はその穴を埋めるどころか広げていたようだ.うすうす感じていたのだがこんなコメントをこの日残している.
「相手に合わせてということはほとんどせずに、自分たちを出して、個を育て、チームを育てというのを核となる考えでやってきた。そういう部分では、もしかしたらもっと勝ち点を取れたかもしれない。」
この監督は今シーズン勝負を最優先にしてこなかったのだ.そんな指導をしていて勝負強い戦いができるはずもない.そんなチームが,必死で勝ち点を奪いにくるチームを凌げる訳がない.そもそも相手に合わせないという方針自体がファジアーノにとって大きく間違っている.
弱いチームの選手はだいたい個の力で劣っているがそれ以上に劣っているのはメンタルで,それが必要以上に実力差を生んでいる.だからこそまずは選手に自信を持たせることが必要なのだ.それには勝利が必要であり,勝利するためには個の力で劣るチームならば,チームとして相手を上回る必要がある.そして勝利を積み重ねることが自信へと繋がるのだ.
そしてこの方針が何より間違っているのは,有料で観客を集めながら観客に勝利を最優先とした戦いを見せていなかったということだ.「勝てる方法はあるかもしれないけど,将来のために戦ってるんでそれはしないから.」簡単に言えばそういうことをこの監督は言っているのだ.
その日しか見れない客だっている.毎試合勝利を願っている人もいる.遠くから時間とお金を使ってきた人もいる.アウェイまで見に行った人もいる.そういうお客に向かってこのコメントをもう一度言ってほしい.
内容(将来)は練習で積み上げるべき,試合では結果を残すべき.試合は練習の場ではない.勝ち点を奪いに行き観客にベストな「結果」を見せる場所だ.
そもそも結果より内容を重視している割にやっているサッカーの内容も出場している選手の能力次第という酷いものだったのだから救いようが無い.結果の残らないサッカーを積み上げても無駄だという証拠でもある.
そもそも自分たちのサッカーを押し通していいのはバルサとか極一部のチームだけだ.それでは勝手に採点.
白谷(5.5)結局4点どまり.もっと欲しかった
岸田(5.0)トップコンディションからは遠かった
小林(5.0)ボールを持つと弱い
川原(5.5)積極的に前を向けていたと思う
千明(5.5)後半消えるのは何とかしたい
田所(5.0)攻撃の見極めと連携とバイタル付近での守備
野田(6.0)シーズン終わりに向けてどんどん良くなった
澤口(5.5)攻撃は比較的良かった
野本(5.0)相手に振り回された
後藤(5.5)縦パスのケアを大事に
真子(5.5)FKは惜しかった
東明(4.5)極端に最後の精度が落ちる
三木(4.5)起点になれず
喜山(4.5)今起用されるべきではない
影山(2.0)
この日のコメントをシーズン最初に聞いていたら応援する自信は無かったし,このコメントで今シーズンの謎が解けた気持ちにもなった.勝てるわけの無い戦いを挑んでいるチームに勝利を願っていたのだ.勝ち点を取る気が無いならお客の前で試合をしないで欲しい.ネクストとかちょうどいいのでは?来期は監督もネクストと入れ替え制で挑んでみるのも良いかもしれない.
何にしろ危機感は持っておいた方がいいでしょうが新聞見る限り社長は十分承知みたいなので大丈夫ですかね?