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第19節 愛媛戦

2015-06-26 19:51:55 | ファジアーノ岡山
     押谷
   矢島  片山
澤口 伊藤 渡邊 加地
  田所 岩政 竹田
     中林

 ボランチを伊藤に、左WBを澤口にそれぞれ変えた。選手を入れ替えるという選択でなくコンバートするというのは最後の手段みたいなものだ。これが起爆剤になることもあるが、失敗すればチーム全体に更に不信感が募る。対する愛媛は、このオフに粉飾が発覚したチームだ。色々と言い訳はあるみたいだが、こういうチームが残るのはまじめにやっているチームが馬鹿らしくなる。大分もそうだった。こういうJリーグのなぁあぁはいつか大きな穴になるだろう。いずれにしろ勝利への期待が少ないこの日は玉林のプレーを久しぶりに見れることくらいしか楽しみはなかった。

 試合は入りは前向きにプレーできて悪く無かった。しかし勢いを受け止められると、そこからは殆ど相手の時間だった。
とにかく選手間の距離が広すぎることが問題だ。岩政はラインを高くできない。するとボランチが上がれば後ろにスペースができるし、下がれば前が遠くなる。この日は完全に後者のパターン。慣れない伊藤のポジショニングが悪く、試合の殆どで消えていた。それでもサイドが機能すれば少しは前に出れるのだが、この日は加地、澤口という意図の読めない選手起用。仕掛けられないサイドでは相手は下がらない。守備は低くなるし攻撃も必ずフォローが必要になる。こんな戦術で勝負するなら、トップに強力な外人か、J1でも戦える日本人を置くしかないのだが、そんな選手は岡山には獲得できない。結局今のシステムと選手で戦うなら、相当すごい戦術でも編み出さないと何の期待も抱けない糞サッカーしかできない。この日のようなサッカーになるのは必然なのだ。選手をコンバートして変わるような問題ではない。

 ビルドアップさえできないチームは最終ラインで何とか守るのみ。これで我慢できれば引き分けで、出来なければ負ける。勝つ可能性は、相手の一方的な攻撃をしのいで偶然か何かで点が入るのを祈るのみ。
 そしてこの日はCKから失点。ほぼ負けが決まった。ここから引き分けるには、非常に低い可能性を祈るしかない。

 昨年まではポゼッションサッカーで守る時間を減らしていた。そしてボールを奪う位置が高かった。今年はポゼッションできず、ボールは最終ラインでしか奪えない。距離感も悪く、運動量も無い。切り替えも遅い。救いようの無い状態だ。

 後半もほぼ相手ペース。岡山側は見るべきものはない。両サイドを変えてもペースを変えるには至らない。この日は完全にチームが崩れていた。コンバート失敗だ。終盤に長澤が上がれ!と言っていたが、上がれるならとっくにみんな上がっていただろう。お前のやり方じゃ上がれないんだ。早く気付け。

 という0-2の敗戦。1点入ったらしいが。まだ終わってないところを見せる?なんてコメントがあったが見事に終わったところを見せた。もうダメだ、今年は。流石に見続けることはできなかった。絶望した。戦力不足と戦術の未熟さが重なった最悪の状態。何もしないならこのまま当分勝てないだろう。何かするとすれば、それは監督の交代か、相当な選手の補強だ。シーズン前に長澤に僅かでも期待した自分が悪かった。もう今季は期待して見ないこととした。負けて当たり前だ。そう思う。こんなんで1万人の観客が呼べるわけがない。クラブはいつまで寝惚けているつもりなのか?と言うわけで勝手に採点。

押谷(5.0)しんどいけど、得点できてないのは事実
矢島(4.5)マークを外して失点
片山(3.5)酷く遅く、雑で、臆病なプレーだった
澤口(5.0)よく走り、昔を思い出したが、効果的では無かった
伊藤(4.5)後ろ向きにはプレーできた
渡邊(3.0)穴として狙われた
加地(4.0)動けず何もできなかった
田所(5.0)セットプレーのキックとクロスと仕掛け以外は良かった
岩政(4.5)ビルドアップの酷さは目立った
竹田(4.0)ノーマークで素人みたいなヘディングは笑うしかない
中林(5.5)どうしようもない

田中(5.5)入った時には終わっていた
三村(-.-)
千明(-.-)

長澤(0.0)
 戦力不足を考慮しても酷い試合だった。ここまで可能性を見せられ無いのは酷い。普通ならクビだ。打つ手打つ手が全て機能し無い。信頼も失っているように見える。中途半端にするくらいなら、完全に引きこもってしまうほうが余程潔い

第18節 群馬戦

2015-06-24 19:30:20 | ファジアーノ岡山
     押谷
   片山  矢島
三村 島田  渡邊 加地
  田所 岩政 竹田
     中林

 相変わらず多くのピンチばかりが目立つ。押谷をトップに戻したことだけは評価するが、そこへ縦ポンするだけのサッカーは通用するわけがない。昨年と比べて押谷の足元への縦パスが殆ど無い。これで何とかなっているのは後ろががんばっているから、としか言いようがない。ただその守備も足の遅い弱点を突くようにラインの裏を狙われた。
 昨季までは三村・田中の両サイドが岡山の攻撃の強みだった。その両サイドをFWを千明、上田が上手く使う。しかし今季は彩度が活きない。加地は仕方ないにしても、三村をうまく使えない。もちろん彼は良く走っているのだが、中盤の選手とのズレが目立ってしまう。

 ただ先制は岡山。殆ど矢島の個人技だった。やはりいい選手だ。こういう理不尽な環境でどこまでできるか?というのも良い勉強だろう。最悪なのはその直後に失点したことだ。守備が固くて失点が少なくても、このタイミングで失点するDFには価値がない。DF3人それぞれがミスをしての失点。立ち上がりから感じていた不安定さが結果に出た感じだ。

 後半はほぼ一方的にやられるだけの、本当に見どころの無い試合。とにかく前でボールが持てないので誰も上がっていかない。上がっていかないのでボールを持てても数的有利にならない。受ける方は動きが少なく、動き出しが少ない。あまりにもボールが出てくる可能性が低い。千明が入って少しましになるか?と思ったが、結局チームが中盤を追い越す試合をするので大きな変化は起きない。ただ遅攻になったときは少し時間を作れるようになり、一方的な試合を抜け出すことはできた。
 ただこれが強いチームとの試合でないというのが本当に深刻な点だ。相手は強いどころか下位に低迷し、調子も最悪の群馬。それで攻められまくって、個人技以外で全く得点をとれる気配がない。試合を支配できる感覚が全くない。とにかく「弱い」という印象しか残らないチーム。充分覚悟していたが、いざ現実的になると精神的にきついものだ。

 という1-1の引き分け。運動量だけが取り柄、最後まであきらめず戦い抜くことだけが取り柄、そんなファジアーノのアイデンティティは完全に消え去った。運動量は無く、切り替えは遅く、最後には足が止まる。連携も無く、信頼関係もあるように見えない。勝てるわけがない。この日、唯一わくわくしたのは下から上がってきた小林の存在だけだ。植田なんかをFWで使うくらいなら小林をベンチに入れておくべきだろう(と思っても、この後すぐに落とされるのだが)。と言うわけで勝手に採点。

押谷(5.0)のんびりプレーして何も起こせなかった
片山(4.0)久しぶりのシャドーで何もできず。自己満足なプレーが多かった
矢島(6.5)1人気を吐いた
三村(5.0)全く機能しないママ終わった
島田(5.0)レベルの低い上出来だった
渡邊(5.0)守備の受け渡しが酷い
加地(4.5)走れず足を引っ張った
田所(4.0)御愁傷様
岩政(4.0)足が止まりすぎてお地蔵様だった
竹田(2.0)プロとは思えない素晴らしいプレー
中林(6.5)チームを救ったセービング

澤口(5.5)無難にこなしただけ
千明(5.5)少しチームを良くした
小林(6.0)悪く無いよ

長澤(2.0)
 ある意味影山よりタチの悪い試合を続けている。全然改善がなく、何ら新しい策もなく。ここまでチームを改善できず、ポリシーも感じない監督はヤバイ。一体どういうチームにしたいのか?なりたいのか?さっぱりわからない。

第17節 東京戦

2015-06-11 22:11:32 | ファジアーノ岡山
     片山
   染矢  矢島
三村 島田  渡邊 加地
  田所 岩政 竹田
     中林

 立ち上がりからサイドでファールを連発し、セットプレーから失点。狙われた通りに崩され失点と言う情けない展開。そろそろこういう経験のないサッカーから脱却してほしいものだ。何れにしろこれでこの日の勝利はほぼ消えた。この数試合、自力で得点できていないチームに複数得点なんてできるわけがない。しかもトップに片山を入れて、なおかつ染矢を使っているのだから。よっぽど影山の方が選手を見る眼があったように思う。低いレベルの争いだが。
 ただこの日はチームの出来以上に不快なことがあった。審判だ。とにかく下手すぎる。この吉田というのは何年審判をしているのか。このレベルの審判を見るのは山本以来か。ファジアーノに不利と言うより両チームが納得できない笛だった。

 失点後も取り立てて改善は無かった。後ろでボールを持っても受けに来る選手がいない。誰もがボールを怖がっている。選手の距離は遠く、その動きに規律がない。今年は守備の時でさえ規律がないので、とにかく試合中に良いと思う瞬間が殆どない。手塚時代もよく似た状況だったが、まだ当時の方が走っていたので好感が持てた。あの当時を上回っているのは技術だけだろうか?いくら技術があっても意味がないことがよくわかる。何の期待感もなく、シュートさえも打てないつまらないサッカーが続いた。
 あまりにゲームメイクできないので焦れた矢島が後ろに下がる。後半に入ってもそれは続き、ようやく千明を投入。遅すぎだ。島田と渡邊のボランチが機能しないのは前節を見れば十分わかったはずなのだが。
 しかし乱れたペースは簡単に戻らないレベルになっていた。染矢を外してそこに島田入れてるんだから当然だ。その上走れない。だから田中を入れるが、時間が遅すぎる。しかもここまで改善の兆しがないなら、賭けで良いから4バックでも試そうとか思わないのか?

 結局なんら有効な手も打たず、最後に可能性の無い植田を入れて試合終了。0-1。とにかくシーズン当初に全く期待しないでいたのだが、まさかその下を行くとは。本当に補強しなければ、そして監督をどうにかしなければ。それでは勝手に採点。

片山(4.0)ええ加減諦めろ
染矢(4.0)J3レベル
矢島(5.0)ミスが多かった。1人でなんかできる選手じゃない
三村(5.5)よく仕掛けた
島田(3.5)プレーが甘すぎる
渡邊(4.5)工夫が無かった
加地(4.5)相手に勝てなかった
田所(4.0)大したプレーできず
岩政(5.0)いつも以上にミスが目立った
竹田(4.0)安定した下手さ
中林(4.5)何度もフィードを相手にあげた

千明(6.0)ゲームをようやく作れた
田中(5.5)良い仕掛けができていた
植田(-.-)

長澤(3.0)
 何も変わらず、一貫して攻撃を改善せず。頭悪いんちゃうか?と思ってしまう。どんなサッカーしようとしてるのか?どこを狙ってんのか?今日はどう戦うつもりだったのか?なーんにも伝わってこない。片山がマンガみたいにうまくならないと何も起きないサッカーになっている

第16節 讃岐戦

2015-06-05 18:04:44 | ファジアーノ岡山
    片山
  押谷  矢島
三村 島田 渡邊 加地
 田所 岩政 竹田
     中林

 瀬戸大橋ダービー。昨年は良い思い出が無い。相手監督は対戦相手の分析が上手く、またチーム強化も現実的に出来る。昨年の時点で戦力差を戦術で埋められていた。今季は戦力差も縮まっているし、監督力は差が開いている。何の期待も抱けない試合だ。

 掴み所のないチーム。岡山の酷さをオブラートに包んだコメントから試合は始まった。あの監督がそんなコメントをするのだから今年は相当やばいのだろう。その予想通り開始直後から相手に押し込まれた。可能性を感じるのは左サイドのみ。中央はゲームを組み立てられる選手がいないので、遅攻する限り可能性を感じない。もちろん速攻が全くできないので結局何もできないと言うことになる。そもそも片山をトップにして押谷をシャドーにしている時点で中央は殆ど機能しないのだが。こんな掴み所のないチームもないだろう。やりたいことが岡山の選手自身がわかっていないのだから。

 後半に入ってもペースは掴めないまま。ただラッキーなオウンゴールで先制。現状で一番確率の高い形かもしれない。その後もペースを握りかけては自ら捨てる流れが続き、矢島を下げた後は更に酷くなった。伊藤が思った以上に前でプレーできないタイプなのが大きく影響している。今季の補強は失敗と言っていいだろう。まぁやりたいサッカーがわからないのだから、どこを補強して良いのかも分からなかったかもしれないが。とにかく今季の強化部は責任をとらなければいけない。

 その後もクソみたいなサッカーで押し込まれながらもギリギリ勝利。この選手層でももう少し攻撃の改善はできると思うが、戦力も監督も不足しているのには違いない。というわけで勝手に採点。

片山(5.0)雑すぎてこのレベルでは駄目
押谷(4.0)点も取れず退場なんてくだらなすぎ
矢島(5.5)一番良いけど体力が不足
三村(5.5)良かったけど決定的ではなかった
渡邊(5.0)雑に攻守をこなした
島田(5.0)前にも出ず、パスも出来ず、守備も出来ず
加地(5.5)後半雑さが目立った。
田所(6.0)守備によく貢献した
岩政(6.0)高さで相手を支配した
竹田(5.5)相変わらずルーズに試合をこなした
中林(6.5)MOM。これ以上はしんどい

伊藤(4.5)何にトライしていたのかわからない
久木田(-.-)
植田(-.-)

長澤(3.0)
 いい加減攻撃を何とかしないと。個人技はない、高さもない。配置も適切じゃない。後ろからうまく人が上がってくるようなサッカーを期待したいが、昔の高校サッカーのような本当に質の低い低レベルなサッカーしか出来ていない。どこがコレクティブなのか。教えてほしいものだ。