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第37節 山形戦

2014-10-29 02:00:44 | ファジアーノ岡山
 負けられない戦いが続く。いや、勝たなければならない試合だ。ただそんな状況の中、負けてしまうだろうという予想の方が多くを占める状況でもある。

     ウーゴ
    押谷  清水
久木田 上田  千明 澤口
 田所   後藤  鎌田
      中林

 先発メンバーに疑問はあった。この時期にどうしてこんなにメンバーを変えたのか?ただ試合が始まるとそんなことはどうでもよくなった。開始から数回ボールが動いた時点で「このチームは勝つ気があるのか?」と思わされたからだ。長いことサッカーを見ていると時々そういう試合がある。動きが悪い。選手の距離間が悪い。ポジショニングが悪い。連携が悪い。メンタルが悪い。そんなことが同時に起きている試合なんだと思う。わずかな望みであった「相性がいい」「相手は天皇杯を戦った後」なんてことはとっくに頭から消えていた。

 ボールを奪えない。パスは簡単に繋がれる。フリーの選手が山ほどいる。「あー、これで失点しなかったら奇跡。すぐに失点するなぁ、こりゃ」。とつぶやいた。あまりに酷くてTVを直視できないほどだった。その直後に失点。いずれにしろどちらの失点も急造5バックの意思疎通の無さから生まれたものだし、それが起きることが予想できるほどプレーが悪かった。
 印象的だったのは、1失点目の場面で選手も監督も何も具体的な動きを取っていなかったことだ。そのくらいショックが大きかったのだろう。いや、前節の逆転負けでチームがバラバラになっていたのかもしれない。

 ボロボロだった試合も途中で左WBに田所を上げて何とか落ち着いた。最初からそうしておけばもう少しマシなゲームになったはずだ。本当に影山采配には疑問しか残らない。その上後半からはウーゴを下げて久木田をCFWにするという、今まで見たことも無いような布陣にしたときは、もう疑問どころか絶望、あきらめの境地に至った。こんな監督で勝てるわけが無い。そしてそこからは見るべきものは一切無かった。

 という1-4の惨敗。プレーオフ圏外へ。2度と圏内へ入ることは無いだろう。影山の混乱した采配、モチベーションを上げる能力の無さ、試合中に流れを変える采配の無さ。そしてこんな不調の中、あれだけ来てくれた観客へ何も返せなかった選手。プロ失格だ。
 PO圏内にいて、そこを争う相手との試合。しかもPO進出すれば岡山にすれば初のことになる。ある意味今シーズン、いやこれまでのJ2シーズンのクライマックスとも言えるような試合で8000人を越えない観客数が物語るのは、そこには本来見たい・応援したいファジアーノがそこには無いということだろう。この観客数の意味をクラブは真剣に考えて欲しい。では勝手に採点。

ウーゴ(4.0)走れないことでチームを乱す
押谷(4.5)点を取らないとそれ以外のプレーの借りを返せない
清水(5.0)悪くない。けれど周りがあれだとどうしようもない
久木田(4.5)左WBで使った奴が悪い
上田(5.0)弱点を狙われつつある。右足がおもちゃすぎる
千明(3.5)プレスでボールを奪える安全な選手
澤口(4.5)走れてない
田所(4.0)自信も失い、プレーもルーズすぎた
後藤(4.0)もうDFしたくないだろう
鎌田(4.5)悪くなかったけど結果が出なかった
中林(4.0)飛び出すことに躊躇していた

田中(4.5)出たときには試合が終わっていた
久保(5.5)よく体を張っていた
荒田(5.5)一矢報いた

影山(-5.0)
 いつもの迷采配。この時期にこんな試合をしてしまうのは、監督としての資質が無いのだろう。この3年間、大事なところで同じようにチームが不調に陥っている。いや監督をやっている間、ずっとシーズン終盤に低迷している。攻撃にオプションを作らず、相手の対策への対策を練らず、愚かな采配ばかりで終わっている。3回同じことを繰り返せば、プロの監督として疑問符がつくのは当然だ。同じ過ちを来年繰り返すくらいなら0からまたスタートさせて欲しい。

第36節 群馬戦

2014-10-20 00:08:24 | ファジアーノ岡山
 前節悪い形で引き分けに終わりチームの状態は最悪に近い。とは言えまだPO圏内にいるのだから本当はもっとラッキーと思うくらいのメンタルでいるべきと思うが。

     久保
   押谷  妹尾
三村 上田  千明 田中
 田所  後藤 久木田
     中林

 大阪で緊急キャンプをやったというが、そこで貴重な戦力の片山を怪我させてしまっては何の意味も無い。そんなこともあり、相手は下位に沈む群馬だが勝てる感じが全くしなかった。

 試合はその悪い予感の方向へ進む。チームはある程度攻撃できるが、相変わらず相手の裏へ走る選手がいない。そもそも動きが少ない。結局相手の前でばかりプレーするので決定機になりにくい。相手が慣れてくるとサイドを狙われ、そして逆に裏へ飛び出され失点。後ろに人がたくさんいたのにあんなシンプルなプレーで失点するなんて。何がミニキャンプだったのか?集中力の欠如としか言えないプレーだった。
 しかし平繁は相変わらずいい選手だ。獲れないものか。

 これでPOも終わりか、と思っていたら復帰した妹尾が見事な得点。ああいうプレーが欲しかった、というプレーでの得点だった。これでチームも上向きになってくれれば…、と思っていたら後半押谷がゴール。この日のプレー内容で得点できるようには全く思っていなかったのだが、この選手は分からない。

 これで久々の勝利が少し見えてきた?と思ったら得点直後に三村に代えて竹田を投入…。確かに三村の裏は狙われていたが、それで勝ってきたチームなのに。どうしてここまで臆病な監督なんだろうか?相手にロビーニョが入ったこともあり、勝利どころか逆転負けまで見えてきてしまった。
 そしてその悪い予感は見事に当たってしまった。今の負け犬メンタルの状態でこんな采配すればこうなるのは必然だった。

 という2-3の試合。これでPOは無くなったと思って良いだろう。今シーズンを象徴する試合だった。壊れかけていたメンタルは完全に破壊された。この状態でPO争いを勝ち抜くのは困難だろう。と言うわけで勝手に採点。

久保(5.0)悪くないが仕事としては不十分
押谷(5.0)得点だけだった
妹尾(5.0)後半消えていた
三村(5.0)裏を取られすぎた
上田(5.0)攻撃に意識が行き過ぎた
千明(4.0)行方不明だった
田中(4.5)2失点目は簡単にやられすぎた
田所(3.5)2失点に絡んだ
後藤(3.5)残念だが責任は大きい
久木田(4.0)失点には直接絡んでいないが
中林(4.5)GKに何かできたわけではないが

竹田(0.0)使った奴が悪い。87分の抜かれ方は見事だった。
ウーゴ(5.0)相手によってプレーが変わることは分かった
清水(5.5)この日一番良かった選手が控え

影山(-10.0)
 辞意を表明すべき采配だった。今年は監督が原因でPOを逃したとはっきり言えるだろう。

第35節 長崎戦

2014-10-13 22:47:59 | ファジアーノ岡山
 今年は勢いのない長崎。まあJ2はそんなに甘くないし、ここの監督は大体2年目は調子が悪い。結局壁に当たっているんだろう。

    ウーゴ
   片山  久保
三村 上田  千明 田中
 田所  竹田 久木田
     中林

 ここにきてウーゴを先発。流れを変えたいのかもしれないが遅すぎだ。するならもっと早くからウーゴ中心にする必要があった。本当にこの監督は後手後手の対応が多い。

 試合は開始から岡山ペースで、そのままラッキーな形で得点が生まれた。前線が粘り強くボールを拾えたことも得点できた理由だろう。
 ただこの試合を決めたのはその後の対応だ。正直前半の長崎は弱かった。プレーは緩いし動かない。なのでそこを徹底的に突いて確実に得点を取る必要があった。しかしそう徹底できないのがファジアーノの弱さだろう。徐々にペースを失い始めた。
 その大きな原因は竹田だろう。相変わらず向かってくる相手に対し後ろへ下がる。結果として相手が自由にできるスペースが増え、それを埋めるために前の選手が戻る。そしてどんどん後ろ重心になっていく。その上ビルドアップもテンポが悪いのだからどうしようもない。

 後半は長崎は弱くなかった。この日の岡山にその長崎を押し返す力は無かった。そこへ背の高い選手を投入され更に押し込まれる。そして急造攻撃陣は機能せず、その攻撃陣は更に連携が低い形へと変えられ、数少ないチャンスも生かせなくなった。
 結局三村がいなくなって30分は守るだけの、とにかく酷いサッカーだった。あまりに酷くて眠くなるほどだった。それで守りきれていればまだ救いようがあるのだが、これだけ高さに差があればそうもならない。
 そして同点後にためらった上で澤口を投入…。本当にPOを狙っているチームなのか?この監督はプロなのか?

 という1-1の試合。PO圏内にいるとは思えない絶望感。そしてPO圏内にいるとは思えない弱腰プレー。外から見れば分からないだろうが、ずっと試合を見ているとPOが相当厳しいものにしか見えない。本当に監督って大事だ。それでは勝手に採点。

ウーゴ(4.5)走ってないのに63,65分にコケてチャンスを潰したのは論外だ
片山(6.0)唯一良かった
久保(5.5)失点のときの空振りは見事だった
三村(5.5)相手を押し込んでいた
上田(5.0)肝心なところでミスが多かった
千明(4.5)存在感無くDFラインですごした
田中(5.0)5番に喧嘩売るなら勝って欲しい
田所(5.5)よく戦っていたが
竹田(3.5)かっこ良く無駄な横パスをしていた
久木田(4.5)右サイドからクロスを上げられすぎた
中林(5.5)よく守ったが限界だった

清水(5.5)良いプレーをしていたが時間が不足していた
荒田(5.0)最後のワンプレーを決めていれば大きく変わっていた
澤口(-.-)

影山(2.0)
 マゾなのか?偶然のような得点を守るサッカーは見たくない




第34節 水戸戦

2014-10-06 12:37:47 | ファジアーノ岡山
 終盤戦になって3バックをいじる。しかもその目的は左サイドを守備的にするため。無駄な失点が増えて勝てていないとは言え、この時期にこれで勝って先に繋がるのか?そしてホームでそんな試合をするから5位でプレーオフを争っているのに観客が8000人を切ってしまうのではないか?だからこの監督は好きになれない。

     久保
   押谷  片山
田所 千明  上田 田中
 後藤  竹田 久木田
     中林

 試合はその3バックが決めてしまった。普通に岡山の方がチーム力が高いのだが、3バックのビルドアップがぎこちなくどうしても調子に乗れない。とにかく竹田はダメだ。それに呼応するように千明もミスを繰り返す。そして後ろからチームは崩れていった。
 ただ失点は中林のミスから。彼は足下はダメだが飛び出しの判断も悪い。誰か良いコーチに教えて貰えないのだろうか?

 その後はペースを奪われたが、それでも全体を見れば岡山ペース。結局干拓が余計なことをするからこんな風になる。交代もそうだ。せっかくWBで三村が開花したのにシャドーで使う。三村をWBにしたと思ったら竹田でなく久木田を変える。時間の必要なウーゴは3分のみ。自らペースを乱して勝てるはずがない。

 という1-1の試合。自ら後退を選んだ試合だった。そしてこうなることは5年も付き合っているファンが一番良く知っている。この先POの望みが少ないことも。スタジアムへの足も遠のくのはしかたない。普通ならもっと余裕でPOを目指せて、2位だって目指せる位置にいれたはずなのに、と思いながら勝手に採点。

久保(5.0)連携する技術が足りない
押谷(5.5)点が取れていたら
片山(6.5)MOM。前を向く意識を評価
田所(6.0)裏しか使えないなりによくやった
千明(4.0)87分のパスが全てを示している
上田(5.5)上田にしたら悪かった
田中(6.0)PKを誘うラストパス
後藤(6.0)慣れないところでよくやった
竹田(3.5)全く足りていない
久木田(5.0)竹田に吊られてミスが多かった
中林(4.0)今季は試合を決めるミスが多い

三村(5.5)シャドーは無理か
荒田(5.0)ボールに触れず
ウーゴ(5.0)ベールを脱ぐのはシーズン後

影山(3.0)
 勝てないのはともかく、後ろ向きな試合で客を減らすのはやめて欲しい。