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第4節 福岡戦

2019-03-23 23:16:04 | ファジアーノ岡山
齋藤と関戸が初先発。
この日の齋藤は、監督と使い方が変わるとここまで変わるのか?と思わされた。攻守とも昨年からは想像できないプレーだった。
この日の攻撃はかなり明確な意図をもって動いていた。前半は向かい風を利用し2トップのどちらかがサイドに流れ、同サイドのSHがフォローし、もう1人のトップと逆サイドのSHとボランチ1枚が入ってくる。非常にバランの取れた攻撃だった。後半は追い風を利用したカウンター中心。とは言えコンパクトに出来ていることもあり昨年までの縦ポンとは異なり孤立して行ったきりにはならなかった。
ただ守備は相変わらず失点が続く。4バックにして、かつ前から奪うためにコンパクトにしているので昨年より安定しないのは当然だ。ただこの日の失点は勝っている状態で田中が前に行って、奪われ、バランスを廣木が取ろうとしているところを狙われてしまった。こういうのが無くなり失点しなくなれば結構強いチームになるだろう。
問題は久保田がまだ活きてないことと、この日の前半責められ続けた左サイドだ。石津がいたにしろ狙われすぎだった。
引きこもりの昨年は点を取られた時点で終わりだった。滅多打ちを耐えてワンチャンスだった。今年は失点してももう一度いける。チャレンジし戦っているからこそだ。
守備一辺倒のストレスから解放された選手たちがようやく本来の姿で戦えるようになったのは、試合内容に繋がっている。結果に繋がってほしい。

第3節 岐阜戦

2019-03-10 02:32:47 | ファジアーノ岡山
大木サッカーを相手にして、前から奪いパスを繋ぐサッカーに変わろうとするチームの課題が明確になった。
相手は4-1-3-2。前重心なチームにとって、すぐに後ろにパスを出す岡山は良い獲物だった。パックパスは奪われたら即ピンチになる。けれど低い位置で勇気を持って前に出せない岡山。相手は後ろに狙いを絞れる。その上技術が低い。金山を始め、喜山、チェ、廣木とパスの技術が不足している。少なくとも今年のサッカーならGKは一森の方が良い。
試合開始直後以外はそんなに悪い内容では無かった。取り敢えず後ろに戻すという昨年までの悪癖が試合を決めた。
攻撃はまだマシだった。ただ武田の力不足が試合を決めた。上田との関係も良くないしスキルも足りない。ここで攻守とも途切れていた。
更に左サイドに偏るチームだが、喜山が追い越す動きが全くできないので数的優位が作れない。高い位置にポジションしているデータは出ているが、前後に動くというより中盤にいる時間が長いだけだ。代わりにボランチが前に行くため左はカウンターの狙い所になっていた。右の廣木もポジショニングが悪く、両SBが大きな穴になっていた。
後半、4-2-3-1みたいになったが、こちらの方がバランスが取れていてマシだった。とにかくボランチと左SBは何らかの対応が必要だ。
これでも試合としては昨年よりマシだが、補強がなければ残留争いを覚悟しなければならないだろう。

第2節 金沢戦

2019-03-04 12:12:39 | ファジアーノ岡山
開幕ホーム連戦。ここで勝てないと今年は本格的にヤバい、となる試合。先発はレオミネイロと下口が入った。
そして結果、レオの日になった。この日の金沢と岡山は442同士。個人の力量の差がわかりやすい試合だが、日本人選手の質は岡山が少し上だった。とは言え戦術は金沢がよく浸透している(はず)。
という事もあり、勝負を決めたのは外国籍選手だった。レオはボールを収められ推進力も持つ。岡山に不足していたピースだった。逆に彼が離脱したらかなりキツイだろう。そこに運動量のイが絡むのだから相手は厄介だっただろう。
この日もロングボールが、特にキムが多く出したため単調な攻撃になりがちだったが、その中で仲間、レオを中心にサイドでゲームを作れたのは進歩だろう。左偏重の陣形だったが、下口がタイミングを見て上がることもあり、ピッチを広く使えた場面もあった。昨年は全く無かった形だ。
課題は久保田と喜山か。久保田はインサイドハーフのようにプレーしていたが、右サイドがスカスカになり過ぎた時間もあったし、中でもボールに触れない時間が多かった。
喜山はボールを持つときの体の向きが悪すぎる。後ろに戻す前提のような体の向き。あれではサイドを深くエグれない。何を評価されたのか分からないがこの日の攻撃のボトルネックだった。最後にはマークを外して失点の原因にもなった。

取り敢えず今季初勝利。内容に改善もあり希望を少し…、前監督も2試合目くらいまでは期待したので、もう少し慎重に見たい。