Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

アジア大会第1戦

2006-11-30 01:23:20 | Sports:football
 相手はパキスタン.

 とにかくこの日ほど見ていてむかつく試合も無かった.まずは審判.最低最悪.不可解なファールの判定もあれば,ファールの判定基準も全く分からない.これが「アジアのレベル」だ.こんな判定をされる中ではサッカーは出来ない.1点目のFKの前のFKはどう見てもファールではなかったし.

 そしてパキスタン選手.アフターでのファールばかり.喧嘩だ.ルールの無いサッカーはサッカーではない.この国に何の縁も無いが,この国の印象は最悪になった.


 という前提で試合.開始直後に相手のレベルが低いことはすぐに分かった.足元は「サッカー選手?」と思うようなレベルの選手もいた.まぁレベルとしては日本が気にするレベルの相手ではなかった.
 開始直後の本田のシュートでの得点は正にそれを示していた.GKが油断しているところに無回転.まぁ油断して無くてもアジアレベルではあれが枠にきたら取れないだろう.

 しかしその後は日本は攻めあぐねる.キープはするが前への圧力が無い.もっと相手を崩すことは出来たはずだが,それが出来ないままクロスをあげてシュートが決まらない.そんな焦るほどのレベルではないのに.ただ彼らの反則により普段のプレーが出来ていなかったのも確かだ.そういうところはJはまだ優しすぎるのかもしれない.


 結局不運なFKで1点を取られ,日本の足がとまり2点目を取られたが,実力差は点数差をはるかに越えるレベルだったのは確かだ.まぁちょっと選手が後半集中を欠いていたのは確かだが.

 この日目立ったのは谷口,本田の得点者以外では増田,青山敏くらいか?平山はこのくらいの相手だとそこそこプレーできる.後半は消えたけど.ちょっと悪かったのはカレンか?やっぱゴール前にもうちょっと顔出して欲しい.

 まぁ早くこの試合は忘れて次に備えて欲しい.

新たな動き

2006-11-30 00:25:44 | Sports:football
 車でFMを聞いていた.

 関西ではFMでもタイガース情報が流れるのは極普通だ.何せ朝の番組では毎日8時2分にタイガースファンのDJがひたすらタイガースのことをしゃべる.しかもW杯の開幕も無視して話すから凄い.サッカーの話をしたのは聞いていた限りW杯の日本初戦敗退後のみ.それ以外の日はひたすらタイガースの話.誰も見てへんやろ?と何度思ったか.いやこの時間って別にスポーツニュースの時間でもないんだけど.

 そんな素晴らしき関西でも今日ラジオを聞いているとJリーグの話をしていた.もちろんローカル枠で.耳を疑ったがどうも週末の優勝のかかった試合の話から過去のリーグチャンピオンについての話.まぁ番組中に「優勝したことのある球団は・・・」という野球の影響が残った発言もあったが.

 その番組内で印象的だったのは「Jリーグに興味のあるかどうかを町で聞いた」というもの.で,結果は「半数くらいは結構見る,興味ある」だったそうだ.多分野球好きの多いおっさんにはそんなに聞いていないだろうからこの数字は信用度は低いが,それでも半数も興味あるのか!?ということに驚いた.
 正直なところ関西でのローカル報道量は0に等しい.bjと同じレベルだろう.にも関わらずこの数字はちょっと驚きだった.正直若い人でも2割いれば・・・,と言うレベルだと思っていた.


 確かにサッカーの話題は普段からよく出るようになった.G大阪の優勝ってのは結構影響はあったし,当然W杯ごとに話題が増えている傾向はあるようだ.うーん,これだけタイガース洗脳のあるところでこれは凄いことだ.
 そういう人が増えてきているのに,サッカーがホーム最終戦で優勝争い真っ只中の試合をしているそばでイベントをするような野球チームがいたりする.逆に嫌われてしまうんじゃないの?と元ファンが思ったりする.

 とにかく関西でこの状況ってのは野球にとっては相当危険だろう.まぁ本当は関西よりもプロスポーツチームのない田舎のおっさんが最後の砦なんだろうけど.

残るは2試合

2006-11-26 21:59:00 | Sports:football
 まず東京と浦和.浦和は勝てば無条件の優勝.対する東京は特にモチベーションも無い試合.あるとすれば目の前での優勝を阻止すること.試合は東京ペース.3バックの攻略法である3バックのサイドのスペースを使う攻撃を東京は仕掛ける.特に三都主のサイドへの攻撃を執拗に行う.
 セオリーどおりなのだが,出来ないチームも多い.特に浦和のようなチームだと攻めた後のカウンターが怖いので余計だ.しかしこの日はジャーンがワシントンをきっちりとマークし仕事をさせなかった.その上ポンテ,山田の2シャドーなので東京の守備にはまる.ただ山田,長谷部,鈴木からの攻撃は脅威に違いなかった.

 試合は後半へ.ここで前節と同じように山田と小野を交代.山田はコンディションが悪いの?じゃないと代える必要はないと思うのだが.まぁ最後の精度がもう一つだが.この交代で浦和の勝利は無いだろう,と思った.東京はこの小野のスペースを使って攻撃をするのかと思ったけれど特に変わらず.そのままタイムアップ.さすがに浦和も優勝のプレッシャーを感じたようだ.思い切った攻撃が出来ていなかったし.


 普通ならこの後から録画した試合を見るのだが,G大阪が同点という情報があったのでさすがにそのまま見た.そうしたらそこからG大阪のロスタイム逆転弾!!!・・・ホントにこんな試合するかよ,という展開.昨年に続き最終節へ優勝は持ち越しとなった.まぁ得失点差を考えても,家長がアジア大会(どっちみち累積でアウト),というのを考えてもちょっと厳しいと思うが,遠藤・バンドが復帰して鬼のようなプレーをする,という淡い希望をもって楽しんでみたい.


 で,そのG大阪と京都の試合.京都は超がけっぷち.いや,もう可能性はほぼ0.それでも必死さは伝わってくる試合内容.対するG大阪は攻撃陣はともかく,守備陣は恐る恐るのプレー.いつものことだがシジクレイがいない分余計にそれが伝わる.スピードの無い3バックにパウリーニョが来ると,良い形を作られるとかなりしんどい.そして失点.大事な試合で最下位相手に先制点って何やってんの?と怒りたくもなる.

 マグノの得点で追いつき後半.4-4-2(4-3-3?)にシステムを変え,寺田,中山をいれて攻撃的にシフトする.確かに実好のパフォーマンスは満足行くものでなかったし,ここで守っても仕方ない.けれども交代した面子がこれ,というのは選手層がまだまだだなと感じた.
 しかしマグノの2点目で逆転したG大阪.しかしそれから追加点が奪えない.お互い攻守のバランスを崩しながらの試合.本来ならG大阪が得点しなければならないところだがそれができない.それが相手の得点を生む.後半30分過ぎの同点劇はG大阪にとっては絶望的な思いをもたらすものだった.

 しかし最後の最後でマグノの得点.サッカーはたまらない.何が起こるか分からない.本当に分からない.ファジアーノのこともありここ最近は緊張してばかりだ.こういう緊張感ってW杯くらいでしか感じたことが無いし.これが人気の秘訣なんだろう.

 勝者と敗者の残酷なまでの差がその緊張感を生み出しているのだろうが,京都はその残酷な側だった.この日の敗戦により京都は再度J2へ降格が決まってしまった.関西からJ1チームが減るのは残念だ.京都はシーズン開始当初からチームが機能していなかった.それ以上にチームの軸がパウリーニョしかおらず余りに不安定だった.手島の復帰がもっと早く,さらに監督解任がもっと早く,そしてアンドレが怪我しなければもっと違う結果になっていただろう.

 対するG大阪は攻撃陣ももう一人ゲームメイクできる選手が欲しいが,それよりもやはりDF.総取り替えするくらいの気持ちが無いと来期以降は厳しいだろう.

祝!決勝ラウンド進出

2006-11-26 13:09:15 | ファジアーノ岡山
 全国地域リーグ決勝大会.

 ファジアーノ岡山が第1ラウンドを突破した(ここ参照).金曜日の神戸に勝利したことで今日は比較的安心して結果を待つことが出来た.とにかくおめでとうだ.
 昨年は1次ラウンドで敗退してしまったが,今年は一歩先へ進むことが出来た.ここで1歩になるか2歩になるか.更に厳しい戦いが待っている.とりあえず決勝ラウンドで優勝して初めて自動昇格.2位で入れ替え戦.とにかく最低あと1回勝たないと次は無い.
 当然2連勝での昇格が一番良いが,対戦相手も相当気合が入っている.簡単ではないだろう.現時点で判明している決勝ラウンド進出チームは,TDKとFC岐阜.そして残りは順当にくれば長崎.とにかく苦戦は必死だ.長崎にしろ岐阜にしろファジアーノと同様にJを目指しているチーム.簡単には勝てないだろう.

 とにかく今日は祝杯でもあげて来週に向けて気合を入れて欲しい.決勝ラウンドって大分なんだよなぁ.遠いなぁ.行きたいなぁ.だから去年・・・.

 ちなみに今回神戸が敗退してしまったが,今の地元は神戸なので何とも言いがたいところはある.ただヴィッセルの方ですらまだまだ地元に根付けていない部分もあるので(最近はさんちかに旗があって驚いたが),市民クラブとしてもっと地域に根付いていって欲しい.ヴィッセルはあの色換えがあってどうしても素直に応援できないし.


 とにかく初の決勝ラウンド.挑戦者としてがんばって欲しい.

佳境2

2006-11-24 21:52:58 | ファジアーノ岡山
 こっちも佳境.

 全国地域リーグ決勝大会.ここ参照.ファジアーノ岡山はパンディオンセ神戸と北海道と同組.前評判は和多田,森岡のいる神戸.悔しいながらレベルの高い関西リーグ1位が優位なのは間違いない.北海道は余りに情報が無いのでよく分からない.

 初戦は神戸.3チームのリーグ戦1位通過なので,ここで負ける=敗退を意味する.昨年は盛岡,熊本と強豪揃いのリーグで敗退してしまったので,今年はなんとしてでも通過したいし,この日負けると「また来年!」となり,中国リーグでまた戦うことになる.


 試合を見に行った・・・,と言いたいところだが仕事だ.休みでも長崎はちょっと無理だ.なのでネットで情報を拾いながら仕事.仕事どころでは無い.
 ネットで情報を拾うだけでも手に汗握る.「何だこの緊張感は?」と思いながらの仕事.去年はある程度負けを覚悟していたので(まだ体制が出来てなかったし)そこまで緊張しなかったが(それでも結構緊張した),今年は本当に勝負の年だと思っているので異常に緊張した.

 「これが地元チームってもんか・・・」と改めて実感させられた.こういう感覚は本当に体験したことが無い.単なる文字に対して一喜一憂.一試合に一年分の重さがこもっている.世界中がはまるスポーツだと言うのも納得できる.他のスポーツもこういうシステム真似たらいいのに.


 試合はいきなり先制される.正直2点取られた時点で諦めた.仕事やる気なくした.しかしそこから「嘘じゃろ?」と思う逆転劇.そう言えば去年も熊本と接戦してたなぁ,というのを思い出した.
 チームの結束と去年の経験がここで生きたと思いたい.やっぱいきなり入って1年分の重さを知らないままプレーしてもそう簡単にいいパフォーマンスはできないだろう.そういう意味で岡山の4人の補強とリーグ戦からのジェフェルソン,というのはバランスが良かったのかもしれない.


 とにかく出場した選手や控えの選手,そしてスタッフ,サポーターにありがとうという気持ちでいっぱいになった.

 次戦は北海道.1日空く有利な日程.明日神戸が北海道に勝てばかなり優位になるだろう(PK負け以上で勝ち抜け).まぁ他人まかせではここで勝てても次勝てないのでとにかくまずはリーグ戦突破を目指して頑張って欲しい.


 そうそう他の会場の結果も見たけれど,やはり岐阜は強そう.本命だ.明日の長崎も気になる.カマタマは今年はbjで我慢して欲しい.

 仕事中誰にもいえない喜びだった.

佳境

2006-11-23 20:52:00 | Sports:football
 佳境のJリーグ.

 まずは福岡対G大阪.前節を見ていると福岡には苦戦する可能性はあると感じた.というのも福岡は前線からかなりきつくプレッシャーをかけてくるからだ.G大阪はDFライン,特に代表元キャプテンと山口のあたりでのパス回しが良くない.そこを狙われるとかなり厳しい状態になる.甲府戦がそうだったように.ただ甲府よりは連動は無い上,この日は中村が怪我でいないのは好材料ではあった.

 試合は予想通り立ち上がりから福岡ペース.「駄目だコリャ」と思うと何故かG大阪が得点.この辺が個人技の高いチームの優位点か?その後はしばらく一進一退が続いたが,やはり福岡がペースを握る.そして失点.まぁこんなもんだろう.
 G大阪はあとは後半に動きが止まるだろう時間がくるまで何とか同点でいれば何とかなる,と思って見つづけた.予想外だったのはボランチまでパス回しをロクにできていなかったことだ.

 予想通り後半30分過ぎからは福岡は足が止まった.これで勝利が見えたのだが一つ想定外のことがあった.FWの一人が殆ど得点を取れていない選手だったことだ.彼は勝負どころでいきなり得点できるほどの強運は持っていなかった.柳沢もびっくりのどフリーの状況で,得意(のはず)のヘディングで外す.これで試合は終わったと思った.

 しかし最後に寺田.ちょっと前に「若手の成長が今シーズンを左右する」と書いたが「その時が来た!!!」と思った瞬間,最後のシュートは枠の外へ.若手の成長が今シーズンの結果を見事に左右してしまった.

 これで大きく優勝争いから後退してしまったが自業自得だろう.あんなミスを繰り返すようなチームが優勝しているようではJリーグも駄目だ(2位でも駄目だが).とりあえず2位を目指し,そこでACLに出て,もう一度力をつけて欲しい.最終戦が盛り上がらなくなってしまいそうだ.残念.

 そうそう,福岡のスタジアムはいいね.あれをみると万博は悲しいくらい酷いスタジアムだ.2年連続優勝争いするチームのスタジアムじゃない.松下は企業名出せないから嫌なのか?bjにも入ってないし.そのおかげで連携するスポーツチームがオリックソだもんね(松下や旧チーム持ってるのに).わざわざ他の企業の宣伝して何がしたいの?って感じ.まぁサポーターじゃないからいいんだけど,リーグ全体での位置付けからすると悲しくなる.


 次に浦和と甲府.しかしこの日のスタジアムは相当凄かった.一番上まであれだけ客が入るのは信じられない.しかしこの日は苦戦するだろう.甲府のサッカーは浦和のようなタイプには強いからだ.その予想もピッチに入る時に主審の岡田の顔が見えたと同時に変わった.「また試合を壊すんじゃないの?」と.

 その予想の方が見事に当たった.センターバックの大した事無いファールにまずイエロー.「これは退場コースか・・・」と思っていると見事に退場.おまけにPK付き.この時点まで甲府は良い試合をしていた.しかしあんな判定されればどうしようもない(あれが基準ならもっと退場者はいた).ホームアドバンテージというよりいつかのW杯のようだ.

 しかしPKを阻止する甲府.ただ10人には変わりない.浦和の圧力を抑え込めるわけが無い.と思っていると更にPK.あれをファールとするには余りにも酷.何ならシミュレーションだ.選手もそうだろうが見ているほうも驚いてしまった.
 しかし神様はそこまで優しくは無い.2度目のPKも甲府は阻止し前半を0-0で終える.

 後半は少しずつ足が止まる.なのでどこかで耐えられなくなるだろう.そう思っているうちに失点.ここで見るのを止めた.いくらなんでもあんな判定された上で10人で引き分けに持ち込もう,というモチベーションは選手に起きない.もう「何やっても駄目だ」という諦めの気持ちになるだろう.

 この審判は他の試合でもまるで自分が試合を仕切っているかのような判定をしている.もし彼が自分の判断で判定したのならば彼は一度香港にでも行って研修した方が良いだろう.そうで無いなら・・・.自分が浦和サポーターだったらどう思うんだろ?やるせないだろうな.「実力でも勝てるのに」って思うだろうから.


 あと2試合で絶望的な5という勝ち点差がついた.次節で優勝は決まるだろう.

U-21 お隣戦

2006-11-22 02:21:31 | Sports:football
 お隣との親善試合.

 アウェイの前回とは異なり今回はちゃんとしたメンバー.ただし本田は怪我のよう.試合は序盤から一進一退と言う感じだが,実況が言っていたように「韓国が支配している」なんて事は無かった.
 プレーを見ていて感じたのは,日本の選手が余裕を持ってプレーしている,ということ.それは気持ちに余裕があるというのもあるが,技術的に優れていて基本的なところで焦る感じがない,ということだ.まぁ良し悪しはあるが.

 そんな余裕はあるのだが点が取れない.そもそもこの世代はFW以外は素晴らしいのだが,FWはどうしようもない状態.そんなFWに加えこの日は1トップ.両サイドが深くまで切れ込んでも中に選手がいない.
 原因はトップ下の選手.彼は本来ならシャドウストライカー的役割を果たさなければならないのだがそれが全く出来ていなかった.そのため平山へのハイボールのみのクロスになり決定期を作れなかった.
 ちなみにその平山だが,前半までは楔になる動きはよく出来ていた.ただし色々な条件が重なりゴールへ向かう動きは出来ていなかった.後半は疲れていた.

 この日のフォーメーションはこんな感じ.

   平山
 苔口
     水野
   梶山
 青山  増田
家長    中村
  青山 千葉
   松井


 メンバーを見れば分かるが殆どがJでレギュラーを獲っている選手.数名は日曜日に試合をした選手.ということで前半終了前から足が止まり始める.そしてロスタイムに失点.さすがに親善試合であの時間に集中しろ,というのは難しいか.実際は早めに得点して楽して早めにメンバー交代,というのが目標だっただろうからちょっとした誤算だろう.

 後半になってまず中村が負傷交代(福岡は残留争いしてるのに・・・あの相手のプレーを誉める松木なんかが解説してるって・・・).そのタイミングで選手が入れ替わる.ここで日本のシステムが再度機能しだす.それは梶山がボランチのポジションに下がった(ように見えた)からだ.
 厚みを増した前線によるプレッシャーで勧告から主導権を奪い返した.やはりこの梶山と言う選手は王様タイプであり,つまり小野タイプなので相手がそこそこ実力があると何も出来なくなる上に守れない.使いにくい選手だ.

 その後日本はやはり右サイドの突破から得点をあげる.とにかく韓国は今日の水野の止め方は分からなかっただろう.誰が見ても分かるくらい素晴らしい攻撃をしていた.しかも日曜に試合をしているのにフル出場.なおかつ走る.技術も十分すぎる.WYからの注目株は本物だった.いや本物になった.おかげで他の選手が目立たなかったのだが.ただ中盤の増田の動きのよさも目に付いた.
 逆に悪くて目立ったのがDFの青山.足元がやたら不安定で,この日はパス回しにも参加したくなかったんじゃないだろうか?調子が悪かったと思いたい.また平山はシュート以外はマシだったのだが,ボールを持ってからの動作,そして枠に飛ばないシュートは酷いものがあった.ボールを持つまでで描けるイメージのレベルが低いのだろう.ポストプレー以外は論外だろう.

 とにかくホームで引き分けというのはストレスがたまる試合だったが,リーグ戦の日程を考えれば妥当だろう.あっちはそんな厳しいリーグでは無いだろうし.というかあっちはまだ大学生か?高卒直でプロって少ないとかいう話があったような・・・.
 北京への切符はちょっと厳しい条件にはなるが,そのくらいの条件を乗り切る強さを身に付ければまた大きく日本のサッカーは進歩するだろう.


 そういえば広島の青山はあの不運な時の作陽の選手だそうだ.あれは地元で結構騒がれたのでよく覚えている.今代表のレギュラーになれているのだからまぁ良かったと言えるのだろう.兄もファジアーノにいるらしい(?)し,ちょっと応援しよう.

週末第2弾

2006-11-20 00:59:07 | Sports:football
 優勝争い第2弾.

 G大阪と千葉.正直この次期に千葉は戦いたくない相手だった.もし千葉の調子がよければなおさらだろう.しかしナビスコ制覇以降千葉は調子を落としている.しかしそれでも千葉は「はまる」と怖い相手.やはり対戦したくない.

 緊迫感のある試合が始まる,と思ったが前半はお互いに締まりの無い試合.千葉は全く動けていないし,G大阪はあまりに慎重.あまりの内容に思わず眠くなってしまった.前線からのプレッシングはG大阪がきっちり行っており,そのあたりでG大阪が一応ペースを握っていたと言えるだろう.
 後半にマグノアウベスの完全な個人技から得点が生まれる.とにかくチームの連動なんて関係なくとにかく一人で得点.この頃特にマグノは個人技で打開しようと言う姿勢が強い.焦りがあるのだろうがあれではチーム状態が向上しない.ただ他の選手が彼についていけていないのも問題ではある.

 得点のあと一気に試合が動く.千葉がいつもの千葉になった.これは多分G大阪が一気に受身になってしまったからだろう.G大阪は昨年あれだけの経験をしておきながらどうしてもリードしたときの試合の仕方が上手くない.
 それでもこの日は不細工な格好だが取った1点を守りきった.攻撃は完全に捨てて守備一辺倒(それが下手なのだが).内容より結果.そんな試合運びでゲームを終わらせた.もっとうまくできただろうが,結果だけが今は大事だ.

 この日の勝利が大きいのは,レギュラーメンバーを多く欠いた中での勝利だからだ.あれだけメンバーを揃えながらこうやって選手不足に陥るのはJリーグの厳しさだろうが,それでも乗り切れ,地力優勝の可能性を再び取り戻したのは非常に大きい.
 正直寺田や前田がまだ自信を持って使えるレベルではないが,ここまで少しずつ使い続けてきた我慢がこの日生きた,と言うところだろう.

 あとはこのまま最終戦まで行ってくれれば文句は無い.


 次に新潟とC大阪.この両チームの選手名だけを見るとどう考えてもC大阪の方が順位が上と思ってしまうだろう.しかし実際は逆.それは試合内容を見るとなるほど,と感じさせる.
 新潟はチームとして戦い方が明確.そこに強力なブラジル人トリオ.今ではJ1上位も普通になっている理由がわかる.対するC大阪は個人技頼み.チームが連動して動く気配は全く感じない.何を目指すのか?どんなサッカーをするのか?
 昨年は時間をかけてチームを組み上げていったが,今年は年初から全くチーム状態が変わらない.監督を変えても変わらない,ということは原因は別にありそうだ.

 試合は新潟優勢で進むが,時々個人技に勝るC大阪が出会い頭の事故のようにゴールを襲う.そして2-2の引き分け.あんなサッカーでも引き分けられるのだから,しっかりチームを作ればJ2なんて全く考えなくても良いチームなはずだが.

 1+1が2にならないのが団体競技.サッカーはその性質が本当によく出る.特にJリーグレベルだと指導者や選手の意思にばらつきがあるからなおさらだろう.大分や新潟が上位にきているのを見ると余計にそう思う.


 昨年の優勝争い2チームがこうなっているのはとても面白い結果だろう.力が無かった,というのが結論か.

優勝争い

2006-11-18 17:46:28 | Sports:football
 土曜のJリーグ.

 まずは名古屋と浦和.スタジアムはまるで欧州.この雰囲気にヨンセンが盛り上がって得点してくれればいいのに,と思いつつ,昨年G大阪にも終盤でいらんことをしてくれた名古屋の意地に期待しつつ見た.浦和が勝つと今シーズンが面白くなくなってしまうし.

 試合は同じ3バック,1トップに大きい選手を置いた3トップというよく似たシステムの2チーム.こういう場合は地力のある方が大体上回る.その予想通り浦和が試合を支配した.
 しかし慣れない4バックに切り替えたりしてお互いの地力の差があまりでなくなったようにも見えた.それでも浦和ペースには間違いなかった.

 後半試合の流れは変わらなかった.しかし一つの選手交代がこの試合を決めたように思う.小野の投入.このときの交代要員はポンテだと思っていた.しかし山田.今の浦和は山田の流動的な動き,そして守備まで走り回る運動量によって好調を維持していると言って良いだろう.実際山田がスタメンになってから浦和の試合に安定感が出た.
 更にこのときポンテの運動量は明らかに落ちていた.その状態に運動量の多くない小野が加われば相手は楽になるだろう.

 そして実際そこから得点が生まれた.シュートのこぼれ球を運動量の落ちたポンテが戻ることが出来ず本田にクロスを上げられヨンセンの素晴らしいゴール.これで試合が決まった.
 浦和にも優勝の苦しみを味わってもらえるよう明日はG大阪に勝ってもらって(これが一番心配だが)最終戦に面白い試合を見せて欲しい.日本のサッカーも結構面白い.
 あと久しぶりに国営放送がハイビジョンで放送してくれた.やっぱ雰囲気が伝わって良い.明日はBS1だけどW杯みたいに中途半端ハイビジョン(525かな?)で放送して欲しいな.


 次に川崎と福岡.この日は川崎自慢の外人3人が出場できない.チーム力が試される状況だったが,やはり一方的な福岡ペース.川崎が悪かった以上に福岡が良かった.こんなサッカーが出来るなら最初からやっておけば良いのに.十分残留できるサッカーだった.

 ただそんなサッカーが出来たのもジュニーニョとマルコンがいなかったおかげだろう.我那覇一人では圧倒的に圧力が下がる.当然速攻の怖さも減る.すると福岡はラインを十分に上げることが出来,コンパクトにまとめた中盤で勝負できる.
 そこにサイドで川崎のキーマンとも言えるマルコンがいないことで,サイドで負けることも無い.3バックに1トップ1シャドウの4バックが上手く機能した面もある.この辺が福岡が優位に試合を進められた要因だ.

 しかし福岡がここまでこの順位にいる大きな要因の一つは未だに解消されていなかった.「決定力不足」.完全に支配したこの試合でも福岡は得点を取れなかった.あの出来ならば30分までに1点は取れただろう.

 結局川崎が勝った.まぁJ1昇格3年目ということだから仕方ないが,もう少し魅力のあるサッカーにしないと中々ファンも増えないんじゃないかな?まぁ速攻中心のスピードある攻撃のチーム,というのもありなのかも知れないけど.ジュニーニョいなかったら・・・.まぁ3年目だし.


 とりあえず明日G大阪が負けても少しは接戦が続くだろう.

スポンサー

2006-11-18 13:27:00 | Sports:other
 スポンサーの威力と言う奴か?

 BSフジがbjリーグのスポンサーになってくれたおかげで,多分日本ではじめてのバスケットボール専門番組がBSフジで始まった(ここを参照).

 bjリーグができる,プロバスケリーグができる,というだけで昔バスケをやっていた人間としては夢のような感じだが,さらにそれを放映してくれる番組ができるなんてさらに夢のような話.まぁCSで試合は放送しているんだけれど,あのチャネルはセットで入りづらいから,この番組は非常に嬉しい.

 ちなみにbjリーグは今年高松,富山と言うプロスポーツ未開の地に2チームを加え,新たに始まった.その辺りがどのように盛り上がっていくかが今後のbjリーグの発展へ繋がるだろう.
 番組を見る限り,東京,大阪,新潟,そして意外に大分が盛り上がっている.高松はまだ市民が様子見,と言う感じ.元々香川というところはTVは岡山と同じ地域で,この2県はメジャーなプロスポーツの全く無い地域(最もメジャーなのはシーガルズと湯郷ベルか?).
 そういった地域性もあるのでどう応援していいか,どう盛り上げていいか?高松って応援していいのか?みたいな状態だと思う.友人に聞くと一応知名度はあるようだが.ここが盛り上がったら,岡山にも好影響が・・・なんて都合のいいことを思うので,是非とも頑張って欲しい.

 試合は意外に面白い.大阪が近いのでちょっと贔屓目に見ると,それだけで盛り上がってしまう.競技レベルなんて結構どうでもいい.そもそもバスケで地元のチームを応援する,なんて想像も出来なかったことだし.アメリカ人はこんな気分なんだろうな.
 ちなみにbjに外人が多いのは元NBAファンとしては違和感無く見れてしまうので好都合だったりする.


 マイケルジョーダンが引退して以降,バスケットボールから離れてしまっていたが,またちょっと近づいてみよう.BSフジは是非とも試合まで放送して欲しいな.最近は弱いものの味方だった国営放送には期待できないから.

 そういえば,日本で最高レベルのはずで,代表選手も出している企業バスケ部にはこんな番組今まで一つも無かった.最高のはずなのに.あんな観客もいなかったし.まぁ自慢だけしていてくれればいい.