Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

岡山サッカー情報

2006-09-26 17:53:55 | ファジアーノ岡山
 24日は桃太郎スタジアム(桃スタ)でサッカーが2試合.

 http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2006/09/25/2006092509550697004.html
 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/okayama/news/20060925ddlk33050156000c.html
 http://www.okanichi.co.jp/20060925132832.html

 この記事のとおりベルとファジアーノが試合を行った.丁度帰郷していたのだが優先度の高い用事があって行く事が出来なかった.しかし山陽新聞をみると観客は延べ1万人!!!!すげっ,と思ったけど「延べ」ってことはファジアーノの時点で帰った人もいるってことだから1万人は言いすぎだ(野球じゃないんだから).実際ファジアーノの時は6千人くらいだったらしい.それでも4部リーグに6千人は結構凄いことだ(J2でもそれ以下は普通にある).
 ちなみに岡山のスポーツの大会で延べでも1万人ってのは結構凄い.NPBだって阪神が絡まない限り1万人を超えて入るのは結構大変だ(水増しするから正確な人数わからないけど).地道な努力が実っているクラブおよびサポータの努力には頭が下がる.


 で,試合はボロ勝ち.地域リーグ決勝大会を勝ち抜くには中国リーグで苦戦なんてしてられない.当然のように勝って欲しかったので良かった(引き分けとかだったらどうしよ?って思ってた).この結果を見るとこの日来ていた人も「Jリーグ目指すって本気なんじゃ」と思っただろう.6千人に加え口コミが加われば1万人近い人にその意思が伝わった,と思うととても良い宣伝効果になったんじゃないだろうか?逆にいえば地域リーグ決勝大会は失敗できない戦いになったといえる.

 その相手は今は天皇杯.ここに参加できていればある程度実力差を把握できただろうから,今年これを逃したのは大きかったといわざるを得ない.全社はでれる(はず?)なんで,そこでまず第1ラウンド,というところか?その前に国体もあるし.ウィングまで行くなら応援行きたいな.


 ファジアーノに触発されて久しぶりにサカつくに手を出してみると,横浜FCにジェフェルソンがいた.何か感激してしまった.ちなみに2年前なのにJ1で首位争いをする川崎はJ2にいて,徳島も愛媛もいない.2年経つとサッカー界も大きく変わる.去年戦った熊本はその2年後にJ2へと旅立とうとしている.では2年後のファジアーノは?

 リアルなサカつくはゲームより数倍面白いし,数十倍緊張するし,数倍嬉しいし,数十倍落胆する.こういう感覚は岡山人には無かっただろうな.

今日のJ

2006-09-24 02:19:23 | Sports:football
 TVで見たJ.

 まずは昼の浦和対清水.結構大一番なのに48000人.ちょっと意外.しかし内容は浦和にしては面白かった.これも全て一人の選手がいないおかげだろう.開始10分でいつもプレスが弱まる浦和なのだがこの日は違った.要するにいつもは穴が出来てそこからほころびて,他の10人が余計な動きをしなければならなくなるのだが,それが無かった.
 しかも代わりに入ったのが山田なのでよく動く.決定的な仕事は前の二人に任せておけばこのチームは機能するのだから.

 対する清水は中盤でボールが収まらずボールが前に進まない.後半から中盤には手をうったがもう一つ手をつけなければならないところを放置してしまった.この日は清水は右サイドで負けたと言っても過言ではない.とにかく市川の出来が異常に悪かった.球の取られ方が常に悪く,チームが波に乗れない.結局FWを変えても右サイドを変えることなくゲームは終了してしまった.

 そう言えば浦和の田中も波に乗れていない.元々前にスペースがないと駄目なタイプだけれど,この日は1対1でも勝負に出れなかった.自信を失っているのか?まぁ播戸に代表を取られないようがんばって欲しいもんだ.


 そしてそのG大阪.対するのは川崎.これも激しい試合になるかと思ったけれど川崎の動きが悪い.そう言えば水曜に試合していた.そのせいか?試合開始直後こそ川崎は攻撃できていたが,その後はG大阪が圧倒し始める.そこにマギヌンのキャプテン翼を思い浮かべさせるスライディング(フライング?)タックル.もちろん一発レッド.

 それ以降はもう書く必要は無いほどにG大阪が圧倒.ただ退場者がいなくてもG大阪は力の差を見せ付ける試合運びだったろう.あの攻守の切り替えの早さ,特に相手のペナルティエリア付近の守備は素晴らしかった.


 これで浦和とG大阪の優勝争いという色が濃くなってきた.最終節は埼玉スタジアムで直接対決らしい.そこまで競っていたら超満員だろう.その状況でどのくらい視聴率が取れるかも試してみて欲しいもんだ.

U-17

2006-09-18 23:58:42 | Sports:football
 ちょっとネットで話題になってたU-17のアジア選手権.

 イラン戦を仕事のせいでネットでも見ることが出来ずに大損した気分だったけれど,昨日の決勝を見れたから良しとしよう.まぁ上手いこと.何じゃ日本の若い子は?なんて感想を持ってしまう.

 まず試合は全く好対照なチーム同士の対戦となった.日本はまるでフットサルのような足元の上手さからパスを繋ぎ,そして選手が動き崩していくサッカー.結構オシムが目指すところに近いんでは無いだろうか?対する将軍様の国は体当たりサッカー.7人くらいで守って3人で攻める.アジアの弱小国サッカーとでも言おうか.ちなみにネットでは年齢不詳のU-??という扱いになっていたが,あの国の人は特に世間とかけ離れた生活をしているので判断のしにくいところだ.ただあの国であの体格.栄養不足でないのはちょっと驚いた.


 という2チームだが,この競技場が人工芝ということが,体格・フィジカル・スピードに勝る将軍様の国に有利に働いた.とにかくバウンドした球が跳ねるしスピードが落ちない.雨のグラウンドの1バウンドめが常に続くような感じ.速攻主体で体格・スピードに勝るチームに有利だった.
 しかし育成年代の試合をなぜ人工芝で行うのだろうか?体に悪いに決まっているのに(昔3On3をコンクリの上でやっただけで膝の負担が凄かった).開催国が推し進めているのか?それともFIFAか?とにかく勘弁して欲しい.もっと質の良い人工芝になれば別だが.

 という感じで日本は2点とられた.内容は圧倒的に日本だったのだが,将軍様の国の選手はなんせよく走る.プレスが凄くて日本も自慢のボール回しが出来ていなかった.そして跳ねるボールをキープされてのゴール.うーん,納得いかない.このグラウンドだと日本は一生W杯でろくな成績を残せない気がする.

 しかしC大阪の柿谷が見事な活躍で同点.この柿谷だが名前だけは聞いていたがプレーを見るのは初めて.正直「本気でやってる?」と見れるプレーが多々あった.自分との戦いみたいなところが結構あって,自分の技術がどれだけ通じるか試しているようなところが垣間見えた.それでたまに本気で攻める,と言う感じ.
 前半を見ると今までの日本にありがちな「パスナルシスト」に見えたが,後半からはそのレベルでは無い選手というところも垣間見えた.時々やたらスケールの大きな動きをしていた.ぞくっ,とさせられるような.一人だけグラウンドで変な存在感を持っているときに感じる感覚だ.とにかく日本の選手の動きには見えなかった(どっかの7番みたい).彼の育成は誰かが教えるより,世界大会に出て欧州のチームと対戦する方が良いだろう.

 他には水沼息子,岡本など数人いい選手がいたが,まともに見たのが1試合なんで,U-17W杯で楽しみに見させてもらおう.とにかく日本サッカーの技術の進歩は物凄い速さで進んでいることが分かった.


 しかしこの優勝って相当な快挙なのに,国内の高校の大会で優勝したチームの一個人の方が取り上げられ方が凄くて,しかもレジャーで行ったアメリカでの練習試合の方が地上波で生中継されるなんて・・・.あぁいう不平等というか,捏造というか,洗脳をするような放送だけは気分が悪い.余計にあの競技が嫌いになってしまう(そもそもそのせいで見なくなったんだけど).
 まぁ高校生をどんどん持ち上げるのはよくないから「報道しなさい」と言うわけでは無いんだけれど.柿谷や水沼がアレみたいになるのはかわいそうだしね.

残り2試合

2006-09-18 19:30:58 | Sports:football
 何節かわすれたけど残り2試合.

 まず川崎と磐田.これもまた好ゲーム.磐田が最近調子がいい(この間の7点は別にしても)のでどういう試合になるかと思ったが,やっぱり調子が上がってきている.何が良いってプレッシングと攻守の切り替えの速さが良い.福西を前に出したことで福西の守備の遅れや攻撃のときの追い越しのなさが目立たなくなって,後ろの連中が良く動くようになった.
 注目しているのは磐田の前田.どうして代表に呼ばれないんだろう,というくらい安定したパフォーマンスを続けている.確かにこの日の我那覇のシュートを見ると素晴らしい,と思うが前田の動きの良さも中々だと思う.シュートは上手いし頭も強い.よく走る.播戸とともに期待のFWだ.

 対する川崎は中村をなぜか控えにまわす.おかげで中盤が安定しない.後半そうそうの2点目なんかは「最初から入れときゃよかった」と思わせるに十分だった.ただ,この日はそれが長持ちしなかった.チームの後ろ半分に問題があるのか,文字通り相手の攻撃を食い止めることが出来ない.球が落ち着かない.

 結局川崎は痛い勝ち点の落とし方だ.しかもホームだし.ナビスコに響いてきそうな負け方だ.対して磐田はシーズン当初から比べて「磐田らしさ」が戻ってきた.動きの質が物凄く良いわけでは無いが,シーズン当初の「何がしたいかわからない」サッカーからは脱出できたように思える.まぁいまどき「コンパクト」「攻守の切り替えの速さ」これが出来ていないチームが勝てる要素は無い.


 で,次に甲府と大宮.まぁこういう組み合わせだと思わず「甲府」を応援してしまう.なんせ母体のない雑草集団対電電公社の坊ちゃん,という感じに見えてしまうし.ただ,試合内容まで大宮は坊ちゃんではどうしようもない.

 試合開始当初のみサッカーをしていたが,その後は大宮は何も出来ず.浦和戦と同じように何を目的にするでもなく球回し.足は止まりボールは足元に.とにかくつまらないサッカー.つまらないサッカーの出てくる地なのか,埼玉は?
 対する甲府はダイナミックな動きからの厚みのある攻撃.ゴールに押し寄せる青いユニフォームが波打つように次々と攻め込む.なかなか見ていて楽しい.ただスキルが高いわけじゃないから浦和やG大阪のようなチームには個人技でやられてしまうが,大宮,しかも小林抜きなら十分勝負になる.

 で,結局3-2(大宮の2点は見るの止めて見てないけど).まぁ順当な結果.大宮があの状態から良く盛り返したな,という感じ.とにかくここまで状態が悪いと心配してしまう.チーム内の状況は相当悪いんじゃないだろうか?これがもっと早い時期なら降格候補だろう.福岡と大して変わらないように見えた.

何節か忘れたけど

2006-09-16 23:56:10 | Sports:football
 今日もテレビで見た試合.

 まず清水と鹿島.これは結構面白い試合だった.鹿島は小笠原が抜けて2戦め.しかもFWを入れ替えてきたことで一気にチームに動きが出た.前節は10分くらいしか持たなかった動きのある展開も,今回は30分もった.
 その後清水は相変わらず厚みのある攻撃を展開していることろに出会い頭の事故のようなシュート.これだから怖い.

 その後は盛り返した鹿島ペースで2点目が入り終了.この日のチョとマルキーニョスでは2点は無理だった.藤本も怪我したし.鹿島は柳沢を最後に入れたが,あのおかげで清水も1点取れた.彼はプレッシング下手なんだね.攻撃は普通だけど.


 で,次は浦和と広島.この試合は「ジーコジャパン」対「オシムジャパン」という感じ.どっちがどっち,というのは書かないでも分かるだろう.まぁ相変わらずちんたらボールをまわす小野(金田がやたら褒めるのはうっとおしい).速攻のチャンスでもわざわざボールを止めるのは理由が分からない.
 対して広島.前回見たときよりチームがまとまってきた.前の人を追い越す動きが活発に,そして規則的になってきてチームの連動が見え始めた.ただ後ろの森崎がなぜ自分があのポジションにいるかを未だに理解していないのか,雑なプレーが多かった.

 結局個人技のみの浦和は個人技で勝ち,広島は良い試合をしたが個人技で負けた.哀しいがこれがサッカーだ.広島の方が楽しい試合をしていたのは間違いない.浦和はトゥーリオとワシントンいなかったらどうなるんだろ?


 で,福岡と横浜.絶対に面白くないだろう,という組み合わせに解説もうっとおしい.最悪の組み合わせ.試合はどんどんぶつかり合っている間に久保が見事なゴール.そして見事に退場.これでようやく見ようかな?と思い始めた.
 福岡は数的優位に立って圧倒的に攻めるが最後が決められない.とにかく布部が酷かった.ボールを捌くタイミングが悪すぎる.遅かったり早くて雑だったり.それ以上にチームとしてゴールをとる形というのが全く出来ていない.相手がひいた状況というのは殆どないからかもしれないが,このチームが全く点をとれない理由は試合を見て分かった.

 そして横浜が「それしかない」という坂田の2点目のゴールで試合を決めた.それ以降ははや送りで終わった.

 福岡はこのままでは降格候補No.1だろう.監督を変えるのも遅いし,もう選手を買って来れないし.浮上の要素が全く見えなかった.来年を見据えた試合に切り替えた方が現実的に思える.まぁラモスの言うように「連勝すればいい」のだが.

地元サッカー

2006-09-14 19:53:55 | ファジアーノ岡山
 地元のサッカーの話題.

http://www.sanyo.oni.co.jp/kikaku/soccer/fagi/news/2006/20060913.html

 こんな風に岡山のサッカーが取り上げられるようになるなんて思いもしなかった,というのが本音.ベルとファジアーノの親子ゲーム(格付け的にはベルの方が上だとは思うがファジアーノが試合が後).応援に行きたい・・・と思っているが多分行かないだろうな.国体でこっちに来るし.
 でも1万人は厳しいだろうなぁ.だったらなおさら行かないと.グッズ買うくらいの貢献もしておきたいしね.本当に1万人きたら本当にJリーグがありえる話になるんだけど.

 来シーズンのJFLは佐川の東京・大阪が合併することになり自動昇格が1チームできることになった.ハラハラしたくないんでぜひとも全国大会で1位をとって自動昇格を果たして欲しい.2位になって水島とダービー入れ替え戦なんて勘弁して欲しいしね.
 ロッソがさっさと上がってくれれば2位も自動昇格らしいから問題なしだけど.去年は3-4で負けた相手がJ2か.勝ってたら一気に流れが変わってたんだろうなぁ.

モンツァ

2006-09-11 01:31:11 | Motor
 レースはミハエルの勝ち.

 とにかくこの日はいかにしてでも勝つ!というミハエルの気迫があった.予選でのアロンソの一件はよく知らないが,この辺はF1ではよくある事(いつかは身を滅ぼすと思うが).それでもあの順位まで上げてきたアロンソはさすが.

 ただしあのペナルティが無くともアロンソの順位は同じくらいだったろう.それほどのスピードは持ち合わせていなかったし,キミやミハエルにまで追いつけたとは思えない.しかしあのトラブルまではフェラーリはマッサをセカンドドライバーにしたことをこれほど後悔したことは無かっただろう.最悪の仕事だったわけだから.

 昨年より続いていたアロンソの運.それがここにきて途切れだした.F1のチャンピオンには必ず運がついて回る(でなけりゃ琢磨だって相当いい順位になってる).その運が切れ始めたアロンソはその運をあと3戦で如何にして手繰り寄せるか?見所だ.しかしリタイヤ時のあの歓声は凄まじかった.F1の音声はうるさいので絞りに絞っているのにあの音量って.現地にいたかった.


 で他のチーム.BMWが伸びてきている.昨年までを見れば彼らに能力が無いわけが無いのは明らかで,ようやく低迷から抜けだそうとしている.来年は注目だろう.その他は可もなく不可もなく.

 で,アグリ.地味ながら初めて後ろ別チームを置いてフィニッシュ.ピットスタートという不運にも負けずに1ストップでこの結果は見事と言うべきだろう.日本に向けて良い流れを作れた.山本?さて・・・.



 そして重大発表.個人的にはまだ望みをもっていただけに残念な発表だった.今は無きジョーダンでデビューしたときの衝撃を超えるドライバーは未だに見当たらない.そのデビュー以降驚くべき速さを発揮し,今は亡きセナと唯一勝負できたドライバーだった.

 コンピュータのようなドライビングと言われていたが,個人的には彼ほど感情の見えるドライビングをするドライバーはいなかったと思っている.とにかく誰よりも負けず嫌いだった.それはまるでセナを見るような(セナは好きじゃないけど)ドライビングだった.

 彼はその速さから多くのプレッシャーを受けることになった.そこで早いうちから勝つためのレースをするようになった.元々はコース上で追い抜くタイプだったが戦略で勝つ確実な方法にいち早く転換した(これは悪しき例を作ったと言えるが彼がしなくても誰かがしていただろう).そして残したのがあの成績だ.
 セナと異なるのはミハエルは常勝チームに常にいたわけでなく,弱かったベネトン,そして弱かったフェラーリで,明らかに劣ったマシンで勝ってしまったところだ.多分ベネトンからウィリアムズに行っておけば彼はもっと楽に勝てていただろう.ただもう既に辞めていただろうが.

 一つだけ不運だったのは,彼にはライバルがいなかったことだ.唯一ライバルらしいライバルはハッキネンだけ.それでもミハエルには物足りないライバルだった.それは実績を見ても明らかだろう.アロンソが現れるのは遅すぎた.ミハエルが出てきたときのプロスト,という感じだ.セナが生きていればまた違ったミハエルを見ることが出来たのだろう.


 F1を見るようになって初めてデビューから見た大物ドライバーの引退.ピケやマンセル,プロストとは違った感情が沸いてくる.当然ハッキネンやヒル,アレジとも違う感情だ.敢えて言うならセナが事故したときの,あの感情に近い.

 機械が進化し,人間の入る余地の無い部分が増えたF1で,機械を越える力を見せたミハエル.弱体化したフェラーリを常勝にしてしまったミハエル.強すぎてF1をつまらなくしたミハエル.そんな圧倒的な力が今年で見納めになるのは残念でたまらない.まだ出来そうだから余計にだ.

 多分当分彼以上のチャンピオンは出てこないだろう.もう無理かもしれない.91年のベルギーの驚きから15年.さすがに彼もおっさんになった.彼らしい最後を見届けたい.


 F1見るようになって17年のうちの15年もいた彼がいなくなった後の来年以降のF1をどういう風に見て良いか,全く想像がつかない.

ダービー2

2006-09-10 22:58:34 | Sports:football
 日曜日も見たので.

 まず大宮と浦和のさいたま市ダービー.どれだけ緊迫した試合になるのか?思ったが予想外の凡戦.球はチンタラまわすし人は動かないし.見ていて何の感動も無い.片方のチームは優勝争いしているチームなのに・・・.そしてあれだけのファンは何を求めてあのサッカーを見ているのか?と疑問にさえ思った.

 浦和は鈴木の不在がかなり響いていた.中盤とDFとの球回しがあまりにも稚拙だった.全く内容が無い.しかし対する大宮は,そもそもどうやって攻撃するか,チームが何をしたいかも全くイメージが出来ていなかった.これで勝ち点30も取ってるなんて・・・.カウンター主体にしても攻守の切り替えが遅すぎる.

 正直見るのが苦痛でハーフタイムで鹿島と京都の試合に切り替えた.


 でその試合.立ち上がりは鹿島.小笠原がいなくなってチームに動きが出てきたように見えた.しかしそれも長続きはせず.慣れないことをするもんじゃない.そのまま京都がペースを奪う.正直この試合を通してどっちが上位か分からないようなところがあった.

 京都はパウリーニョに加えて林を起用したことで前線2人の怖さはJリーグでも上位にランクするものになった.そのおかげで鹿島のDFがあまり前に出れなかったことが大きい.ここにこないだ加入した当たり外人が入れば相当な攻撃力になるだろう.まぁ林は90分もつかどうかが問題だけど.

 試合は鹿島の勝ちだったが京都には自信になる試合だったろう.あとは後ろの整備だ.そんなことしてる間に下に落ちてしまうかもしれないが.

ダービー

2006-09-10 00:50:29 | Sports:football
 TVで見た3試合の感想.

 まず横浜と川崎.TVをつけた瞬間「すくなっ!」と思ってしまったのは会場の大きさのせいだった.けど神奈川のダービーと言ってもいいこの試合で,しかも相手は優勝争い中の川崎.もうちょっと入ってもいいんじゃないの?

 で,試合は開始直後は横浜もプレスが効いて互角の勝負.3バック同士で1トップの横浜の方が分が良いのか?と思ったけど実際は中盤でしっかり動き,前線が強烈な川崎が一気にペースを握った.谷口,中村のコンビが中盤を支配していた.横浜で目立ったのは田中と久保くらい.久保がもっと動けたら相当怖いんだけど.
 そしてそのままペースが変わることなく後半に入り川崎が2得点.横浜はもっと早めに動いても良かったと思う.結局2点とられて高さに頼った戦いをするしかなくなった.水沼に変わったが,チームが目指す新しい形は見えないままだった.長谷川や高木のようにうまくはいかないかもね.


 次は大阪ダービー.と言っても天辺と底の戦い.G大阪は代表を控えに回しても戦力的に見劣るどころか,十分に上なのが今の現状だ.対するC大阪は,また名波を控えにまわす.この時点で勝負は決まったかな?と思ってしまった.C大阪はアタッカーやパスの受け手は多いが,優秀なパサーがいない.なので前線が個人能力に頼ったバラバラな攻撃になっている.つまり監督が悪い.

 試合は前半はC大阪も恥ずかしいところを見せられない,と頑張っていた.しかし大したチャンスを作ることは出来なかった.G大阪は得意の攻守の切り替えの速さで一気に試合を自分のものにする.そして好調のバンドがファインゴール.これで終わりかと思ったがC大阪も意地を見せて期待の若手藤本の得点で同点で前半終了.
 そして決まっていたかのように後半から森島に変えて名波.この試合森島が特別な仕事をしていたとは思わないし,守備に頑張っていたわけでもない.時代の終わりの決断をするのも監督だ.これがJ2下位のチームならばそれで良いが.

 後半は名波で一旦ペースを掴みかけるがやはり総合力では今のG大阪に張り合えるほど名波も凄くない.二川の泥臭いシュートからバンドのゴール.これで試合はほぼ決まり,遠藤が試合を締めた.G大阪に負ける要素は見当たらなかった.気になったのは先発の両サイド.やはり一つ落ちる.本来のポジションでないのだから当然だが,それでも・・・.家長がもっと走ればいいんだろうけど,それでも圧倒的な力を持つ家長を干す理由にはならないけど.
 対するC大阪は森島に続き西澤の賞味期限も近づいているようだ.この日の西澤は殆ど何も出来なかった.走らないFW(大久保)に加え走れないFW(西澤)ではチームは機能しない.それで古橋がサイドって・・・.ミスの多くて守備嫌いの山田も使いつづけるし・・・.やっぱ監督辞めたら?

 しかし大阪ダービーもそれらしくなってきた.野球でも兵庫には2チームあるし,70年前からあるのに特別な盛り上がりにならないもんね.よく頑張ってると思う.
 しかも2万人も入ったし.まだ入りそうな勢いだし.そろそろ専用でしょ?そしたらほんとミーハーな関西人は一気に変わると思うけど.神戸は無かったことにしとく.


 最後に千葉と清水.今節の期待カード.しかしこの試合は審判がぶち壊した.GKはどこまでも手が使えるようになったらしい.しかもそれに抗議して怒っていた選手にイエロー出して・・・.あれはGKの一発レッド.それを見逃して清水が勝った,って何それ?千葉は散々だった.あれで千葉が勝っていればまだ救いようはあったけど.
 そこまでが面白いゲームだったから一気に覚めた.酷すぎる結末だった.Jリーグは審判をどうにかしないと本当に致命的なダメージになるかもしれない.

イエメン

2006-09-08 08:40:05 | Sports:football(A代表)
 1-0の勝ち.

 ピクニックの風景のようなスタンド,荒れた芝,汚い画像.それだけ見るだけでこの国のサッカー文化の熟成度がすぐに理解できたと思う.そんな国でもそこそこ強いのがサッカーの面白いところでもある.

 でこぼこのグラウンドも問題だったが,この日一番影響を与えるだろうと思ったのは「グラウンド幅の狭さ」だ.見るからに狭い.この狭さによりサイドからの攻撃もしにくいし,何より日本が苦手とするプレッシングがより厳しく感じる.更に相手は予想と異なり守備的な戦術.中央は密集しサイドもろくにスペースが無い.攻撃をどう組み立てるかが難しい状況だった.
 しかも相手はでこぼこのグラウンドのイレギュラーなバウンドも味方にするようなカウンターからの速攻.守備陣はなかなか気を緩めることは出来ない.

 一つ良い方に予想外だったのは相手の攻撃陣がそれほど圧力が無かったことと,前線からのプレッシングが激しくなかったことだろうか?日本はすぐにペースを掴んでいく.そして「オシムサッカー」と(マスコミが)言う名のダイレクトパスから攻撃を組み立てようとするが上手くいかない.すぐに相手の包囲網に引っかかるし,日本の選手も動けない.パスがグラウンドのせいで上手くつなげない,というのもあったが.


 それでも試合は終始日本ペース.ただ,得点の匂いがしなかった.というのもペナルティエリア付近でボールをもてないし,そもそもそこへ運べないのだ.入れた縦パスも見事に奪われる.あの辺りでFWが前向きにプレーが殆ど出来なかった.ボールを運べるがフィニッシュができない.結局「試合を決める選手」がそこにはいなかった.オシムのサッカーは全員が動いて「試合を決める選手」にならなければならない.動いていなかったとは言わないが,試合を決めるところまでは行けていなかった.

 「サン鳥栖のところに松井がいたらなぁ」と強く思った.結局この試合ではドリブルで切り込む選手が一人もいなかった.解説の金田は「長谷部を入れろ」とか言っていたが,梅崎の方が効果的だったはずだ.もうちょっと早くあのポジションで梅崎を見たかった.そもそも出場している選手がそう考えて行動しなければならないのだが.


 こういう風にドリブラーがいないならば,ああいう相手にはセットプレーか高さしかない.そう思っていると後者により得点を得た.この得点で評価したいのは坪井だろう.今までの坪井には見られなかったプレーだ.コインブラ時代にはなかったことだ.
 この先DFが攻撃に絡まないようなチームは過去のチームとなるだろう.相手が引いている状況とはいえよくやったと思う.


 課題は多かったが,阿部や羽生が見せる大胆な動きをチーム全体として出来るようになれば,あっという間にアジアでは相手のいないチームにまで成長するだろう.兆しは見えた.そのうち現代表の数人は消えていくだろうが,それが正しい世代交代だろう.
 こういうことを思うたびにコインブラの4年の酷さを思う.ファミリーや順番待ちや貢献度はそれだけでは全く意味をなさない.

 ちなみにこの試合に前大会の主力が入ったところで,彼らは決定的な仕事はできなかっただろう.実際前回のアジアカップでも引いた相手にろくな試合は出来ていなかった.なので今の彼らが主力でない,とかB代表とかいうのは完全に的外れだろう.批判するだけの評論家は楽なもんだ.


 あ,大熊の声はでかすぎる.寝そうになったときに目がさめて助かったけど.


 ではかってに採点

FW
巻(5.5)最後だけ仕事した.
田中(5.0)前を向けないと厳しいね.
佐藤(5.5)悪くは無かったが良さは出なかった.
我那覇(6.5)初得点祝い.

MF
羽生(5.5)目立った動きなし.
遠藤(5.0)パスしか出来なかった.
三都主(5.0)状況判断力を養う練習は君には意味が無いのか?
鈴木(6.0)攻撃に絡むようになれば文句は無い.
阿部(6.0)後半はもっと前にでれたか?ホントはもっと前で見たい.
梅崎(6.0)出たことを評価.松井のポジションを無くすくらいになって欲しい.

DF
加地(4.5)動きは見切られパスは単調.ウィングバックはやっぱ無理か?
田中(6.0)存在感は十分.とりあえず不動だろう.何でコインブラは選ばなかったの?
坪井(6.0)相変わらず怖い足元.でも最後のパスがあったので.

GK
川口(6.0)何も無かったので.

HC
オシム(5.5)引き分けだったら周りが大騒ぎだった.梅崎はもっと早く出して欲しかった.