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U23豪州戦

2008-07-28 00:23:43 | Sports:football
 日本は李と森本の2トップでスタート.この組み合わせは見慣れない.連携に不安があったがその通りだった.李も森本もお互いのタイミングが取れずパスが合わない.その上陣形をよく見ると4-1-4-1になっていて李はトップ下.足元に難のある李は大きなトラップでボールを奪われパスも精度が出ない.唯一の見せ所は積極的なシュートだったがそれも単発に終わった.
 FWに加え見慣れないコンビがCB.特に吉田は試合開始直後からポジションが曖昧で相手を自由にさせることが続いた.そして失点はそこから生まれた.このチームの特長だった堅牢な守備は青山が抜け,伊野波が抜け,4バックになったことで再構築中と思うのがいいだろう.そして失点直後からCBの左右が変わって守備が安定した.

 ただこの日は中盤が良かった.抜群な動きを見せたのは香川.A代表では遠慮していたのだろう.ボールの受け方,積極的なドリブル,広い視野から生まれるサイドチェンジ,スルーパス.そしてこの日一番良かったのは3人目としての動きだろう.そして得点はその動きから生まれた.フリーのとき,ボールを持ったときの彼の前への推進力がこのチームに欠けていた躍動感を生み出した.
 そしてA代表の両SBはさすがに良い.日本の両サイドは五輪でもかなり効果的だろう.ただ内田は中に切れ込めるのだからもっとシュートを意識して欲しい.欲張りすぎか?

 攻撃陣の課題は森本がチームに未だにフィットしていないことか.彼のタイミングを見れる選手がいなかった.そして本田圭.彼はがたいの良さとくそ度胸だけでプレーしているような感じがある.運動量は少なく瞬発力も無い.中村のような試合を作るタイプでもない.ある意味ファーストDFとしての意味の方が大きいのかもしれない.もっと動ければセルヒオ・ラモスのような大型SBになれそうなんだが.

 後半も試合は殆ど日本が支配する.それ程実力が高くない豪州はアジア特有の暑さにもやられて前半30分には足が止まり始めていた.ちなみにこの日の神戸は昼はともかく夜は比較的涼しかった.それでも止まる足.日本は以外に北京で戦えるのかもしれない.
 そして豪州はもう一つ問題を抱えていた.OAだ.10番は良い選手だったが周囲と合わない.OAはやはり難しいと思わされた光景だった.7番はルーニーみたいな顔だったがプレーは違った.

 試合は支配しても決定期が作れないまま.いつもの日本ならこのまま終わるのだがこの日は違った.岡崎が見事なシュートで逆転勝利.このゴールはとても大きかった.というのも監督が選出したメンバーの意図がぴたりとはまった結果だったからだ.ひたむきに走れる選手.それを見事に実践した岡崎.監督も大きな手ごたえを得たのではないだろうか?
 あとアテネと比べると日本選手の底上げは目覚しい.殆どがJ1レギュラー.J1レギュラーが落選もする.海外組でさえも.FWだけは負けているが.次の世代にはFWを期待したい.

 しかし小倉はユーロは見てもトゥーロンもJも見てないんだろう.それで本田,本田,って騒ぐって.

 というわけで勝手に採点.

森本(5.5)アシストはしたけど不本意な出来だろう.
李(4.5)空回り.この日は4番目.
香川(7.5)久しぶりに良い香川を見た.これ見たらA代表にも選びたくなる.
本田圭(5.5)後半は止まった.個性は満点.
細貝(6.0)昨年一番伸びた.この日も良い活躍.
本田拓(6.5)アンカーだったが前にも絡み良い仕事をした.
長友(6.0)もうちょっと決定期を作りたい.
吉田(5.0)不安が残った.
水本(5.0)失点シーン以外も良いとはいえなかった.
山本(6.5)この日は落ち着いていた.

谷口(6.0)ボランチより向いている.
梶山(6.0)プレーはとても丁寧.ただ素直すぎる.
豊田(6.0)チームにフィットしてから.
岡崎(7.0)右MFでも腐らず,そして得点.良い選手だ.
安田(-.-)評価なし.

後期第4節

2008-07-21 22:16:22 | ファジアーノ岡山
 この日は久々のスタジアム観戦.開始30分前からかなりの夕立があったが試合開始前には止んだ.気温は下がったが蒸し暑い.そのせいか夏休みの連休のナイトゲームにも関わらず客が少ない(まぁ夏休みの連休は競合が多い(プールとか海とか)から逆に客が減るのかもしれないが).今年は晴れの国岡山も形無しのホームゲームでの天気の悪さだ.
 それにしてももう少し岡山県民は注目をしてもいいと思う.県内にいる方がこういうクラブのありがたさが分からないのかもしれないが.競合レジャーに勝てる魅力は十分あると思うが現時点で関心を持っている母数が少なすぎる.
 利権を守るために全く拡大しないプロスポーツが日本で長い間蔓延っていたために「プロスポーツは都会のものでTVで見るもの」という概念がこびりついているんだろう.この概念を変えるにはもう少し時間と力が必要そうだ.


 話が逸れた.相手は刈谷.JFL屈指の守備でファジアーノより敗戦の少ないチーム.対するファジアーノはJFL屈指の攻撃力.どちらが上回るかがこの日の見所だった.個人的には新加入の関,初めて先発で見る小林優,以前からパフォーマンスに満足できない尾崎に注目して見た.
 前半は正直久々のスタジアム観戦のために見るペースが掴めず.しかも全くの素人を連れていたので集中して観戦も出来ない.なので前半はチームの出来がよく分からなかった.ただ相手の方が声が出ていたしファジアーノは蒸し暑さのせいか動けていなかった.迫力の無いファジアーノの攻撃に前半から「引き分けくさいね」と何度も呟いていた.

 前半は試合が読めないので注目した選手を見ていた.関は予想以上.その質の高さに思わずJの選手と同列に見ていた自分がいた.彼らよりちょっと落ちるなぁ,と.多分この日彼がいなければファジアーノは負けていた.相手に押し込まれチームがドタバタしたときに関がボール持ち落ち着かせる場面が何度もあった.もし関がいなければこれまでと同様に全くボールが落ち着かずに押し込まれっぱなしだったろう.本当に良い補強だ.
 次に小林優.正直目立たず.彼の個性も分からず.チャンスも作れず.ちょっと残念なパフォーマンス.後半に入った妹尾の方が目立っていたので余計だ(妹尾もクロスの精度はまだまだだが).一つ際立ったものが見えれば良かったのだが.
 そして尾崎.この日も良くなかった.前半せっかくのチャンスでクロスは的外れなところへ.大事にすべきところで簡単にプレーするのも相変わらず.上がるタイミングが周囲と合わないのもその辺の状況判断という技術が低いからだろう.なぜ連続して先発なのか?なぜ後半重光に変えなかったのか?重光が相当悪いのか?素人には分からないところなんだろう.


 結局前半は0-0.相手3トップは皆体格が良くスピードもある良い選手(喜山はまだまだ小さいなぁと思ってしまった).彼らの圧力にファジアーノDFは押されていたがそれでも無失点で前半は切り抜けられたのは相手が特別で無かったから.そうでなければ….
 後半ようやく試合全体が見えるようになった.ペースはファジアーノ.ほぼ45分試合支配した.しかし点が取れない.刈谷は戦術がしっかり守られている.とにかく戻りが速い.速攻を喰らいそうになっても前からチェックをかけて遅らせる.決してドン引きサッカーではないが.JFLでこれほど戦術が浸透しているチームも珍しいんじゃないだろうか?とにかくこれまで見た中では最もチームとしての色が出ていた.

 ファジアーノの運動量は少なかったが,相手の厚い守備を崩すためにミドルシュートや個人での突破などを試みていた.しかしどうしても最後の一手が足りなかった.特に喜山はゴール前付近で殆どボールを触れず.スペースの無い局面でもっと強引にボールを運んでフィニッシュに持ち込むようなプレーを期待しているのだが.
 期待はセットプレーくらいだったがそれも最後まで封じ込められた.小林康を交代させてしまったのもセットプレーでの脅威を減らした.この日なら交代は喜山だったと思う.


 結局0-0のドロー.非常に戦いにくい相手に勝ち点1は悪い結果じゃない.ただもうそんなことを言っている時期じゃない.4位に富山がとうとう上がってきた.5位横河とも勝ち点差は4.今年昇格を目指すならばどんな相手でも勝たないと.ただ昨年も夏に弱かったのが気がかりだ.
 とにかく「3ヶ月にわたる長い地域リーグ決勝大会が始まった」と思って戦って欲しい.特に後期の最後5節は強豪との連戦になるんだし.最終節で富山と昇格枠を争っているという壮絶な光景がぼんやりと….まぁシーズン前には昇格争いしていると思っていなかったのだからまぁいいか.


 この日の最後のセットプレー.気持ちの良い盛り上がりだった.あぁいう盛り上がりが続けば観戦に来てくれる人も増えるだろう.あぁいう緊張感はサッカーならでは.
 あとわざわざ愛知から岡山まで来た刈谷サポータ.トロンボーンっていう応援も良かったし,そのメロディが中東のようななんともいえないもので楽しかった.こういうのがサッカー観戦の醍醐味だ.

 次行けるのはいつだろう….無理すれば笠岡か鳥取なんだが….

JFL後期第3節

2008-07-17 23:17:54 | ファジアーノ岡山
 日曜日の試合.土曜日に富山が準加盟ダービーを制し5位で勝ち点差3まで迫ってきた.昇格争いを考えるとこの試合での勝ち点は非常に重要になる.更には首位栃木も敗戦.優勝を狙うには首位との差もここで一気に縮めたいところ.
 相手は琉球.順位は良くないが元日本代表監督がいて元日本代表もいる戦力的に充実したチーム.そして非常に大きなホームアドバンテージを持つチームでもある.前期も引き分け.この試合も苦戦が予想された.

 試合内容はyoutubeにある動画で結構長時間のダイジェストを見ることが出来た.



 ダイジェスト内で解説が言っていたように琉球の方が内容は良かった.後半途中までは.正直なところ1失点で済んだのが不思議なくらいだ.特に守備が不安定で野本のミヌングへのファールなど判定が逆でもおかしくなかった.このブルキナファソ代表と元日本代表の2人はファジアーノのDFより格上だった(ミヌングは岡山で見たときより良かった).
 後半失点.尾崎がボールウォッチャーになり山下をフリーにしてしまった.山下のシュートも素晴らしかったが.暑さで集中力が持たなかったにしても要反省だ.

 しかし1失点で守りきったのも事実.これは「チームの意思」だ.技術で負けても気持ちで負けない.そしてそれは最後に攻撃にも現れた.「最後まで諦めない」.このチームカラーが久々に復活したことは何よりの吉報だ.
 言うのは簡単だがこれは簡単に出来ることではない.昨年どれだけ楽勝でも最後まで貪欲に点を奪いに行っていた.暑い中楽できる場面でもそうしなかった.それを長い期間継続することにより,最後まで走りきる体力,意思,そしてチャンスを逃さない目が養われた.
 今年のように実力差が少なくなると差が出るのはその部分.戦力として十分でないファジアーノが今の順位にいるのはその僅かな差を物にしてきたからだ.

 またこの日痛感したのは「勝っているチームの難しさ」だ.ファジアーノもこの日の琉球と同じようなことを何度も繰り返している.この試合を反面教師として自分たちが勝っているときにどうすべきか?というのを考えて欲しい.疲れたまま守る相手は怖くない.

 あと長時間ダイジェストのおかげで新加入の関のプレーを少し見ることが出来た.足元が高い精度で安定しボールを保持でき,そしてパスをまわせる.まさに欲しかった選手.良い補強だ.


 この結果5位富山との勝ち点差は6をキープ.4位横河は引き分けたので勝ち点差が4に.そして2位本田とは勝ち点差4,栃木とは8まで差が縮まった.そして昇格のかかる4位以内を争う対象は勝ち点差11,4位との勝ち点差7の10位鳥取までになったと考えていいだろう.
 とにかくあと12勝すれば文句なしに昇格.まだまだ先は長い.ただその先を考えたときにこの日の勝利は非常に大きかったと思う.この日負けていれば4位以下のチームに「まだまだいける」と思わせただろう.しかしこの日の勝利により逆に「なかなか差が縮まらない」という焦りを与えた.試合数が減れば減るほど縮まらない勝ち点差はプレッシャーとなり追いかけるチームに襲い掛かる.もっともっとプレッシャーをかけていきたい.


 あと一つだけ.五輪代表.喜山がJで試合に出てたら…,なんて思ってしまった.早く上に上げてあげてA代表を目指して欲しい.

第16節

2008-07-16 23:20:57 | Sports:football(J)
 G大阪と川崎.遠藤のいない時期に川崎と対戦.さすがに苦戦すると思ったが試合は想像以上にG大阪ペースだった.G大阪は3バックの構造的欠陥をついて両サイドを押し込む.そして主導権を奪い個人技で勝負.この日は二川の2本の素晴らしいパスに,ルーカス,バレーの決定力が生きた.

 ただG大阪もいいことばかりではない.安田は以前より運動量が落ちてきており,特に後半の戻りの遅さが気になる.またクロスの質も悪く決定的場面を作れない.ドリブル突破も相手にマークされなかなか突破は厳しい状態.そして逆サイドの加地は上がる機会がかなり少なく殆どDFと化している.
 とは言え彼らはまだマシ.最も問題なのは播戸の代わりに出ている山崎.バレー,ルーカスからの信頼を勝ち得ておらず連携どころかパスさえ回ってこない.たまにボールが来てもチャンスに繋がらない.今の状態なら平井の可能性に賭けるか,佐々木をMFに入れてルーカスをFWにするかしてもいいのでは?

 対する川崎は我那覇が入って怖さがなくなった.確かにいいプレーは多いが,チョンのような前への圧力が感じられない.DFにとってどちらが怖いかというとチョンだろう.我那覇ならばミスしなければ何とかなりそうだがチョンの場合いくら良いポジションでもぶっちぎられそうという怖さがある.それが90分あるのと無いのでは大きな違いだ.我那覇にもそういった怖さを見せて欲しい.別にチョンが好きなわけでもない.


 次に大分と浦和.こちらも4バック対3バック.大分もサイドのスペースを使い主導権を握る.そしてサイドに振ってマークのズレを作りゴール.DFのミスといえばミス.余りにもあっけない得点だった.その後は大分は引いてスペースを潰す.カウンターサッカーの浦和にこれは致命的だ.セットプレー以外何も可能性が見出せない.ポンテがいればまだ違ったのだろうが.
 またFC東京戦とは異なり田中にもきっちりマークが付いていたので特に守備は混乱させられず.そもそも浦和は3バックに守備的MFの鈴木,そしてCB出身の田中マルクス.5人も守備よりの選手を配置すれば攻撃が停滞するのは目に見えていた.前に出てこない相手には田中マルクスは機能しない.彼は動きながらのボール捌きに(普通のMFに比べると)難があるので,彼を経由すると攻撃も遅くなる.そろそろ潮時だと思うのだが.どうせならFWにした方がいいと思う.結局2-0で大分の「圧勝」と言っていい試合だった.


 これら2試合を見て思ったのは,「もう日本でも3バックは無理」ということ.浦和くらい選手を集めても勝てなくなりつつあるし,川崎ほど連携が取れていても勝ちきれない.下位チームが守りきるための陣形になるんだろう.


 最後に清水と神戸.試合は殆どが清水ペース.しかし点が取れない.理由は簡単でチョがいなくなったから.西澤,岡崎も悪くは無いがスペシャルではない.連携も良くない.1人で崩せる力も無い.ゴール前にボールを運んでははじき返される.結局アタッキングサードでのアイデアが最後まで見当たらなかった.
 神戸は正直不甲斐ない内容.いつものようにプレスは効かないし攻撃に連動も無い.清水の守備が良かったのもあるが神戸の運動量も不足していたように思う.夏に厳しい神戸のサッカー.上を目指すならもう1つオプションが必要になってくるんじゃないだろうか?

第15節

2008-07-11 19:15:40 | Sports:football(J)
 浦和とF東京.この前も酷い試合をしていた浦和だが,この日は田中の復帰でどうなるか?というのが注目だった.そして試合はその田中により動かされた.元々細かいパスをつないで連携で相手を崩すチームではなく,一気に前に出してそこの2,3人で相手を崩すチーム.前に田中が入ったことで前の動きができて長いパスが通るようになりマシな方の浦和になった.
 対するFC東京はその田中を序盤は全くマークしきれず.見ていて「何やってんの?」と思うような守備.そのくらい田中の動きが良かったのだろうか?そしてあっという間に失点した.

 その後はFC東京のMovingは全く冴えず.動きらしい動きは全く見ることが出来なかった.それは浦和がスペースを殺して守りに入ったからだ.7人の選手がピンボールを跳ね返す板になった浦和を崩すだけの個々の能力は東京からは感じられなかった.この日は田中マルクスが全く走れていなかったにも関わらずそこを攻め切れなかったのは東京の力量不足といえるだろう.
 そして2点めは何というか.まぁあれを決める永井の度胸は素晴らしいが,それしか無い浦和の攻撃と,それしかないのにとられるFC東京.複雑な感情だった.


 次に柏とG大阪.こちらは熱い試合.前半はG大阪,後半は柏.自分の時間帯に点の取れなかったG大阪の負けというところ.というかこの日は菅野の勝利.明らかに優れた素早い反応で多くのピンチを防いでいた.あれだけGKが当たると本当に良いシュート以外ははじかれる.そこに遠藤を欠いてテンポチェンジが出来ず単調な攻めのG大阪.特にここ数戦は遠藤の調子が上がってきていただけに彼の不在は痛かった.
 柏はフランサが先発に戻りチームに軸が出来,再び自信を取り戻したように見えた.そこに菅野というもう一つの軸ができたのでチームとしての安定度はかなり高まった.正直個々の選手の技量はG大阪より劣っていたが,G大阪の控え連中よりは上だった.逆にG大阪は山崎の不調(というか点が取れないこと)と途中投入の倉田の出来の悪さが問題だった.これを期にもっと若手連中を起用したほうがチームのためだとは思うが.まぁ2年前からここで書いているから西野がいる限り無理なんだろう.平井は特に面白そうな選手なんだが.



 最後に神戸と大宮.序盤から神戸らしい連動した守備からの攻撃を連発し,レアンドロの見事なミドルで先制した.神戸はあの守備が出来るときはG大阪でも圧倒できるくらいの力はある.あとは中盤にもう1人ゲームを作れる選手が欲しいところか?この日調子の良かった金でもあれ以上の攻撃は期待できない.ボッティは結構前へ前へと行く.そこにテンポチェンジできる選手が入れば神戸はもっと強くなるように思う.
 先制後も神戸の時間.この日の大宮は何が悪いのか?という感じで何も出来ず.終始神戸のプレスに対応し切れなかった感じだった.もっと楽しめると思っていたのでこの日の大宮のできは残念だった.

JFL後期第2節

2008-07-10 00:04:26 | ファジアーノ岡山
 相手は最下位高崎.ここで勝ち点を落とすことは4位以内を目指すうえで致命傷になりかねない.この日は野本,伊藤,小野という守備の中心選手が出場停止で大島,関という初スタメン組がいた.彼らが機能するかどうかが非常に気になるところだった.
 しかし気になるとは言えこの日も桃スタへは行けず.県外在住者はちょっと用事が入るとすぐに行けなくなってしまうのがつらいとこ.それでもそろそろ行きたいなぁ….刈谷戦は意地でも行こう.

 試合はまさかの先制点を奪われる.やはり初先発の連携の問題から失点したようだ.失点はある程度は予想していたが先制されるとは思ってもいなかった.そのまま前半は0-1で終了.ただし相手は前半途中で10人に.それでも得点を取れなかったのはどこかチームが浮き足立っていたからかもしれない.
 しかし後半は落ち着きを取り戻したのか5点を奪い終了.色々ネットで見ていると「もっと点が取れた」とか書いてあったり監督も言っていたりしたが,初めての布陣で,しかも久々FW復帰の喜山のことも考えれば5点取れれば十分だろう.一応相手も地域リーグじゃないし.

 とにかくこの日は内容より取るべき相手から勝ち点3をちゃんと奪えたことが最も大きい.どんな内容でも勝ち点3を取らなければならない相手からはちゃんと取る.それが昇格への必要条件だろう.この結果で順位は単独の3位に.5位とは勝ち点差6となった.あと13勝すれば昇格だ!…と言うのは簡単だが.

 次の琉球戦は沖縄で厳しいアウェイ.琉球はホームで情けない試合をした相手.今度こそあのときの借りを返して欲しい.主力が1試合空いてフレッシュな状態で戻ってくるのは好材料だ.
 また新加入の関が十分な活躍だったようなので次からは喜山をFWへ返すことができるだろう.JFL屈指の攻撃力が復活するのも好材料だ.


 そしてチームにはまた新戦力が入った.名古屋にいた鴨川.以前名古屋とG大阪の試合で「いい選手」としてこのブログでも触れていた選手だ(あのときのシュートはすごかった).まさかその選手がファジアーノに加入してくるなんて,書いていた2005年11月には想像もしていなかった.ちょうど1回目の地域リーグ決勝大会挑戦に敗れた直後だし.そう考えるとこの3年の状況変化は信じられないくらい劇的だ.この時期を同時に体験できたことは幸運だ.


 しかし今回の補強は何故FW?と多くの人が思っているだろう.小林,喜山,武田と他のポジションに比べれば駒は揃っているように思うのだが.MFは関が加入しても不足気味なのに.喜山,武田をトップ下扱いできることでMFの補強にもなる,ということだろうか?これから徐々に分かってくるだろう.

 何にしろチームの補強の方針が「若い可能性のある選手」というのはよく分かった.名前だけで選手を獲得しない方針は非常に好感が持てる.ベテランは伊藤がいれば十分だ.そしてこのまま彼らに岡山に居ついてもらってこの先数年のクラブの下地を作ってもらいたい.
 とにかく今度の補強選手2人には代わりに去っていった3人の分まで頑張って欲しい.そういや3人ともプレーを見たことがなかったなぁ.ナガレなんて本当はこの間の津山で凱旋試合したかったんだろうけど….

JFL後期第1節

2008-07-03 22:41:32 | ファジアーノ岡山
 後期はいきなり本田と対戦.結局行くことは出来ずネットで速報を待つばかり.試合は「いつものように」後半に点を取られ逆転負け.…と思ったがネットを見ているとどうも違うようだ.津山のピッチでは審判が主役となっていたようだ.意気込んだ審判の吉田氏には悪いが,君の活躍を期待して試合を見に行った人は多分いなかっただろう.

 山陽新聞の動画を見てあれをPKという人は何らかの意思を持っている人だろう.トップリーグで起きていることはレベルが低い下部リーグにも当然伝播する.この問題を放置してきた協会の責任は大きい.J1のような目に見えるところから,JFLのような日陰まで多くの被害者がいる.そのことをしっかりと理解すべきだろう.なぜ放置したままなのか?その方が理解しがたい.


 で,試合は喜山がFWに復帰して新加入の関がボランチで先発!!!と思ったらちょっと違う.喜山は攻撃的MFで関は控えで出番なし.その布陣で逆転負けというのは喜山コンバート前の穴は埋まらなかったということになるのだろうか?関がフィットしなければ喜山をボランチに置く以外無いのか?どのくらい審判に左右されたか分からないので想像でしかないが.
 本来なら喜山はFWというより4-4-1-1のトップ下(代表で言う大久保のポジション)が向いているように思う.足元がうまく突破も出来る.ミドルもいい.前に張ってガツガツマークされて窮屈にプレーするより適役なんじゃないだろうか?まぁ実際試合ではそういうポジションにいたが.早く前のポジションに戻して本来の力を発揮させてあげたいものだ.


 などと妄想だけでここまで書いてしまった.次は桃スタで高崎と.次こそ!と思っているが行けるかどうかは怪しい.これを逃すと次は8月なので是非とも行きたいのだが….小野,伊藤,野本不在の試合だから新戦力も多く見られそうなので行きたい,という理由もあるが.

 と色々書いたが,勝ってくれればそれでいいというのが本音だ.