Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

J1第33節

2005-11-28 00:33:41 | Sports:football
 G大阪対千葉の試合を見た.1-2でG大阪の負け.結果はまぁ仕方ないところもあった.

 G大阪は大黒,アラウージョ,二川というキーマン3人を欠いた.G大阪は主力の怪我などが特に攻撃陣に関しては少なく,順調にここまで来ていた(だから首位にいたのだが)こともあり,控え選手の出番が少なかった.

 そしてその控え選手の出番(三木はリーグ戦2試合目,寺田は初)がこんな最終盤にやってきて,しかも相手は千葉.そう簡単に勝てるわけが無い.この試合に限っては引き分けが最高の結果だったろう.しかし,結果は最悪の負け.

 攻撃は明らかにフェルナンジーニョを抑えに来られ,守備では前線3人でのプレッシングがうまくいかず相手を追い込めない.この時点で相手に余裕を持たれてしまっていた.更にはフリーランニングするのもフェルナンジーニョのみ.三木はわざわざ人のいるところで勝負するし,寺田は逃げ腰,というか完全に浮きぎみ(仕方ないが).それでも1点先制したことだけが一つの光明か.
 こういったときに若手を起用するのもどうかと思う.吉原とかで良かったんじゃないの?とも思ってしまうが,この辺は監督が気に入らないんだろうから仕方ない.

 しかし千葉はダイナミックな攻撃をする.本当に良く動くし見ていて面白い.逆転優勝するならこのチームがいいかな?人気が他と比べて少ないし.ただナビスコとったからここはG大阪に譲ってあげて欲しいな.


 次節,上位5チームではC大阪,G大阪が対戦相手が悪い.FC東京と川崎.G大阪は特に厳しいかもしれない.それ以外では千葉が上位いじめ好きの名古屋,浦和は新潟ホームで,となり,どちらもあまり楽な戦いではない.それを考えるとホームで柏と対戦する鹿島が一番有利かもしれない.ただ,それだけは一番つまらないから止めて欲しいが.


 あと,FCニッポンのJ2降格おめでとう!!!今年はJ2落ちが「落ちるべき」チームになったことはとても良かった.あぁいったチームが居座るのはJリーグにとっても良くない.

 とくにFCニッポンの社長は「サポータやらJリーグの理念など2の次,3の次」なんていうふざけた発言をするような馬鹿だ.実際東京移転もしたし.未だに企業のためにサッカーをやろうとしている.そういうチームが没落していく,というのはとても喜ばしいことだ.「悪いことをしているチームが強い」なんてプロ野球みたいになると,それこそJリーグの死活問題だからだ.

 Jリーグに入ってきた「プロ野球経営」のチームの末路が今期の降格2チームだ.サポータがいてこそプロ,というのをJ2になればもっと体感するだろう(客来ないとやる気もおきないし,金も手に入らないし,経営も出来ない).ガラガラの球場で100試合以上しても親会社の税金逃れでなんとかなる,というものとは全く違うと言うことを.

 このオフに両チームからどれだけ選手が流出するかで,チームの実情が分かるし,J1に戻れるかどうかも分かる.FCニッポンは「ラモス監督,前園復帰」だったら笑える.話題作りのために運営するのはプロ野球だけにして欲しい.

岡山サッカー情報

2005-11-26 19:34:06 | ファジアーノ岡山
 国内トップリーグも中々盛況だが,下部リーグも佳境に入っている.

 JFL入りを目指すチームが戦う全国地域リーグ決勝大会.どうもJFLが18チームに来年なるらしく(J3への布石かな?),2チームが自動昇格できるらしい.しかも愛媛FCがJ2に昇格すれば3チームとなるようだ.

 岡山からはJFLには水島FCが参加しているが,昨年ダントツで地域リーグを勝ち上がり,決勝大会も優勝(だったはず)したにも関わらずJFL最下位.そんな状況だからこの大会を運良く勝ち上がっても,上では通用しないことは明らかだ.

 そこに中国リーグ2位というぎりぎりの条件でファジアーノ岡山がこの大会に参加している.応援したいが,どう見ても上で通じない現状を見ると,「今年は止めた方が・・・」と思ってしまう.
 しかし今年ほどJFLに上がりやすい状況も無いわけで,うまくいけば・・・,と思ってみていた.

 まず1次リーグを勝ち抜かないと駄目だが,相手が全てJ昇格を目指すチーム.しかも元Jリーガをそろえたチーム.盛岡,熊本.ちょっと相手が悪い.これで更に諦めた人も多かったのではないだろうか?


 そしてその第1試合が昨日.結果は3-4で負け!!!あー,惜しかった.先制した時点でもびっくりしたが,そこから熊本相手に2点も追い上げるとは思ってもみなかった.それで今日,熊本が負ければまだ可能性があったのだが,盛岡に1-0で勝利.これで今年の大会の勝ち抜けは無し.残念.楽しませてもらったからいい.


 まぁJリーガが殆どいない状況でこの結果はまぁいいだろう.しかし,JFL,J2,J1と上がっていくためには補強は必ず必要だ.特に水島FCが苦労している守備面の補強,そして戦術的なチーム力の向上も必要になってくるだろう.いくら補強しても個人の力では勝ち抜けない.


 ま,地域リーグに上がって1年目でこの結果は満足して良いだろう.しかも元Jというものがつかなくてもそこそこ勝負できたのはこのチームが良い方向に行っている証拠だろう.来年も楽しみに(結果しか見れないが)追っていきたいと思う.

 しかしベネッセや天満屋はスポンサーにならんかな?天満屋なんてチームカラーと企業カラーが合ってるから応援しやすいだろうに・・・.福武さんは金あるでしょ?

致命的な状況

2005-11-24 13:24:44 | 興行--日本野球--
 プロ野球人気=讀賣人気.「そんなことはない」という人もあるだろうが,そんなことがある,ということを書いてみよう.

 プロ野球は讀賣戦をゴールデンで毎日放送することにより注目を集め,そしてそれ以外に娯楽の無い状況もあったので,人々を洗脳してきた.

 讀賣戦が人気がある→相手チームにも注目が行く→相手チームの地域の人はそのチームを応援する→盛り上がる→ニュースで取り上げられる→更にファンが増える→ついでにパリーグも取り上げられる→少ないながらもパリーグにも注目が集まる.

 こういう状況でプロ野球球団は人気を獲得してきた.そしてそれ以外のファン獲得手法は数年(2,3年)前まで特に行ってこなかった.だからセ・パで人気がこれだけ違う.25年間ファン感謝デーを行ってこなかった西武がその好例だ.そんなこの球団も「努力はしている」というコメントをしていた.その程度の努力だったのだ.

 結局,讀賣戦に人気がなければ,注目度が下がり,全てのチームの人気も落ちてきたのだ.そしてそれが現実となり現在の状況がうまれた.阪神の優勝試合の視聴率が2年前の半分程度まで落ちていることからもそれは明らかだ.

 そして讀賣の人気が落ちることはもっともっとプロ野球に大きな問題となる.野球と言うのは世界で人気の無いスポーツだ.だから日本でいくら強くなっても,そこで終わりだ(去年まで).つまり自国リーグのステータス(人気)が落ちると,競技自体のステータスも下がってしまうのだ.

 するとどうだろう?競技自体に価値を見出せない種目のリーグの1試合1試合に価値が見出せるだろうか?言わずもがな,である.自国リーグの人気低下はここ数年で一気に押し寄せてきており,それが昨年のストライキで花咲いた.そして全ての試合の価値が激減した.


 人気が落ちるだけならまだいい.プロ野球,特にセリーグは放映権により大きな利益を得ている.人気が落ちるとファンがこなくなり減収,さらに放映権も値下がり.各チームの収益も圧迫しだすのだ.

 そして更に視聴率が稼げなくなると地上波放映中止→人気低下→ニュースでも取り上げられなくなる→人気低下….こういう負のループにプロ野球は完全に飛び込んでしまった.この悪循環は回転すればするほど勢いが増す.今2周目くらいだろうが,人気低下がかなりの勢いがあるのは視聴率の落ち具合を見ても確かだ.
 人気低迷でメディア露出が減ると,小さな子供にとって見れば,讀賣だろうが中日だろうが,「何それ?」なのである.プロ野球ファンにとって見ての,ラグビーのトップリーグの「トヨタ」というのと全く同じ扱いになる.「なにそれ?」だし「何で応援すんの?トヨタを?」.プロ野球ファンは同じことをしているにも拘らず.

 各チームがそれぞれでファン獲得をしていればよかったのだが,それを全くしてこなかったために讀賣人気の低下をモロに受けてしまった.最近はじめた人気回復策でさえ,Jリーグチームのそれと比べて努力の足りなさが見て取れる.まぁ70年もの間,何もしなかった人たちが,急に「ファンサービス」「地域密着」なんていっても誰も真に受けてくれないだろう.

 すでに,全ての対策は「何を今更…」というものになってしまったのだ.


 ちなみに今30前後の世代はちょうど「谷間の世代」である.「プロ野球」と「Jリーグ+その他」の間の.悲しいかな時代背景的にプロ野球ファンになってしまった人が多い世代である.ファンは簡単に移籍できない.だからこの不条理に対して文句を言うしか方法がない.
 ちなみ今,25歳前後の人に話を聞くと「プロ野球全く興味ない」「ルールもあんま分からない」というひとが多い.それが関西でも,だ.Jリーグファンではないが,小学生の頃からJリーグがある世代は,それ以前と大きな差があるのは間違いない.30前後で野球のルールを知らない人に出会う確率は相当低いはずだからだ.

 そして,この変化に気づかないのはプロ野球が好きな人しかいない,プロ野球界の人だけだ.

J1第31節

2005-11-20 18:55:02 | Sports:football
 何てリーグ思いのチームなんだ。G大阪。2-1で敗戦。おかげで大接戦になってしまった。この時期にして。

 しかし名古屋は何でこうも上位いじめがすきなんだろう?下位にはあっさり負けるくせに。

 試合を見た感想。まずG大阪。今日の結果は「取れるときに点を取らなかったせい」というのが丁度良いだろう。前半は圧倒的にG大阪ペース。けれど点が取れない。・・・と思ったら失点。そして後半はワンボランチが大失敗。

 これらは全てDFラインの不安定さが原因だ。宮本は明らかにコンディションが悪かったし,山口も不安定だった。両者とも怪我を抱えており,スピードで攻められるとその不安要素が一気に顕在化した。元々シジクレイも含めてスピードに強いDF陣では無いので今日は余計にその要素が目立った。ワンボランチにすると更に守備に不安定要素が増して守りが破綻。ダブルボランチに戻したときには完全に相手ペースだった。

 G大阪は攻撃は三木が楔になり,アラウージョとフェルナンジーニョの2人が個人技で相手をひきつけ,出来たスペースで家長が飛び出て折り返す,というのが出来上がった形。右サイドの渡辺は上がりも悪ければ,判断も悪く,敗戦の一因と言っても過言で無いだろう。これも怪我人により二川がボランチに入ったためなのだが。

 ちなみにこの日リーグデビューの三木。飛び出しがうまい選手かな,と最初見て思ったが,それ以上に丁寧なポストプレーのできる選手のようだ。体も強くプレーも丁寧でとても好印象だった。ただし,J1レベルであればプレーを読まれだしてからが勝負だ。前半終わりから後半にかけては名古屋DFに完全に抑えられてしまった。けれども期待の若手には間違いない。

 他に印象に残った選手は,家長。体が強くなった。良くなかったのは二川。10番を背負っているんだから,局面を変えるような攻撃を見せて欲しかった。


 逆に名古屋。正直チームとしての形は出来ていない。ここまで4連敗というのもうなずける。全くビルドアップできず,攻撃も単発。たまに息が合ったときにかみ合う,という代表チームを見るような攻撃。DFも相手の動きにマークがすぐにずれて結局人を足して守る,という弱小チームの典型的な形。このまま行けば来年も厳しい戦いが待っているだろう。

 せっかくチームには本田や中村,鴨川といった若い才能と秋田,藤田というベテラン,そして楢崎という守護神がいるのに。問題は他にある,というしかないだろう。あ,井川というDFはちょっと良くないね。

 ただ,この試合の審判はG大阪寄りだったことを考えれば,この試合,出会い頭でも勝利できたのは収穫だろう。この試合は楢崎が良かったのもあるけど。


 そして他会場。まずは神戸のJ2降格おめでとう!このチームは解体して1から出直したほうが良い。まずは社長交代から。あのおっさんが関わるとろくなことが無い。今年の戦い方を見ていたら,J1に残るのは恥ずかしいし,このチームが上に残って他のチームが落ちたりしたら申し訳ない気持ちになる。

 次にC大阪が2位。私の予想はこのままセレッソが掻っ攫っていくんじゃないの?というものだが,現実になりそうだ。次節の大分が難関か?あとうっとおしい浦和がまた残ってきた。千葉は完全脱落。

 今日の時点で優勝争いは4チームに絞られたが,対戦相手を見ると鹿島が一番楽そう。ただし,横浜以外の相手が降格争い中,ということでちょっと分からないことは確か。小笠原がいれば,こういう相手には落ち着いてできるんだろうが,今の面子だとちょっと厳しいかもしれない。


 しかし関西の4チームは対照的な結果になった。J1でG大阪1位,C大阪2位。J2で京都優勝。方や神戸はJ2降格。これだけ周りにいい結果を出すチームがあるのに全く別の次元のチームになった神戸。ここまでのチーム運営の差がはっきりと表れた。毎年降格しないでその場しのぎばかりしてきて,そこに馬鹿経営者の登場。駄目チームに馬鹿経営者が入れば,それ以前の力で1年凌ぐのが精一杯だった,ということだろう。果たして2年前より弱いチームの誕生となったのだ。代表選手もいたのに。

 野球中心の関西から,サッカーも,となるときに,野球の大御所がある兵庫県のチームがJ2なんて・・・。まぁ経営者が変わるまでは大阪のチーム応援します。あとはバンディオンセ神戸くらいを。

F.C.ニッポン

2005-11-19 19:02:10 | Sports:football
 ちょっと自分の無知さを知ってしまった。

 ちょっとネットを見ていると気になることがあり,検索するとでてきた。

 TOKYOヴェルディ1969のHPをみると

「トップチーム名:F.C.ニッポン」


 ええぇぇぇぇーーーーーーーっ!!!???なにそれ?東京なんとかってチームの「呼称」でしかないんだって。なんじゃそりゃ?それって日本がホームタウンってこと?馬鹿にしてない?


 本当に讀賣グループはスポーツに対して悪影響しか与えない集団だ。全ては「自分のため」でしかない。他チームと共存していこう,という意思があればこんな名前は使えないし,付けようという発想さえ浮かばないだろう。

 東京の,しかも立川付近の小さな領域でも密着できないのに。


 そうそう,未だに野球好き(讀賣好き)には「なんでヴェルディってFC東京よりも人気無いの?」といわれてしまう。普通に考えれば当然なんですよ,と諭してあげる。自分たちの勝手で川崎捨てたようなチームがそこにずっといると思いますか?そんなチームが,その時点で地道に活動していたFC東京と同じ地域にきて人気で勝てると思いますか?野球で人気があるからってサッカーに人気があるとは限らないんですよ,と。大体違うクラブだし。


 ちなみにヴェルディのHPでは「讀賣サッカークラブ」から名称を変更した,という記述は見つからなかった。未だに「讀賣のもの」なんだろう。

アンゴラ戦

2005-11-17 02:11:38 | Sports:football(A代表)
 1-0で勝ち。

 いつものように最初の5分を見た感想は「ちょっと落ち着きが無い。相手もたいしたこと無い。けど相手は個人はうまい」で,ちょっと予想しようと思っていた矢先に日本の独壇場に近いペースになった。それを見て「あぁ,今日は2-0が基本」と思ってみた。

 それでこの結果。言わないでも分かるだろう,その原因は。ゴールポストに当ててもゴールになると勘違いしているFWがいる限り駄目だ。相方も大概外したが,あまりに彼が凄すぎて目立たなかった。とにかく高原は動けない,キープできない,連携できない,という酷い有様だった.更にはシュートを外してボールが生きているのに天を仰いでいた.恥ずかしいとでも思っているのか?気にしなくていい.みんなお前のそれは普通の出来事だと思っている.シュートを入れたときに恥ずかしい顔をしろ.
 そうそう,責められているが柳沢は動きは良かった。今日はシュートが決まらない日.


 試合全体を見ると,まず相手が明らかに日本に戸惑っていた。このチームがW杯に出るとしたら,同じグループの人はラッキーだ,と思うくらいのDFのレベルだった。そしてこういう風にプレッシャーが少ないときの日本はのびのびとプレーできる。

 相手が酷かったのもあるが,日本も良かった。複数人が連動して動く攻撃は見ていて楽しかったし,相手にも嫌がられていた。コンフェデを少し思い出すような攻撃で,しかもそれが3バックでできたのは大きな収穫だ。

 ただし,守備に関してはこの試合は誉められたものではなかった。相手は前線に人が少ないにも関わらず,2人くらいが一気に突破されるような状況はちょっと危険だった。あれで人数がいたら相当ひどいことになっただろう。更に言えば,もし相手が決定力のあるチームなら2,3点は取られていただろう。まぁこの時期に世界レベルのミドルシュートを見ることが出来てよかった。Jリーグの試合だと,あのスピードのシュートはどフリーでも中々見ることは出来ない。

 それにもう一つ。後半に入って運動量が落ちたところで明らかに攻撃が手詰まりになった。全体のダイナミクスが無くなったために,中田と中村がフリーになれなくなったからだ。この状況の打破は今後の課題になるだろう。

 しかしその課題も「松井」という素晴らしいカードのおかげで解決も近そうだ。今日の彼の動きは良かった。もうちょっと精度が上がれば文句は無い。しかも代表には少ないドリブラーだ。テンポを変えるにはもってこいの存在だ。小笠原と本山はこれで不必要なものとなった。

 あともう一人。サントス。まぁもう少し様子を見る必要はあるが,Jリーグから動きが良かったのでマシになるかと思ったら,本当にマシになっていた。左サイドが機能すれば今後チームとしては大きいだろう。守備能力の低さは論外だが。

 一人批判をするとすると,駒野。悪かった。必死さは伝わるが,まず連携が出来ていない,というところから来る全ての精度の悪さ。多分チームではもっといいんだろうが,今日に関して言えば,悪いところが目立ちすぎた。個人能力はあるように見えたから今後に期待だろう。

 では勝手に採点。

高原(3.5):ドイツに帰化するか,日本の対戦国からお金を貰うか。
柳沢(4.5):相方に引きずられた感はあるがシュートへの気持ちが今日は薄かった。
大黒(5.0):動き出しは相変わらずいい。時間が少なかったから仕方ない面もあった。

中村(6.0):FKは誰にもあわせる気が無いのか?精度が落ちたのか?
中田(7.0):調子良いんだろうな。責めるところが無い。
稲本(5.5):ばてるのが早過ぎる。昔みたいな圧力のある攻めあがりは見られず。
松井(6.5):祝初ゴール。4-5-1でレギュラーにして欲しい。
阿部(6.0):使うって言ったんだからもっと時間やれよ。同情の+0.5。
三都主(5.0):こいつにこの評価は10.0くらいの意味がある。守備で-0.5。
駒野(4.0):これからの選手だ。

中澤(4.5):今チームも弱いでしょ。それが中澤に見て取れる。フィードは酷かった。
宮本(5.0):病み上がりなんだから使ってやるな。茂庭がおらんから仕方ないけど。
田中(6.0):DFで一番良かった。職人的存在。

川口(6.0):1点止めたから。

ジーコ(4.5)
 玉田を選んでない時点で+1.0。松井長く使ったので+0.5。阿部投入時期悪しで-0.5。高原先発で-2.0。これで4.5。

TBSアナウンサー(2.0)
 宮沢って誰だ?というか選手間違えすぎだし,選手のコメント全て読み出すし。水沼と金田がいなかったらどうなっていたか。スーパーサッカーあるチャネルなんだからしっかりしろよ。

国家を歌った人(0点)
 歌手を呼べ。

アジアシリーズの意味

2005-11-15 12:59:58 | 興行--日本野球--
 一応そこそこの視聴率で終わったこの大会.さて,この意味は?

 大前提は「野球の国際化」であり,「アジア各国への野球の普及」である.しかし,これは建前でしかない.本音は「NPBの国際化」であり,「アジア各国へのNPBの普及」であり,「NPBの日本での人気回復」である.

 まず,こういう大会で主催者が「NPB」というのはサッカーの世界では考えられないことだ.簡単に言えば,Jリーグがチャンピオンズリーグを開催するようなものだ(どこも参加してくれないだろうが).つまり「アジア野球連盟」というものが全く機能していない証拠である(あるのか?).これが「野球」でなく,「NPB」の国際化,普及,という根拠となる.もっと言えば,これをきっかけにアジアの高校世代,中学世代で交流を持ちましょう,という話につながらないからだ(一応アマチュアレベルではやっているのかな?)

 そして,国際化といいながら日本で開催した.これこそが「NPBの日本での人気回復策」の根拠だ.アジアに広める,アジアでの人気を高めるなら,当然他国でやる方が手っ取り早い.しかしそうならなかったのは,NPBの人気を回復したい,そのためにはナショナリズムが生まれ,注目度の上がる国際試合をやりたい,という日本の要求があったからに他ならない.日本でやって盛り上がれば「プロ野球はまだまだ人気がある」と言い切れるからだ.実際この大会のあとそういう報道をしたところもあった.


 結果としてどうだっただろうか?国際化やアジアへの普及は全く駄目だった,と言うべきだろう.今回参加した4カ国で,野球が日本より人気のある国は無い.そういった国が海外でやっている不人気スポーツの大会を見るだろうか?しかも勝敗がほぼ決しているようなものを.例えばハンドボールのクラブ代表が中国でアジア決戦をやっている!と言って見る人はいないだろう.多分今回の参加国で最も野球人気の無い中国ではそのくらいの扱いだったろう.
 もし,これを達成したければ,とにかく日本が乗り込んでいくべきだっただろう.ただし,中国くらい人気の無い国に行くのも失敗になるだろうが.台湾なら喜ばれただろう.

 あとNPBの人気回復は,というと,そんなものがこんな程度の大会で復活するわけが無い.NPBの人気低迷はもっと根本的なところであり,非常にくだらないシステムのためであるからだ.いくら私のように過去に熱狂的な阪神ファンだった人間でも,あれだけ不透明なシステムとファンを考えず,私利私欲に走るような団体を応援したくなるわけが無い.よっぽどLリーグやJFL,地域リーグで地道にがんばっている弱小チームを応援する方が気持ちが入る,というものだ.


 結局のところ,主催団体が「野球を世界に広めよう」という明確な志を持っていないのだから,どう転んでも成功するわけが無いのだ.いや,主催団体が一国のリーグである時点で,野球に関して国際的に統一の意思をもてていないのだから,成功できるわけが無いのだ.結局NPBがアジアを食い物にし,更にそれをMLBが食い尽くす,という構図しかできないのだ.いやそれが「成功」なのかも知れないが.自分のリーグのための「国際化」なわけだ.みんな分かっているように.


 ちなみにこの大会の協賛に「ロッテ」….それってどうなんでしょうか?ちょっとあからさますぎませんか?

スウィング

2005-11-14 18:23:56 | Sound
 スウィングガールズという映画を見た.余り映画は見ないが,音楽がらみで話題にもなったし,見てみようと思った.

 内容は,「なんや,コメディか」という映画.全ての設定に無理があり,全てがコミカルに進む.何が面白いのかよく分からないが,時間もあったので最後まで見た.

 …が,最後まで何もわからなかった.何を伝えたかったのか?何が音楽で,何がスイングなのか?


 音楽は地味な努力の積み重ねである.この映画でその部分に光を当てることをしないのは余りに音楽を馬鹿にした演出だと感じた.この映画のように楽器の表面的なかっこよさばかりを見せ付けるから,すぐに楽器をやめていく人が増えるのだ.なぜ,あの飽きっぽい主人公が音楽だけにはまったか?そこをもっと丁寧に描くべきだったろう.そしてそこから生み出される感情に.しかもコメディーなりに.

 もっと言うなら楽器が如何に難しいか,しかし如何に感情に左右される音を出すか,それを表現すべきだろう.音楽は感情が下手糞さを上回るときがある.それが音楽の楽しさであり奥深さである.まぁ下手すぎるのはどうかと思うが.

 更に言えば,大人数で気持ちをひとつにして演奏する苦労にももっとスポットライトを当てるべきだ.集団演奏を題材にするならば.ごく少数に光を当てるなら集団で演奏する場面は全く必要ないはずだ.学園祭のバンドでいい.


 で,みていて.「努力した場面は汗臭いから無いんだろうから,エンディングくらいはまともな…」と思ったが,結局素人があっという間に「プロ並み」にうまくなって,その演奏で人を喜ばせる,なんて終わり興ざめだった.しかも,その前座として「吹奏楽」「クラシック」を持ち出し,それらが「つまらないもの」として対比させる手法は,余りに音楽に対して無知である.

 クラシックが堅苦しく,JAZZが楽しい,いや,女子高生がやると楽しい,なんて素人の発想..「JAZZなんてインテリ面したおっさんのもん」という発想自体が無知以外の何者でもない.「映画館を出たら音楽をしたくなる」なんて書いているが,そんな人は映画に出てくる「すぐにやめる」人である

 クラシックだろうが吹奏楽だろうが,JAZZだろうが,そこにこめる気持ちは同じだ.確かに日本の吹奏楽とかは「遊び」が少なく見所が少ないのもあるかもしれない.けれどそれは余りに発表の場が「真剣」過ぎるからだ.そこだけしかないから,その辺のバンド演奏などと比べると物凄い集中力と緊迫感がある.だからつまらなく見えるだけなのだ.そこには本当に音楽を楽しむ気持ちが入っていることのほうが多いのだ.


 1つだけ共感できた場面があった.主人公が初めて合わせたときにとても楽しそうな顔をしたことだ.集団演奏をしたことがある人なら,あの喜びは忘れられない.それをもっと素直に引き出してほしかった.技量に欠けるが気持ちのあるスウィング,その笑顔の下の努力.努力が無くて何が音楽だろう?何が楽しいのだろう?青春臭くて今の若者には受け入れられないかもしれないが.

 あんな短期間でうまくなる,ということを喜びに置き換えるような音楽映画は失格だ.映画は詳しくないので喜劇映画としてどうか,というのはおいておく.

どう考えても

2005-11-14 02:16:49 | 興行--日本野球--
 時代遅れだよ。茶パツ,ヒゲ禁止って。

 野村の発想はプロ野球界では賞賛されることもしばしばだが,客観的にみると「単なるじじぃの戯言」に近いものがある。特に外見をどうこう言うのは馬鹿馬鹿しい。何でかって,人に押し付けられて止めるのは全く意味が無いからだ。

 多分茶パツ,ヒゲを止めた人は「ちきしょー,じじぃめ」と思って「何かそれ以外でかっこええことしよ」と思うだろう。それが「野球」とは限られないのは当然だろう。本当に野球に打ち込んで「髪なんかめんどくせーな」となって茶パツを止めないと全く意味の無い行動になる。

 「野球まじめにやったらええやん」。それが正論だ。ちょっとかっこつけてもいいじゃん(いまどき茶パツがカッコつけるに値するかどうかは疑問だが)。

 一番かっこいいのは中身が伴うもの。そのときはどんなカッコをしていようとかっこいい。逆にどんなカッコしても中身が伴わないものはかっこ悪い。その位分かってるでしょ?プロの選手なんだから。


 ちなみに今のNPBの選手でかっこいい選手は・・・。

 そうそう,茶パツを止めると成績が上がるというデータはあるんだろうか?ID野球の先駆者様。ID野球も今となっては当たり前ですけど。

J1終盤戦30節

2005-11-12 22:14:52 | Sports:football
 さすがに見るほうも緊迫してきたこの時期。関西ではG大阪vs浦和が生中継。

 よくわからんのだが,関テレでも深夜に同じカード。せめてC大阪の試合にしてやれよ。3位なんだから。全く関西は。

 と思って試合を見た。浦和は相変わらず最初の20分はいいチーム。そこから一気に足が止まり始めてスペースが出来てやられる。今日はそれほどでないにしてもやはりその辺りで点を取られた。後半は監督の采配ミス。TVでも言っていたがDFがいなかった。守れるわけが無い。

 ちょっと気になったのが審判。ちょっと浦和寄り?サントスの得点となったFKはちょっとありえない判定だし,ロスタイムもちょっと長すぎたし(負傷したにしても)。まぁ気のせい,と思っておこう。


 チームを見てみよう。まずG大阪。大黒はちょっと動きの質が悪い。周りと連携が取れないような動きになってしまっている。アラウージョもちょっと間が取れていない感じはある。あとは問題ない感じで,遠藤やフェルナンジーニョはさすがの動きだし,シジクレイと宮本は固い。宮本のヘディングのうまさは驚きだったが。
 まぁ今日のMOMはGK藤ヶ谷だ。どう見ても。2点は助かっただろう。あんな良いキーパーだったっけ?

 ただ,このチームは攻撃陣に高さが足りない。強いチームになるにはこの辺りの強化は必要になるだろう。

 対する浦和は永井が右サイドで頑張っていたのが印象的。ポンテは中盤で孤立気味。山田,酒井はちょっとどうかな?って感じ。トゥーリオはFWに変わったら?坪井は相変わらず腰高だった。
 唯一三都酢が以前より切れを取り戻していたのが驚きだった。


 今日の結果でG大阪は相当有利になった。2位に4差。残り4ゲーム。1敗しても優勝。山場は千葉と川崎の最後の2戦か。


 あと,下位争い。神戸は入れ替え戦マジック1,自動降格マジック2。ほぼ決定。いくら勝ちつづけても相手に勝ち点1とられたら終わり。東京Vもほぼ確定だろう。この2チームは落ちるべくして落ちているのだからいいだろう。東京Vはすぐ上がってくるだろうが,神戸は当分無理っぽいな。サポータも少ないし。
 まぁ京都が上がってくるし,京都のほうがサポータ多いから関西的には問題ないか。