J加入後初の連勝を狙うこの試合.前節4点とって好調だからいける!・・・なんて全く思わなかった.というのも前節の内容は決して誉められたものではなかったし,この日の相手は相性の悪い東京V.アウェイでは0-4と結果も内容も無残な戦いをした.前節のようなラッキーは起きないだろう.せっかくのお盆の帰省時期試合だったが今のチームの試合に興味の無い親族等を誘うのは単なる嫌がらせなのでやめておいた.自分がネガティブすぎた!と試合後に思えたら良いのだが.
チアゴ
臼井 石原
千明 竹田
小林 植田 イリアン 近藤 澤口
真子
布陣はいつものように5-4-1.しかもボランチに竹田を起用した守備的布陣.「これじゃ勝てんね・・・」という感じで非常にマゾな2時間を過ごすことになった.せめて臼井とキムを代えてくれたらもう少しは期待できたのだが.
今季のチームは3バックにしたのだが,シーズン半分を終えた今でも機能しているとは言い難い.後ろに人を増やしたので個の力が少ないチームに対してはそれなりに守ることができるようになった.しかししっかりサッカーをできるチームには3バックの弱点を良いように突かれている.それはサイドの数的不利の部分だ.CBの横,ボランチの横どちらかにどうしてもスペースができてしまう.それを誰かがカバーしなければならない.
体力がある時間帯だったり,相手が振り回してくるようなチームで無いときは,そのスペースも何とか埋めることはできる.しかし誰かが少しずつズレ出すと徐々にバランスを崩してしまう.特に今年のファジアーノはチアゴが守備を放棄しているため,ただでさえ少ない前線の守備の人数が更に減っている.結局2シャドーにそのしわ寄せがきており,4-4-2のFWとSHの守備の役割をこなすことを求められている.
もちろんそんなことができるはずも無く,徐々に歪が出てきてしまう.大体はサイドを支配され5バックにされ更に押し込まれる.こうなると2シャドーのチェイスは無効化され相手に高い位置に起点を作られてしまう.こうなると相手から意図的にボールを奪うには最終ラインしかなくなる.竹田のように低くポジションを取るボランチを起用すれば尚更前線はスカスカになってしまう.
このように相手の攻撃を防ぐのは最終ラインになれば,攻撃開始位置ももちろん低くなる.すると普通に攻撃したところで時間がかかり相手の陣形が整ってしまうので,カウンターにたよるくらいしかなくなる.しかしチアゴをしっかりマークされるとそれも機能しなくなり,なおかつ起点が作れるキムを起用しなければボールの保持さえままならない.こうなると岡山は横パス・バックパスしかなくなり,最終的にはチアゴへストヤノフがロングボールが通ることを祈るしかなくなる.
このように守備は意図的に崩され,攻撃は祈りが必要な状況が今季の前半戦だった.それでも昨年よりマシな結果が残っているのは単にチアゴの加入分が加算されただけだ.
そしてこの日の試合は予想外のプレーで始まった.「このところ好調の竹田」が大きなミスを犯す.マラニョンの決定力に助けられたが,開始直後に試合が終わるところだった.竹田は草津戦でも敗因となったが次の試合でも使われた.絶対的存在でも無いのにあまりに甘い選手起用だ.そしてこの日の大きなミス.控え選手も「あれでも使われるんだったら俺はもう無理かな」と思っても不思議は無い.この采配はチームから競争さえ奪ってしまった.
この日はこのプレーのためにチームが落ち着くのに時間が掛かってしまった.本当に無駄なミスだった.その後しばらくは「思ったよりサッカーしとるがな」と思える時間が続いた.しかし執拗にサイドを攻める相手に徐々にペースを奪われる.そしてもうひとつペースを奪われた要因があった.それはボールを持った選手の仕掛けだ.岡山の選手は石原以外は仕掛けることは殆ど無い.ワンタッチパスと言えば聞こえが良いが,単に逃げているだけのパスが攻撃時にしばしば見られる.そういう攻撃陣なので,東京Vのような仕掛けへの対応は練習ではできないだろう.
仕掛けられ,守備が動かされ,スペースが作られ,そこへ飛び込まれ,そして決定機を作られる.3バックを崩すお手本のような形.そしてそれに何ら対応できない影山.これにより全体が押し込まれ,攻撃では全く起点が作れなくなってしまった.
たまたま0-0で前半を終えることができたが,明らかな修正点が2点ほどあった.全くできない攻撃の起点を作ることとバイタルでフリーになるマラニョン対策だった.しかし対策は前者に対してだけであった(臼井→妹尾).そしてこれが裏目に出てしまった.長期離脱していてまだチームになじんでいるとは思えない妹尾は,この難しいシステムにおいて役割をこなすことができず,全体の守備のバランスを崩してしまった.あの場面,あの時間にどうして復帰直後の妹尾だったのだろうか?ここまで結果を残している久木田はなぜ使わないのか?そもそも前線の起点になれそうな山崎や白谷はなぜベンチにも入れなかったのか?毎試合無駄に使われる1枚目の交代枠についてもう一度検討しないのはなぜだろうか?
ギリギリのバランスが崩れると守備崩壊は速かった.あの采配では選手はどうしようも無い.気合で動くしかないポジションで妹尾の守備意識は低すぎた.あそこからチームを立て直すのは至難の業だ.広くなったスペースを好きなように使われ,好きなように得点された.それ以外に書く必要はないだろう.
影山のサッカーに満足し戦っている選手はいるのだろうか?満足できる部分が全く見つからない.この日は自分がネガティブだったわけではなかったことが分かったことが唯一の収穫だろう.
しかし河野は見るたびに期待から外れていく.J2であの程度しか目立てない選手じゃないと思ってたんだけど.それでは勝手に採点.
チアゴ(5.5)最初のシュートを決めていれば
臼井(4.0)守備は評価できるが本来そんなことをやるポジションではない
石原(5.5)一人で戦うのは難しい
千明(5.0)後半の運動量がちょっと落ちた
竹田(2.5)全体的に消極的すぎ,運動量も少ない
小林(5.5)サイドチェンジのトラップは改善されたが,この日の守備は悪かった
澤口(5.0)1対1でやられすぎ
植田(5.0)1対1でやられた
イリアン(5.0)前に出るならバランサーがお供にいる
近藤(3.5)もう少しいい選手だと思うんだけど
真子(4.5)頭を下げすぎた
妹尾(3.5)途中交代選手としての役割は果たせず
キム(5.5)イリアンが前に来るまでは良かった
久木田(-.-)あの点差であの時間に何を求められたのか?
李,田所,一柳,仙石
影山(1.0)
「責任を感じている」なら辞めてくれ.戦術だけならともかく,交代カードで自滅し,最後の交代は意味不明.素人から見ても「素人かな?」って思わされる酷さがある.
チアゴ
臼井 石原
千明 竹田
小林 植田 イリアン 近藤 澤口
真子
布陣はいつものように5-4-1.しかもボランチに竹田を起用した守備的布陣.「これじゃ勝てんね・・・」という感じで非常にマゾな2時間を過ごすことになった.せめて臼井とキムを代えてくれたらもう少しは期待できたのだが.
今季のチームは3バックにしたのだが,シーズン半分を終えた今でも機能しているとは言い難い.後ろに人を増やしたので個の力が少ないチームに対してはそれなりに守ることができるようになった.しかししっかりサッカーをできるチームには3バックの弱点を良いように突かれている.それはサイドの数的不利の部分だ.CBの横,ボランチの横どちらかにどうしてもスペースができてしまう.それを誰かがカバーしなければならない.
体力がある時間帯だったり,相手が振り回してくるようなチームで無いときは,そのスペースも何とか埋めることはできる.しかし誰かが少しずつズレ出すと徐々にバランスを崩してしまう.特に今年のファジアーノはチアゴが守備を放棄しているため,ただでさえ少ない前線の守備の人数が更に減っている.結局2シャドーにそのしわ寄せがきており,4-4-2のFWとSHの守備の役割をこなすことを求められている.
もちろんそんなことができるはずも無く,徐々に歪が出てきてしまう.大体はサイドを支配され5バックにされ更に押し込まれる.こうなると2シャドーのチェイスは無効化され相手に高い位置に起点を作られてしまう.こうなると相手から意図的にボールを奪うには最終ラインしかなくなる.竹田のように低くポジションを取るボランチを起用すれば尚更前線はスカスカになってしまう.
このように相手の攻撃を防ぐのは最終ラインになれば,攻撃開始位置ももちろん低くなる.すると普通に攻撃したところで時間がかかり相手の陣形が整ってしまうので,カウンターにたよるくらいしかなくなる.しかしチアゴをしっかりマークされるとそれも機能しなくなり,なおかつ起点が作れるキムを起用しなければボールの保持さえままならない.こうなると岡山は横パス・バックパスしかなくなり,最終的にはチアゴへストヤノフがロングボールが通ることを祈るしかなくなる.
このように守備は意図的に崩され,攻撃は祈りが必要な状況が今季の前半戦だった.それでも昨年よりマシな結果が残っているのは単にチアゴの加入分が加算されただけだ.
そしてこの日の試合は予想外のプレーで始まった.「このところ好調の竹田」が大きなミスを犯す.マラニョンの決定力に助けられたが,開始直後に試合が終わるところだった.竹田は草津戦でも敗因となったが次の試合でも使われた.絶対的存在でも無いのにあまりに甘い選手起用だ.そしてこの日の大きなミス.控え選手も「あれでも使われるんだったら俺はもう無理かな」と思っても不思議は無い.この采配はチームから競争さえ奪ってしまった.
この日はこのプレーのためにチームが落ち着くのに時間が掛かってしまった.本当に無駄なミスだった.その後しばらくは「思ったよりサッカーしとるがな」と思える時間が続いた.しかし執拗にサイドを攻める相手に徐々にペースを奪われる.そしてもうひとつペースを奪われた要因があった.それはボールを持った選手の仕掛けだ.岡山の選手は石原以外は仕掛けることは殆ど無い.ワンタッチパスと言えば聞こえが良いが,単に逃げているだけのパスが攻撃時にしばしば見られる.そういう攻撃陣なので,東京Vのような仕掛けへの対応は練習ではできないだろう.
仕掛けられ,守備が動かされ,スペースが作られ,そこへ飛び込まれ,そして決定機を作られる.3バックを崩すお手本のような形.そしてそれに何ら対応できない影山.これにより全体が押し込まれ,攻撃では全く起点が作れなくなってしまった.
たまたま0-0で前半を終えることができたが,明らかな修正点が2点ほどあった.全くできない攻撃の起点を作ることとバイタルでフリーになるマラニョン対策だった.しかし対策は前者に対してだけであった(臼井→妹尾).そしてこれが裏目に出てしまった.長期離脱していてまだチームになじんでいるとは思えない妹尾は,この難しいシステムにおいて役割をこなすことができず,全体の守備のバランスを崩してしまった.あの場面,あの時間にどうして復帰直後の妹尾だったのだろうか?ここまで結果を残している久木田はなぜ使わないのか?そもそも前線の起点になれそうな山崎や白谷はなぜベンチにも入れなかったのか?毎試合無駄に使われる1枚目の交代枠についてもう一度検討しないのはなぜだろうか?
ギリギリのバランスが崩れると守備崩壊は速かった.あの采配では選手はどうしようも無い.気合で動くしかないポジションで妹尾の守備意識は低すぎた.あそこからチームを立て直すのは至難の業だ.広くなったスペースを好きなように使われ,好きなように得点された.それ以外に書く必要はないだろう.
影山のサッカーに満足し戦っている選手はいるのだろうか?満足できる部分が全く見つからない.この日は自分がネガティブだったわけではなかったことが分かったことが唯一の収穫だろう.
しかし河野は見るたびに期待から外れていく.J2であの程度しか目立てない選手じゃないと思ってたんだけど.それでは勝手に採点.
チアゴ(5.5)最初のシュートを決めていれば
臼井(4.0)守備は評価できるが本来そんなことをやるポジションではない
石原(5.5)一人で戦うのは難しい
千明(5.0)後半の運動量がちょっと落ちた
竹田(2.5)全体的に消極的すぎ,運動量も少ない
小林(5.5)サイドチェンジのトラップは改善されたが,この日の守備は悪かった
澤口(5.0)1対1でやられすぎ
植田(5.0)1対1でやられた
イリアン(5.0)前に出るならバランサーがお供にいる
近藤(3.5)もう少しいい選手だと思うんだけど
真子(4.5)頭を下げすぎた
妹尾(3.5)途中交代選手としての役割は果たせず
キム(5.5)イリアンが前に来るまでは良かった
久木田(-.-)あの点差であの時間に何を求められたのか?
李,田所,一柳,仙石
影山(1.0)
「責任を感じている」なら辞めてくれ.戦術だけならともかく,交代カードで自滅し,最後の交代は意味不明.素人から見ても「素人かな?」って思わされる酷さがある.