Motor Sports Sound

車とスポーツと音楽と

再中断前

2006-07-31 03:01:27 | Sports:football
 A3と代表戦で中断するらしい.その前の観戦.

鹿島とC大阪.

 正直元代表FWがどフリーを入れておけば一方的な試合になったと思う.チームの状態にはそのくらい差があった.ただ一つC大阪に光が見えたとすれば,カウンターのみ狙う引き篭もりサッカーならまともな試合ができる,ということが分かったこと.
 この日はそこまでとは言わないけれど,3バックに戻して守りから入ることを選択した.酒本の運動量が多かった,というのも3バックに戻してチームが機能した一因だろう.ただ,選手交代のタイミングと投入した選手が絶妙に悪かった.粘りに粘ってあと少し,と言うときに攻めるか守るか分からない選手投入.まるで豪州戦の小野のような・・・.

 この中断期間を利用してさっさと監督変えるべきだろう.


静岡ダービー

 ダービーだけど磐田が勝てそうな感じは全くしなかった.あの汗かき監督が一気に世代交代を進めようとしてるのだろうが,それにしても・・・.正直福西のあのポジションは磐田のパス回しを止めているような気がしてならない.この日もゆっくり歩いていた.

 対して清水は強力な2トップがいて,そこに当ててから展開する形がしっかりと出来ていた.沢登も言っていたが誰が入っても同じチームになっている.長谷川は監督の才能の方がありそうだ.
 一番思うのは,市川がここまでよく復活したなぁ,ということ.一時期調子の上がらないところを見ていたからあの動きは驚いた.

 とにかく清水はよく走るようにトレーニングされたチームになっていた.前半から足の止まっている磐田は足元にパスを送るだけだった.それがこの結果だろう.


千葉と名古屋

 試合の前に芝生どうにかしてやれ!と思った.フクダ電子でも千葉市でもいいから.あれだけいいスタジアムであれだけいいチームが試合やってるのにあの芝は・・・.失礼な話だ.

 で,試合は始まってから名古屋のチームの動きが変わっていることに驚いた.千葉は前半ちょっとチームが機能しなかった.相性でもあるのかな?
 と思っていると注目のヨンセンが得点.いやいいFWだ.これでも玉田を使ってたら監督失格だ.初戦と言うのもあるのかもしれないけどよく動いていた.

 しかし後半は一気に千葉がペースをつかんだ.立て続けに入れた2点はとても素晴らしいゴールだった.ここまでの試合展開ならば十分お金を払っても元を取った気分になっただろう.

 けれども千葉はどうもセットプレーでマークが曖昧になる.しかも選手が変わった直後の対応がやっぱり良くない.そこをつかれ一気に逆転.ヨンセンがちゃんとあぁ言う場所にいるのはセンスあるな,と思う.

 今年の千葉は波に乗れない.それを凝縮したような試合だった.



 あと一つだけ.NHKは何で野球にハイビジョン使ってサッカーには使わないんだろ?野球はハイビジョンでもあんまり意味無いじゃん.バックネット裏の広告がよく映っていいのか?どう考えても逆だと思うんだけどね.機材を野球場を優先してそろえたのかな?

磐田,横浜,C大阪,東京

2006-07-29 19:34:58 | Sports:football
 前節のTV観戦の感想.

磐田対横浜.

 低迷する両チーム.それに加えて酷暑.絶対良い試合にはならないだろうな,という先入観を持って見た.磐田は監督が変わってどう変わるか?が見どころ.横浜は・・・,余り見所は無い.以前の強さが戻ってきているか?くらい.

 で,試合は3-1で磐田.ただ,この日の磐田のゲーム内容は決して良いと言えるものではなかった.監督の標榜する「パスを繋ぐ全盛期の磐田のサッカー」は全く戻ってきていなかった.そもそも皆走らないのだから仕方ない.パスを出しても出したまま.その象徴は福西.パスを出したら眺める.あれじゃパスは1本しか繋がらない.
 10番を背負う成岡は,WYの頃からの成長を期待していたが,あの頃よりプレーが出来ていないように見えた.なんにしろトップ下なのだから,ボールをバイタルエリアでもったときは必ずゴールを意識しないと.怖いときにしか怖くない日本人のプレーになっている.

 そんな中一人良かったのは前田.一人良く動き球を引き出そうと努力していた.そして常にゴールを目指す姿はなかなか良かった.カレンはこれを超えなきゃならない.大変だ.


 で,横浜.正直見るところはなかった.狩野がどんなプレーヤか,ということだけが興味だったが,そんな目立つプレーも無かった.DFが横からのボールに弱すぎるのがこのチームの課題だろう.


C大阪対東京

 1-5で東京の勝ち.まぁこれは順当な結果.

 C大阪の何が悪いって,選手起用が悪い.ピンゴをボランチにおいて4バックなんて無謀すぎる.相方の下村だってそこまで守備の上手い選手でもないのに.その状況で更に両サイドバックがよく上がる.どうやって守備すんの?って感じ.両サイドが同時に上がることも少なくなかった.中でも右サイドバックはザル.守備が出来ないくせに戻らない.

 そしてチーム全体として攻守の切り替えが遅すぎる.攻めたあとの戻りの遅さを完全に狙われていた.これが昨年優勝争いしたチーム?というところ.

 攻撃陣に関しても選手起用に疑問は残る.「森島から大久保へのパスを・・・」なんて監督がコメントを残していたが,モリシはパサーじゃ無い.大久保も飛び出しや前線に張って生きるタイプでもない.そんな2人の連携に期待するなんて・・・.
 理想は西澤の1トップ気味に両サイドに大久保,古橋,と言う感じの3トップ,後ろの真中にピンゴを置いてもう2人ボランチをおいての4バック.選手の意識を変えることが大前提だけど.


 というかC大阪は一体どういうサッカーを目指しているのか?G大阪がスタイルを作りつつある中,「モリシ,西澤」という形(でもないけど)しか見えてこない.同じ町にチームがあるんだからもっともっと色出さないとこのまま埋もれてしまいそう.



 そんなことより首位争いくらいTVでして欲しいな.川崎もG大阪もようやく軌道に乗り始めた段階なんだから.関西ローカルでも良いから.G大阪タイガースにでもならんと無理か.

雨のオールスター

2006-07-23 16:42:22 | 興行--日本野球--
 オールスターをやっているらしい.2戦しかないのに金曜日からってどうしたんだろう?土日はTVのスポンサーが嫌がったのかな?

 未だに来年のプレーオフについてもめている.パリーグは交流戦を減らしたくない.セリーグは減らしたい.と言う.まぁ議論はすべきだが,NPBというのは哀しいかな議論のバックボーンが余りにも下らないところから来る.

 交流戦の試合数でもめる理由はただ一つ.「放映権料」が手に入るかどうか?ということ.交流戦の存在の意義,ファンの反応などは全く関係ないのだ.NPBを象徴する出来事と言って問題ないだろう.放映権料がなくなっても交流戦の試合数でもめたりするのだろうか?

 放映権料が無くなれば複数のチームが消滅しかねない.彼らは観客でなく放送局に支えられて経営しているからだ.だから彼らは放送局に対して(営業)努力をするだろう.「野球は人気ありますよ」「今年はW杯のせいですよ」と.そうしなければお金が入ってこないのだから.だがNPBは決してファンに支えられている訳では無い.ファンには興行を「見せてやっている」だけなのだから.だからファンへの営業は行われない.


 NPBはファンを獲得したいのかもしれない.けれど普通の人にはNPBを応援する動機が見当たらない.ファンになるとき,まず「人気スポーツ」であることが条件である.それがないと相当ファン獲得は難しい.そこに続いて「強い」「知っている人がいる」「地元」という3要素があるだろう.

 今NPBはゴールデンで放送してもサッカーと同程度の人気しかない.W杯に比べれば圧倒的に負ける.「人気スポーツ」の部類だが昔のような圧倒的地位では無くなった.
 更にNPBの各リーグたった6チームの中で「強い」ということの価値が薄れてきた.毎年同じ顔ぶれで戦って優勝!といわれても緊張感も無い.これは確実に世間が世界のスポーツを知ってしまったためだろう.
 そして「知っている人がいる」という条件も殆ど満たされなくなってきた.スターはMLB.日本には清原と監督選手と新庄しかいない.松坂でさえ1週間に1度話題になればいいところ.CMにも出ている選手は新庄だけ.一体どうやって新たに応援する動機を掴めるか?
 そして「地元」と言う概念もNPBには広島以外ない.残りは全て企業チームだからだ.先入観の無い人にしてみれば「何で鉄道会社応援すんの?」となる.例えばラグビーやバレーは関西にチームがあるけど「なんで製鉄会社やタバコ会社応援すんの?」と言う事になるのと同じだ.

 ここでいう先入観の無い人=子供,になるのだが.


 新たにファンを獲得もできていない,放映権は減る,年俸増やせと選手は言う.そろそろ限界にきているのは間違いない.もしTV放送が減れば,ニュースでも露出が減ってどんどん露出が減ってくる.
 今まさにそれが物凄い速さで行われている.その状況で親会社がNPBのチームを持つ意味は何?キョンちゃんとこみたいに「おれやるよ」で復活できるほど甘くはない未来が待っているようにしか思えない.

 子供とキャッチボールして「ファン拡大」なんて甘い考えはよした方がいい.そんな僅かな人数の心をひきつけても仕方ないのだ.やらないよりマシだが.そもそもそんなことがニュースとしてTVで報道される方がどうかしている.それ以外全くやってない証拠なのに.そんな状態で「地域密着」なんて出来ているわけも無い.

 そんな口ばっかり嘘ばっかりのNPBに待ち受ける結果は他には無いだろう.北京オリンピックが色々な意味で最後かもしれない.そのときまでファンでいる人が路頭に迷うのはあまりにかわいそうだ.早く忘れた方が良いのに.

G大阪と名古屋,川崎と浦和

2006-07-23 03:39:38 | Sports:football
 まずはG大阪から.

 前半は20分過ぎまで好ゲーム.でもG大阪には余裕あり,と言う感じ.見ていても「負けは無いね」という雰囲気が漂ってきていた(こういうのって結構大事).徐々に名古屋のラインが間延びし始めた.3バック同士でサイドの支配権がゲームを決めるが,G大阪の両サイドのみが前に上がる姿が目立ち始めた.そんな頃のセットプレー.こぼれを遠藤の見事なパスからのゴール.これでこの日はG大阪が完全に試合を支配した.
 対して名古屋は勝ててないところに先制点を食らって意気消沈.それを表すかのように直後にDFのパスミスからちっちゃいおっさん2人によるゴール.この日ここまで二川が全然プレーに参加できていなかったからこのゴールは大きかった.

 名古屋のこの日の見所は玉だのFKだけだった.そもそも彼は流れの中で全くFWとして機能していなかった.1トップのような形になり,しかもそこから前線に飛び出すプレーも無い.速攻しているのに真横にドリブルしてバックパスをしたりもする.まぁいつも通りのプレーではあるのだが.

 あとはG大阪のお祭り.二川の見事なターンからちっちゃいおっさんがゴール.バンドが直前のオフサイドを振り払うゴール.そして山口の2点目.まぁブラジル戦の日本のような名古屋の姿だった.

 というわけで後半は全体的に見るところが無くなって来たので,若手の動きに注目した.家長はやっぱいい.ポジションをチェンジしながら攻撃に絡み,ゴールに絡む.北京は間違いないだろう.寺田は未だに何が持ち味かよくわからない.本田は守備が強くなっていたがまぁあのポジションで生きる選手じゃないかな?

 というわけで5-1.あれだけ中村と本田が押し込まれたら攻め手も無いし仕方ないかな?というか順位が・・・.最近はクラブ全体が機能していないところがどんどん落ちていくなぁ.経営能力無いとこは辛いね.


 で,川崎と浦和.まず川崎のサポータの多さに驚いた.頑張ってるね.前の試合の感想を訂正しておかないとね.

 で,この試合はとにかく審判が酷かった.判定基準がブレていてそれが酷かった.そして激高してイエローの連発.あれは無い.とても試合が見にくいものとなった.

 試合はというと,川崎は研究されてきたかな?と言う感じ.前戦と今回ともにうまいこと抑えられていた.ガナハが調子悪いとか新外国人がフィットしないとかの理由があるかも知れないが.
 とにかく一人相手が退場してからもゴールエリア付近でボールを触ることが出来ない.いくら浦和がベタ引きサッカーをしていたからと言っても,あそこまで触れないとゴールは難しい.ミドルシュートにも限界があるし.
 まぁ首位のチームのサッカーではなかった.

 対して浦和.田中のシュートは見事.エリア外からあぁいうシュートを打てる選手,そしてドリブルで勝負できる選手はそう多くない.いい選手だ.代表は難しいかもしれないけど.
 他にはみるところ殆ど無し.日本初のビッグクラブがこんなサッカーじゃ駄目だよ,と思ってしまった.コインブラさんがクラブチームの監督してる感じ.決まりごとというかゴールへの道筋が見えないと言うか.何してゴールする気?というようなイメージかな?

 上位決戦だったけれど,なんだか消化不良.どっちのクラブも自分たちの目指すサッカーをもっと強くもってほしいなぁ.もしあれが目指すサッカーだったらちょっと哀しいものがある.

こんな記事

2006-07-22 18:02:56 | Sports:football
 こんな記事があった.

http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz06q3/508928/

 うーん.理系的・経営的な視点からの分析は悪くないと思う.ただ,「サッカーの素人」という前提をつけてW杯とWBCを比較するなんて・・・.単なる野球好きが頼まれたからサッカーのことも書いてみた,としか言えないんだけど.

 そこに「人間力」なんて言葉.どっかのドイツ経由アテネ行きみたいじゃないか.素人が書くならblogレベルの方がいいんじゃないのかな?自分みたいに(それでも調べることは調べるけど).会員ページでこの内容はちょっとね.

4年ぶり

2006-07-22 14:35:28 | Sports:football(A代表)
 4年ぶりに代表に監督が就任する.

 つまりこの4年間は監督がいなかったも同然だった.自由というのはありだが,「何もしない」のとは大きく異なる.何もしなかったのがこの4年間だったし,そのために選手が監督的役割を果たさなければならない場面が多々あった.ようやくその状態が解消されるのだ.

 で,就任会見から気になる言葉を少々.

初心に帰って、日本らしいサッカーをしようということ

 つまり前任者は「日本らしくないサッカー」をしていた,ということだ.日本のよさを全く生かせないまま終わった,ということだ.

今回のW杯での成績は、がっかりするようなものだったと考える必要はないと

 つまりコインブラではあの結果以上は求めることは無理だった,ということ.悪く取りすぎか?

これまでの日本代表は、スピードのあるチームではない。

 つまり小野はいらん,ということ.まぁ,ここの返答部分は本当にこの先のことをよく考えているオシムの考えがよく出ている.やっぱり期待してしまう.


 とにかくこの4年間の問題をよく認識している.
・Jリーグを無視した選手選考.
・選手との意思疎通を全くしないままの選手選考.
・関東以外に視察を行わない選手選考.
・クラブとの連携を全くとらない.
・若年層のチームとの連携を全くとらない.
・戦術的指導が全く出来ない.
・目指すサッカーを指し示すことが出来ない.

 こういった多くの問題点,というか思いつくことが全て問題なのだが,それらを一つ一つ解決していくことで,本当の問題点が見えてくるのではないだろうか?


 その前に「惜しむ語録」なんてまたいきなり騒いでいる馬鹿マスメディアが変わる必要がある.スポーツと芸能の区別ができない低脳な人たちが仕切っているのだから仕方ないのかもしれないが.まぁニュースと芸能も区別つかないくらいだしね.

これこそ興行

2006-07-22 13:55:58 | 興行--日本野球--
 この人ホントに馬鹿じゃないの?と強く思ったので書いた.

 とにかく売名行為というか自作自演のドラマと言うか.酷すぎる.お涙頂戴,っていう前世代的な行為をお年よりは喜んだのだろうか?そして予想通りの結末.思わず嗚咽がした.余りの気持ち悪さに.くだらない.

 元々この芸能チームには良い感情は全くなかった.「野球に興味を」何て言いながらやってるのは「自分に興味を」ということだけ.野球に興味もってもらうならガチンコでやれよ,と.よっぽどノムラのカラオケチームの方が好感をもてた.

 どこかのニュースで「野球に興味の無かった層にも興味を持たせた」と書いてあったが,ホントに野球に関する話だと簡単に嘘をつく.「野球に興味の無い層」=「20代以下」だ.30前後の人間が巨んちゃんを知ってる最後の世代なのに,キョンちゃんが野球やったくらいで野球に20代以下が興味持つわけない.

 「またおじいちゃんが下らないことやってる」

 というのが殆どの反応だろう.マスターズリーグを見るような目で.


 ただし.野球が生き残る道はキョンちゃんがやってった手法だけだからNPBは今のうちによく盗んでおくことだろう.女に有名人に下らないマイクパフォーマンス.参考になるのはハッスルもあるので見ておいたほうが良いだろう.

本格再開

2006-07-21 18:44:13 | Sports:football
 で,千葉とG大阪,鹿島と川崎の試合を見た.

 まず注目の千葉とG大阪.千葉は監督変わった直後のホームで絶対に負けたくない試合.対してG大阪は連覇に向けて川崎に追走したい.そんな状況で行われた試合だった.

 試合は正直好ゲーム.涼しさもあって両チームとも運動量が多く,前線からのプレッシングでのボールの奪い合いが見物だった.特に千葉はハースと巻,羽生らの前線からのプレッシングに全体が連動して動く.マンツーマンというのもあるが,誰がどこにいるのかも分かりにくいくらいに動いていた.対してG大阪はコンパクトに陣形をまとめて中盤でのプレッシング.どちらのチームも奪って手数をかけずにゴールへ向かう.ただゴールへの圧力は千葉の方が上だった.

 そして先制ゴールも千葉.プレッシャーによりパスの精度が一気に落ちる宮本のパスをカット(ほぼミスだね)し,そのままゴールへ.見事な速攻.これで試合は千葉ペースになると思った.しかしシジクレイの怪我による交代で4バックにしたG大阪に対応し切れなかった千葉の隙をついてG大阪が同点に追いついた.このあたりに今シーズン安定して戦えない千葉の弱さがあるのだろうか?

 しかしその後はこう着状態.どちらかといえば千葉ペース.4バックになって家長が全く攻撃に参加できなくなったことも一つの原因だ.やはり家長は前で無いと生きない.まぁいい勉強だろうけど才能を潰して欲しくは無い.それに加えて4バックにしてボックスが広がってしまった.とにかく宮本が4バックではあまりに弱い.山口と2人ではどうしても押されぎみになり,ラインが後ろに下がる.さらにはボランチも遠藤が前めに行くのでほぼワンボランチ.しかもDFラインをケアするために下がり気味に位置するのでDFラインの前にぽっかりと大きなスペースが発生した.そこを起点に多くのチャンスを作られていた.

 しかしサッカーは分からない.オフサイドしかできなかったバンドがたまたまオフサイドにならずゴールを決めて勝負あり.バンドの動きはまだまだ問題が多かったが(パスと飛び出しのタイミングとか),あぁいったワンチャンスでゴールを決めてしまうところに彼の良さはある.終盤までにチームにフィットすればまたG大阪はチーム力を向上させるだろう.

 対して千葉はサッカーは悪くないがフィニッシュが悪かった.個人の力は大事だ.それに加えて選手交代が微妙に遅れてしまったことが痛かった.たった1点でチームの状態は大きく変わってしまうだろう.土曜日に勝ってしまわないとちょっと大変なことになるかもしれない.


 で,次に鹿島川崎.千葉とG大阪を見た後だったので「なんて走らん奴らだ」と思ってしまった.鹿島はとにかくゆったりとしたテンポでボールを繋いで人数をかけてゴールへ迫る.しかしそこにスピードは殆ど無い.対して川崎は引き気味に位置して高い位置ではプレッシャーをかけず,奪ったら少人数で速攻.どうしてもゆったりしたペースになる.特に鹿島は良くも悪くも小笠原のチームになってしまっている.

 試合は一人欠けた時点でほぼ決まった.なので見所は鹿島の新外国人と内田,川崎の谷口,中村のボランチコンビと思ってみた.この中でフィットしてない新外国人にはヘディングシュート以外見るとこは無かった.内田はオールスター疲れがあるように見えた.中村は思ったほどの活躍はなかった.期待しすぎたか?
 そんな中谷口はいい動きを見せていた.本来ならばもっと前目のポジションでレジスタの役割をするべきだろう.中村がいるから仕方ないのかもしれないが.得点に絡む動きはセンスがある,と感じた.けれどPKを貰った演技は下手糞だったけど.

 ちなみにW杯帰りの鹿島のエースだが,彼はシュートを打っていたのだろうか?記憶に無い.いい動きがあったのか?それでも使われるのは存在感か?対して川崎の日本人エースも正直何もできなかった.新外国人との連携が悪かったのか?勝手が違うように見えた.

 というわけで首位を守った川崎だが,長身DFに生きのいいボランチコンビにマルコン,ジュニーニョの外人の攻撃力.楽しいサッカーはしないが地力がある,といった印象.課題はサポータを増やすことかな?

仏GP

2006-07-17 03:32:51 | Motor
 久しぶりの感想.F1.

 F1よりW杯見てたし,忙しいのもあって書いて無かったんだけれど.まぁいいレースが続いていて見ごたえはある.ただピット作戦で順位を決める現代F1は完全な曲がり角だろう.バイクの方がBSで見れるならそっち見るしね.BS1の馬鹿が野球なんかのために買うの止めたから見れなくなった.毛って書いてある帽子のチームの試合なんかしてんじゃねぇよ,と怒りたくもなる.
 そういうバイクもシュワンツやレイニー,ドゥーハン,ガードナー時代を見てるんでちょっとロッシ独占の今は面白くなくて見てないんだけどね.大治郎がいなくなったのが大きかったなぁ・・・.うー,なんか見たくなってきた.

 話がそれた.優勝はジャイアンミハエル.と言っても2位にアロンソが入れば意味は無い.あれだけ優位だったのに2ストップに変えられたら勝負できないマッサはどうしようもないな,と言う感じ.

 ところでライバルは?ライコネンは勝負はついた感じ.昨年ほどマシンに切れも無いのでこの辺りの順位で今年は終わるだろう.デラロサはよくF1にしがみついている.彼が日本にいたころ,ここまで長くF1界に残るとは思わなかった.そんなに速くなかったし.まぁ頑張って欲しいけど次の若手もいるだろうからどうなるかわかんないけど.

 次に頑張っているのがトヨタ.Bに変えてから徐々に力をつけてきた.バックがでかいとやっぱそこそこまでまとめてくるね.ただ今年くらいが正念場だと思うんだけどね.来年のFISCOまでは頑張るか?

 あとは似たり寄ったり.BMWの変なウィングは好きだ.あぁいうチャレンジが新しい時代を作ってきたのはこれまでの歴史を見ても明白だから.ただかっこ悪いものは殆ど生き残らないけど(頭の上の小さいウィングくらいか?)

 で,ホンダさんはまたもや予選で1回目で落ちた.これをみるとアグリさんとこはよくやっている,と言っても良いんじゃないか?順位で4つくらいしか変わらないわけだし.増して10億単位の年俸のドライバーが乗ってもあの結果しか残らないんだから.ドライバーの価値は触れないでおくけど.
 結局チームは崩壊状態.ドライバーはメカニックへの責任転嫁の連続.チームは作戦ミスを連発.これでチームが良い方向に向くわけが無い.ホンダは一体何年F1やってるんだ?と言う感じ.
 まぁ本業と同じようにF1も悪化の一途だ.


 最後にアグリさんとこ.仏GPということでモンタニーを走らせたことは良かったと思う.でもこれ以降変えるのはねぇ・・・.左近はサードカーで結果出てないからね.あれでもし燃料の搭載量が琢磨とかより少なかったら絶望的.井出以下もありえる.この辺の日本選手押しをしているのがフジのような気がしてならないんだけれど.日本人でも結果残した奴以外なら乗せる意味無いんだけど.ユーンみたいに海外から笑いものにされた井出の気持ちになって欲しいところだ.

 とにかく次のGPから新車だ.目標はワークスホンダ越えを今年中に!と言うとこ.今ならできる.そんな笑える展開を期待.

どうでも良いこと

2006-07-16 21:34:00 | Sports:football
 たまには.

 セリエAで不正をしたチームが降格(まだ決定じゃないのかな?)するそうだ.ここのサッカーってのは伝統がある.いつも思うのは,日本の野球の位置付けとイタリアにおけるサッカーの位置付けは非常に似通ったいるんじゃないのか?と言うこと.大した裏づけがあるわけではないが.

 ただ今回の不正疑惑などを見ると「やっぱり近いんだろうな」と思ってしまう.裏でマフィアが絡んでるだろう(推測),八百長してるんだろう,汚い金が動いているんだろう,というとこらもそっくりだ.

 でも一番違うのは,不正が発覚したら今回のように厳正に罰せられる点.栄養費で罰は?オーナーが辞めた?すぐに帰ってきたけど.降格?2部が無いからできないの?勝ち星削減?マイナスになるから出来ないの?とにかく日本の野球は不正に対してイタリアのサッカーと比べても非常に甘い気がする.
 まぁあれほど国民に影響のあるイタリアサッカーと,暗黙のルールばかりでどんどんファンの離れている日本野球を比較する時点で無理かな?やっぱ興行なのでガチンコでものごとが行われている,と考える方が間違いだろう.

 マスメディアも球団を持っているから盗聴なんて手段もとれないんだろう.サッカー協会も素人監督を呼んだ人が情報隠蔽するような体質にならないよう盗聴しておいた方がいいかもね.
 もしサッカーが戦後人気No.1スポーツになっていたら,間違いなくセリエAのように,いやNPBのようになっていたんだろうな.そう考えると良かったのかもしれない.